2022-01-01から1年間の記事一覧

十六夜 ①

残念ながら昨夜はほとんど曇りではっきりと名月を見ることができなかった。 幾分東の空に雲が残っているものの、今日は大丈夫だろうと夕方に湖岸に行ってみて、 月が出てくるまでは不安なものだったが・・・ 月の出がこれだけ感動するものだとは思わなかった…

センニンソウ

至る所でセンニンソウの花が目立ち始めた マメ科のクズやフジなどと比べれば控えめなツル植物だが 花の密度がすごく、一気に存在感が出る センニンソウ(キンポウゲ科) 赤は ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科) 赤は ヤマハギ(マメ科) これは琵琶湖では…

ノゲイトウ

おかしな言い方かもしれないが・・ 時折、園芸種かと思えるような野草に出逢うことがある。 ノゲイトウもその一つで、群生しているのを見ると 誰かが植えたのかと思ってしまう 熱帯アジア、インドに自生するが やはり セロシア という名の園芸種として流通し…

葉月

前線がかかり続け、あまり夏らしくなかった夏 熱波で作物もまともにできない国々も多いと聞くのでまだましかもしれないが やはり四季は四季らしくあってほしい なんとか夏らしい風景を集めてみた 湖岸夕景 内湖より 海津大崎より この後すぐ遥か対岸から河川…

ワンド

川や湖岸の一部が突出して岸を囲い込むようになった地形を ワンド と呼ぶ 琵琶湖最北部に 月出のワンド と昔から呼んでいる所があり、古い言葉なのだろう 少し調べてみると 淀川の人工堤によって岸にできた地形をワンドと呼んだのが初めで 湾処の字をあてる …

夏の花 秋の花

いつもなら夏の盛りのこの時期には一度は信州などの高地に行ってゆっくり花々を見たり、森や湿原を歩いたりする。 ところが昨年も今年もなぜか夏に 困った人? の波のピークが来ていて、仕方なく近くのできるだけ涼しそうな場所を選んで歩いたりしている。 先…

瓜割の滝 盛夏

暑い日が続く 水を汲みがてら冷気の漂う谷で涼むのがいちばんである 映像と音で少しは涼めるものかどうか www.youtube.com 瓜割の滝は若狭、いわゆる嶺南にある この前の洪水のため いまだに嶺北の福井とは、まともに交通が復旧していない

高時川氾濫

よく取り上げてきた高時川(姉川に対する妹川) 先週の木曜の朝に、普通に中流の河川敷で過ごしていたが、 翌日の朝には氾濫が起こり、完全に水没してしまい、全流域の至る所で被害が出てしまった。 多分木曜のことだったと思うが 東北の山形、福島及び新潟…

ぶるーいんぱるす

すぐ近くに自衛隊の饗庭野(あいばの)演習場がある。 戦後、演習場になってから70周年ということで、プルーインパルスが来て展示飛行が行われた。 普段のテーマでもなんでもないが、やはり実物を見ると迫力のあるもので、折角の機会なので初めて航空機な…

三年ぶりの素朴な花火大会

祇園祭などと同じで、各地の行事もなんとか三年ぶりにというところが多いのではないかと思う。例によって15分しかない素朴な花火大会もやっと今年は見ることができた。情勢を考えて15分にしたのではなく、毎年もとから15分の花火大会である。 生まれ育…

オーシャンブルー

初めて見かけたのは四国を歩いていた時だったと思う。 あまりにも豪華で、園芸種かとも思ったが、完全に野生化した状態だったので自生のはずである。ただ、種子ができないとあるから、元は誰かが植えたものだったのだろうか。 琉球アサガオ、ノアサガオ、あ…

湖岸にて

梅雨末期の激しい雨と捉えた方がよい 気候が異常なのであって、気象庁に文句を言う気は全くないが・・ 久々に晴れ間が見えたので、湖岸に行ってみると何ヶ所かの花園に出逢った オニユリ(ユリ科) 誰かが植えたわけではない 葉の付け根の ムカゴ によって栄…

林道歩き ②

渓流をはなれてから斜面を登って行く箇所 ヤブデマリ(レンプクソウ科) エゴノキ(エゴノキ科) エゴノキの実には毒がある カラスザンショウ(ミカン科) キレハノブドウ(ブドウ科) ノブドウ(ブドウ科) と ボタンヅル(キンポウゲ科) ノリウツギ(アジ…

林道歩き ①

この林道は山上のキャンプ、宿泊施設に通じているのだが、 よく取り上げている新緑や紅葉の天狗岩 カキツバタやレンゲツツジの群落がある平池(だいらいけ) にも通じている 集落からしばらくは渓流沿いになっていて その後山の斜面に沿って登り やがて尾根…

京都府立植物園 夏

久々の植物園 花々は端境期にあたるが、京都は時期を選んで来てはいない それでもいろいろ見て廻れるのがありがたい ルリタマアザミ(キク科) 日本に自生するヒゴタイと同じ仲間だろうが まぁきれいなものである・・・ イヌゴマ(シソ科) エゾミソハギ(ミ…

瓜割の滝 夏 植物

平地ではほとんど野草の開花が見られなくなるこの時期でも、ここではたくさんの花に出逢える。もともと川沿いという場所は植生が豊かなところだが、加えて大量の湧水のために谷一帯の気温、湿度が安定しているためだろう 近年、天候が不安定になり気温、雨量…

アゲハチョウ

湖岸を歩いているとアゲハチョウが飛び回っていた 砂地の塩分でもとっているのか、あまり逃げようともしない おかげで鮮やかな色彩をゆっくりと見ることができた キアゲハ(アゲハチョウ科) アオスジアゲハ(アゲハチョウ科) 並んでとまっている

ネムノキ

これほど早い異常な梅雨明けにもかかわらず 例年のようにネムノキの花が目立つ季節になった ネムノキは湖岸やバイパスの土手などにアカメガシワやヌルデなどとともによく生えている ということは、わりと荒地や貧栄養の土地に真っ先に生えてくる木々の一つか…

ユクノキ

早春の白いタムシバの花や、五月の黄金色のシイノキの花など、花が咲いて初めてこれだけの樹々があったのかと驚くことがよくあるが、いつもいろいろなところを廻っていながら、この山の斜面にこれだけのユクノキが咲き誇るのを知らなかった。 数年に一度しか…

深緑と白花

春には黄色の花が多く、秋には青色の花が多い 初夏からの季節には白花が多くなる・・・ というのを聞いたことがある 春や秋がどうなのかわからないが 初夏にあたる季節に 白花が多くなるのは 確かに言えそうに思える もちろんアジサイの青や ネムノキの赤や …

ムクロジ

通りかかった神社の樹々が見事だったので、集落のはずれにある小さな神社だったが立ち寄ってみた。 いきなり、入口の鳥居のそばに大きなムクロジが生えていて、ちょうど実がいっぱい落ちていた。奥にもさらに二本の大きなムクロジが生えていて、古木のケヤキ…

ツートーン

この時期には花色を変化させる花が何種類か咲く 単に色褪せてゆくのでなく、明らかに花色の変化があって ツートーンの花々はかえって目立ち、趣がある なぜ このように花色が変化するのか色々調べてみると 面白い説が載っていた スイカズラ(スイカズラ科) …

ウルトラマンのはっぱ

小さい子に これは ウルトラマンのはっぱ! と 教えてあげると たいていの子は 『シャキーン!』 と 反応してくれる この国では世代を超えてしっかりと文化が伝わっている ミズヒキ(タデ科) ウルトラマンがいっぱい 秋の穂(花序) 赤い穂だが 下から見る…

オニグルミ と サワグルミ

ちょうど オニグルミ と サワグルミ が並んで生えているところがあった 樹形も果実の形も異なるので区別はつきやすいが 並んでいると尚更わかりやすい 奥に すっくと 立っているのが サワグルミ 手前の下に広がっているのが オニグルミ 成長するとサワグルミ…

皐月

早いもので、もうまもなく春も終わり初夏になる 卯の花が匂い ホトトギスがなく季節 (ほんとうは、卯の花、ウツギはほとんど匂わないが・・・) 皐月の景観や花々を振り返って・・・ アカメヤナギ(ヤナギ科) キリ(キリ科) タニウツギ(スイカズラ科) …

皐月の色彩

この時期には灌木で 目立つ花を咲かせるものが多い ノイバラ(バラ科) ジャケツイバラ(マメ科) これらは湖岸沿いの交通量の少ない道路沿いの土手に咲いている 日当たりという点では最良の場所だが 長い目で見ると不安定な場所かもしれない ただ、斜面一面…

鶏足寺

湖東、湖北には山麓に、かつての大規模な寺院跡がたくさんある。本堂へ向かう参道沿いに平坦な土地がいくつも並んでいて、七堂伽藍や僧坊跡など、仏教関係の建造物が建っていたのだろう。以前とりあげた湖東三山も、あれだけ近くにあれほどの規模の寺院が建…

アヤメ科三姉妹

いずれアヤメかカキツバタ・・・ 以前取り上げたことがあるが 開花に先んじて・・・ アヤメ(アヤメ科) 外花被片に網目模様(あやめ)がある 三種の中ではもっとも渇いた場所に咲く アヤメ 白花 カキツバタ(アヤメ科) 外花被片に白いスジの文様がある 三種の…

新緑

それにしても 緑色とはいえ なんと多彩な色のあるものか。 緑色の色素 クロロフィル だけでなく 赤、紫、黄などの色素も混じっていて さらに 葉の表面の繊毛 や 光の反射 等 さまざまな組み合わせで成り立っているのだろう これらに加えて 春には多くの木々…

琵琶湖

ちょうど琵琶湖の景観を取り上げたので 琵琶湖 について もちろん日本においては最も大きな湖であるが 面積は 674 平方キロメートル 滋賀県の面積のほぼ 1/6 にあたる 貯水量は 275 億立方メートル 滋賀県に降る雨の 5年分 にあたり 淀川水系の人々…