2022-01-01から1年間の記事一覧

安曇川北流河口より

安曇川は河口より上流2キロメートルほどのところで、 南流と北流に分かれて琵琶湖に注ぎ込んでいる 以前とりあげた安曇川河口は南流であり、今回のものは北流河口になる 琵琶湖の最深部(104m)はこの安曇川河口より北西方向に数キロメートルのところに…

卯月

平野部や山麓では 四月は一年のうちで最も変化が激しく忙しい季節にあたる あちらこちらで木々が芽吹き、開花し、新緑に色付き 野に山に 種々の花々が咲き競い 昆虫が 野鳥が 魚が 活動を本格的に始め 季節のありがたさが最も感じられる季節になった www.you…

フデリンドウ

秋に咲く一般の リンドウ に対して 春に咲く ハルリンドウや フデリンドウ がある 下のフデリンドウは大きく写っているが せいぜい5cmくらいの背丈しかない ハルリンドウはそれより幾分大きいが それでも秋に咲くリンドウよりはずっと小さい フデリンドウは…

トキワイカリソウ

もうずいぶんと昔になるが 初めて イカリソウの花をみた時は驚いた 本当に船の錨(いかり)の形をしていて しかもぶら下がっている 久々に群生しているところに出逢った トキワイカリソウ(メギ科) 右手前に昨年の葉が見える トキワイカリソウの名前の由来…

ヤマブキ

七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだになきぞ悲しき 古典の授業だったのか、国語の授業だったのか とにかくほとんど聴いていなかった中で このような歌や話は鮮やかに覚えている 太田道灌と山の中に住まう女性との話だが なるほどなぁ・・ 桜や薔薇でも…

多くの積雪があった冬だったが、桜の開花は少し遅れたくらいで立派に咲いてくれた。 順番はバラバラで エドヒガンザクラ(バラ科)と ヤマザクラ(バラ科)を取り上げている 個々の名前はつけていないが エドヒガンは開花時には花のみで、満開を過ぎると黄緑…

オグラス山のタムシバ

毎年四月の初旬に 比良山地の北端にあるオグラス山(蛇谷ケ峯 標高900m)の西側山麓一面に タムシバの花がいっせいに咲く www.youtube.com たぶん歌からかと思う コブシを知っている人は多いと思うが タムシバはあまり知られていない ほとんどそっくりだ…

瓜割の滝 春 ② 植物

積雪が多く、多くの植物の開花、芽吹きが遅れている今年 そろそろ瓜割の滝でも早春の花々くらいは咲き出しているかと行ってみたら なんのことはない すべて一斉に咲き出していた 水温が一定の大量の湧水が一年中流れ出て この谷筋は 夏は涼しく、冬は暖かい …

瓜割の滝 春 ①

名水百選に選ばれているこの瓜割の滝は 滝口にまで歩いてゆくと 滝にばかり目をとられるが もとよりすべて湧水からなる 阿蘇や御嶽などの火山地帯 あるいは石灰岩地帯などには これ以上の水量を誇る湧水はあるかと思うが ここはまったく普通の地質のよくある…

弥生

フキノトウやツクシ、もちろんスプリングエフェメラルも一週間から十日、雪に埋もれているものは半月ほど遅れているように感じる。 ただ、いろいろな人間社会の都合に関わらず、やはり季節は巡ってきてくれる。 いよいよ、毎週どころか、日々の変化が忙しい…

伊吹山麓 早春

あまりにも降雪の多かった今年 早春に開花する花々もずいぶんと例年より遅れている 里にはほとんど雪が見られなくなってきたが 山麓や谷沿いにはまだまだ雪が残っている ただ、木々も芽吹かず、山肌は白いままの山麓も 川の流れの勢いや、谷間に指す光の色は…

キンポウゲ科

例年になく多雪になった今年は、琵琶湖岸や河川沿い以外にはまだまだ圧雪が残っていて、早春の花々の開花も、いつもより遅れるだろう。 残念ながら、三月に入ってもまだ Memories に頼らざるを得ない。 毎年まだ新緑も見られぬ頃から真っ先に開花するセツブ…

雨水

2022年は 2月19日(土)〜3月4日(金)が二十四節気の 雨水 にあたる。 雪が雨に変わるという季節だろうが、雪国では、今年ばかりはまだまだ一面の雪に埋もれている。今シーズンは十回の寒波が訪れたそうで、まだこれから降雪もありそうな予報も続…

北海道

コロナ禍の中、頑張って北海道を訪れた! うそ! 残念ながら北海道どころか、県外にも出られない。 災害に近いほどの積雪だが、ふだん見慣れている農耕地を一面の銀世界に変えてしまう。 以下、雪景色を・・・

豪雪

おそらく 04豪雪 と呼ばれるだろうと思う。 1日の降雪量過去最多 との報道も各地であり 北海道、東北、北陸 各地では 積雪量最多記録 ただ、同じ県内でも 湖北、湖西 以外の人にとってはほとんど実感がないだろう。 関西各地に在住の友人に 自宅周囲の画…

ボタン雪

撮った後で画像を見てみると、雰囲気のいい降雪が写っている。 こういうのは、撮ったのでなしに、撮れた・・・画像にあたる。 被写体は私が エノキ三兄弟 と呼んでいる湖岸のエノキの木だが 撮影時にそれほど雪が降っていた覚えがない。 翌々日に分かったが …

ミルキーブルー

この色を ミルキーブルー(Milky Blue) と表現していいのかどうか。 ちょうど硫黄を含んだ温泉がこのような色をしていることがある。 ずいぶんと昔だが、カナディアンロッキーを流れる ボウリバー(Bow River)が この色をしていて、さらに光るように見えるの…

モノトーン

いわゆるカラー写真なのだが、この時期は白黒なのかと思える画像が多くなる。 今年はまだまだ降雪が続く。

あねさんろっかくたこにしき

ちょうど下鴨神社の話を取り上げたので このブログのテーマとは関係がないが… 京都のすぐ近くで生まれ育ったが、関西の友人も知らないことが多かったので取り上げてみる 大文字山火床より京都市街 横に伸びる低い丘が吉田山 その奥が京都大学 さらに鴨川を越…

気 ⑦ 糺の森

最後に・・・ 下鴨神社 糺(ただす)の森 スイスからの女子留学生が、何年もの滞在後だろう 京都で最も好きなところはどこですか? と聞かれて、金閣寺でも、嵐山でもなく 糺の森・・・と答えたそうだ。 その話を聞いたとき、当たり前かも知れないが 日本人…

気 ⑥ 守護岩

これまでは誰が聞いても場所がわかりそうなところを上げてきたが、ここはかなりローカルな、知られていないところになる。 県の最北部、ほとんど若狭との県境に近いところに、山門(やまかど)湿原と呼ばれるところがあり、小規模ながらミツガシワなどの希少…

気 ⑤ 御嶽山麓 新滝

御嶽山には滝が多い。 西側の小坂というところから入るとたくさんの滝があり、中腹の濁河には緋の滝、材木滝などという大きなものある。 南面の山麓には、以前取り上げた田立の滝や付知峡、南東側には阿寺渓谷、柿其渓谷の滝など、大きな滝がいくらでもある…

気 ④ 神倉神社

熊野三山はすべて詣でたことがある。 ただ、熊野本宮大社も熊野那智大社も熊野速玉大社もあれほど有名なところであるのに関わらず、気を感じたことはない。知らなかったが、本宮大社は明治の頃までは、今の小高い丘の上ではなく、川原の中洲にあったようで、…

気 ③ 谷川岳

魔の山 谷川岳・・ などという言葉を聞いたことがあるが 谷川岳自体は比較的登りやすく、高山植物も多い魅力的な山だった 湖国からはあまりにもアプローチが遠すぎて、気軽に行けるところではないが 尾瀬 に行くときに必ず立ち寄っているので、二、三度訪れ…

気 ② 上高地

二十歳の頃だったと思う。友人たちと乗鞍高原の民宿に数泊したが、当時はまだ自然や山などなにも知らず、民宿の食堂に、上高地の、たしか大正池のポスターが貼ってあったと思うがなんとも思わなかった。ある日、単独行動をしてきた友人がきれいなところだっ…

気 ①

植物はほぼ活動を休止し、周辺の山野はほとんどが深い根雪に覆われ、 さらに人間活動まで自粛が続く今、 春までは Memories に頼らざるを得ない… 元気、活気、覇気、病気、根気、精気、人気、景気、勇気、意気、狂気、短気、陽気・・・ 気持、気分、気力、気…

ニホンザル

北限のサル・・・ 下北半島に生育するニホンザルが北限の猿にあたる。 考えてみれば、ゴリラもチンパンジーもオランウータンもテナガザルも その他小型の霊長類もほとんどは熱帯か亜熱帯に生息している。 海外からの人は珍しがって スノーモンキー と呼ぶら…

伊吹山 ②

湖岸はもとより、湖西の至る所から対岸の伊吹山は見える 以前から不思議に思っていたことだが 琵琶湖岸から見ると伊吹山は比較的小さく見えて 内陸から見ると大きく見える 内陸から見た場合、湖岸からの場合より距離が遠くなるのでむしろ小さくなるはずであ…

伊吹山 ①

植物をよく知っている人なら、このブログは琵琶湖の湖西、湖北を取り上げていながら、なぜ伊吹山が出てこないのかと不思議に思われるかもしれない。 理由が三つほどある。 一つは昨今の自主規制や感染防止等のため、ここ数年は、野外といえど自由に行動でき…

四季の色 ②

四季の色 ① より続く・・・ 春 夏 秋 冬 のそれぞれに 青 朱 白 玄 をあて そこから 青春 朱夏 白秋 玄冬 という言葉が生まれてきている そしてそれらの言葉を人生の四季に例えて使われるようになった この話を若い人たちに話すと 驚いて、目を見開いて聞き…