2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
湖北の湖岸は夕景がきれいで、日本の夕日百選に選ばれている。琵琶湖を通して対岸の湖西の山並みに沈む夕日がきれいなのだが、湖岸が遠浅であり、ヤナギやハンノキが、あるいは竹生島の島影が景観に豊かさを添えている。 明治になるまでは太陰太陽暦(旧暦)…
ススキは秋の七草の一つに入っている。それだけ日本人の感性に馴染んでおり、誰でも見かける植物である。ただ、よく似た植物に オギ があり、荻原、荻田、荻窪…などよく名前は聞いていることと思うが、さて オギ というのはどの植物かというのはわからない人…
姉川ダムの近く、姉川の支流である 起し又川 を遡っていったところに五色の滝がある。裏磐梯の五色沼のように滝によって色が変わるわけではなく、また、水量も少ない渓流ではあるものの、植生は豊かで、カツラ、トチノキなどもあり、秋には紅葉が美しい。 た…
姉川の最奥部には甲津原という集落があり、その奥は渓流の様相を呈してきて、岐阜県との県境である伊吹山地の尾根筋も近づいてくる。この姉川沿の山々には植林が少なく、自然林が多く残されている。姉川、そして妹川(以前取り上げた高時川のこと)ともに、…
琵琶湖からほぼ東に姉川を辿っていくと、伊吹山地にぶつかり、そこから姉川は北方向に山間を遡っていく。いくつかの集落を過ぎて上流にまでくると、周囲の山々は自然林が多く残されており、春の新緑、秋の紅葉ともに見応えがある。伊吹山を含めたこの伊吹山…
人間界の都合など関係なく、今年も同じようにきれいに紅葉していた。 残念なことに、最近は湖岸や、林の中でもかつてない強風のために倒れたり、折れたりした木々が多い。両側が垂直に近い崖に挟まれて風を避けることができるせいもあるだろうが、ここ天狗岩…
今年は、遠くへ行けないのは残念だが、そのぶん近くの自然をゆっくりと見て廻った。紅葉の時期に入ってきたが、山麓や里山の林よりも、公園の木々は紅葉が進んでいる。木々の自生地が海外のものも多く、そのせいもあるかもしれないが、公園のカツラの木がほ…
ネコジャラシとしてほとんどの人が親しんできた植物かと思う。 エノコログサ(イネ科) キンエノコロ(イネ科) 逆光に映える植物の代表だが、風によって花粉を運ぶ風媒花である。 イネやムギ、トウモロコシなど多くの主要穀物がイネ科の風媒花だが、花とい…