INDIANSUMMER

琵琶湖の湖西,あるいはその近辺の自然および植物の紹介です。時折県外や海外の自然になることもあるかと思います。過去の記事を INDIANSUMMER TM にあげました。アドレスは   jiroviolet.hatenablog.jp です。

カタクリ

春の妖精(スプリングエフェメラル)の代表ともいえるカタクリ… あらためて振り返ってみると、とりあげていなかったように思う。 里山の雑木林に早春のみ開花し、その後樹木の葉が展開するに連れて、すぐに消えてしまう。足るを知る…というか、いさぎよし…と…

雨あがりのエドヒガンザクラ

エドヒガンザクラは 一分、二分咲きの淡紅色 から 徐々に淡桃色へ そして最後には白色になっていき、その頃には黄緑色の新葉が色づいてくる。彼岸を過ぎての雨は比較的暖かく、やはり今までの急に冷え込んでくる雨とは異なる。雨あがりのサクラは幾分花が閉…

酒波寺にて

今年はエドヒガンの開花が例年より早くなって彼岸過ぎ頃から咲き出したが、個体ごとのばらつきもみられる。酒波寺の行基桜は最も早く満開を迎えた。昔と違って多くの人に知られるようになり、年配のご夫婦や、小さな子供連れの家族などが来ていた。 少し異な…

春分の日

戦後定められた 国民の祝日 には春分の日は 「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」 とある。 ちなみに秋分の日は 「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」 もちろんそれ以前から 春、秋の彼岸 として先祖供養のみでなく、寺や宮中でも行事が行われてき…

ホトケノザ

場所によっては群生し、見事な花畑になることがある。花が小さいのでそれほど目立たず、小さな株だと見落としてしまうが、趣きのある花ではある。 ホトケノザ(シソ科) なお、春の七草の中でホトケノザと呼ばれるのは コオニタビラコ(キク科)のことで、こ…

色彩

近くを散歩していて久しぶりにヤママユを見つけた。しかも鮮やかな黄緑色で、冬の雑木林の中でよく目立つが、これでも一般の人は気付かないのだろう。ヤママユを人工飼育しようとすると簡単なことではないようで、自然条件下で育つ個体もいくつもの困難を乗…

初雪

例年なら、昨年の暮れに一二度は必ず降雪があるが、今年の冬は暖冬で年が明けてもさっぱり降る気配がなかった。冬に一度も積雪のないこともあるかと心配?していたら、立春を過ぎて急に積もった。ただ、この雪は湖西から南のほうにかけての降雪で、湖北には…

京都府立植物園 冬

この寒い時期に植物園が目的で訪れたわけではないが、この真冬でも咲いているものはあるもので、あぁ、そうかこの時期か と気付くものも多い。時折、霧雨が降ったり、急に日射しが出たりの寒い日だったが、ネックウォーマーが役に立って、サンドイッチを食べ…

越前海岸

スイセンを見に行ったのではないが、所用で越前海岸を訪れた。この時期、越前海岸の崖沿いにニホンズイセンの群生が見られる。ラッパズイセンに対していかにも日本のスイセンというイメージが定着しているが、元は地中海に原生地があり、中国を経て伝わった…

京都散策 ③

1月3日 初詣も兼ねて京都東山を散策。最近のオーバーツーリズム状態の京都を知っているので人混みの中を覚悟して行ったが、銀閣寺以外はほとんど人もまばらで、ゆったりとした時間を過ごせた。また、一部西洋人を見かけた他はあれほどいるはずの外国旅行者…

CHOPIN

CHOPIN この綴り読めますか? 複数形にして CHOPINS にすると生物の体を構成する主要元素 C(炭素) H (水素) O (酸素) N(窒素) P(リン) S (イオウ)になります。 I(ヨウ素)のみ主要元素ではありませんが。 CHOPIN は ショパン と読みます。ピア…

初冬

今年は比較的暖かい日が続いていて、例年なら師走に一度は降り積もる雪もない。晩秋から初冬にかけての期間がずっと続いているように感じる。ただ、気がつくとさすがに樹々はすっかり葉を落としてしまっている。Indian Summer 小春日和 の多い晩秋だった。 …

実り

先月から今月にかけての画像です。 サネカズラ(マツブサ科) いまは無くなってしまった妻の実家の垣根に使われていて、義母がよくビナンカズラのことを話してくれた。 ビナンカズラ(美男葛)は、枝や樹皮を削いで水に浸した液を整髪に用いたことから。 サ…

紅葉 2019 

春の芽吹きの時期のように、紅葉の時期の移り変わりも速く、あちらにも、ここへもと思っている間に季節は進んでいく。一度できることなら、紅葉を追って、北海道から東北、信越へと南下しながら各地を廻ってみたいと思うことがある。逆に、春は南から北へ桜…

京都散策②

糺の森 下鴨神社参道入口 下鴨神社 神木 シイ(ブナ科)だろう スダジイかコジイかわからない タラヨウ(モチノキ科) カナメモチ(バラ科) ネズミモチ(モクセイ科) 賀茂川 エノキ(ニレ科) 桜とともに等間隔で生えていたので植栽かと思う ここで気付い…

京都散策①

朝はずいぶんと冷え込んだが、昼になると天気はよくなり、もう紅葉は遅いだろうと思いながらも、京都の街をを散策した。地下鉄烏丸線の今出川駅を降りるとすぐに同志社大学で、構内を抜けて御所の北側に入り、東に向かって歩いて紅葉を楽しんだ後で、今出川…

琵琶湖夕景

鳥越林道の帰り、霧雨の降る曇り空が、峠にさしかかった昼過ぎには青空を見せ始め、夕方の帰りにはすっかり快晴の夕景を見せてくれた。 右から続くのが葛籠尾崎 その左に竹生島

鳥越林道 秋 ②

林道の岐阜県側は見晴らしは良くないが、植生の豊かな谷になっていて、舗装道路のすぐそばにトチノキが生えていたりする。今は県境の八草峠にも立派なトンネルができているが、考えてみれば岐阜県の揖斐川流域の最も奥深い地域のひとつになるかもしれない。 …

鳥越林道 秋 ①

この林道は昨年の六月に取り上げているが、それ以降、台風の被害で通行止めが続いていた。紅葉が見頃なのはわかっていたが、林道入り口の白龍神社の湧水では時折霧雨の降るどんよりとした曇り空で、どうしたものかと思いながらゆっくりと上がっていくと、あ…

蛇谷ケ峰山麓 紅葉②

もう十年ほどになるか?自然観察施設がすっかり取り壊されて更地になり、今は、徐々に自然の植生に戻っていく。ただ、一部風水害で壊れた登山道を除けば、倒れた樹々や折れた枝が散乱しているものの、周囲の散策路や林道は昔の面影のままで、歩いているうち…

蛇谷ケ峰山麓 紅葉①

以前ここには自然観察施設があって、蛇谷ケ峰(オグラス山)への登山口であるとともに多くの人の学びの場だった。施設はすべてなくなり様変わりしてしまったが、木々の紅葉は昔と変わらず、歩いていると種々の樹々があった場所を思い出す。谷を挟んだ隣の尾…

天狗岩

毎年、季節ごとに箱館山には行っているが、今年はすっかり行けなかった。植物調査の機会があったので、仲間と行ってみたが、夏の日照りや暑さ、その後の残暑の厳しさにかかわらず、ほぼ同じ時期に紅葉していた。 天狗岩というのはこの岩を指す。 下には川が…

タデ科

10月の下旬、ソバの花が満開になる頃に、タデ科の花もいっせいに咲き出す。意識して見てみるとたくさんの種類があるもので、一般の秋の花々よりも少し遅れて咲き、ほとんどは湿った土地に群生している。 ミゾソバ(タデ科) この花の色をみていると、蕎麦…

白糸の滝 軽井沢

規模は小さいが、富士山麓の白糸の滝と同じように地層の境目からきれいに流れ落ちる様子は同じで、こちらの方は繊細な感じがする。むしろ、規模が小さい分、周囲は木々に覆われ、渓流沿いの植生は豊かなように思えた。 MVI 7247 白糸の滝 の前段にある滝 こ…

志賀高原⑤ 田の原湿原

四十八池と呼ばれる棚田状の湿地があるらしく、比べたことはないが、志賀高原の中では最も大きな湿原かもしれない。国道のすぐそばにあり、近くの木戸池まで遊歩道があるようだ。きれいなシラカンバの林があり、また、この周辺のカラマツはほぼ自生とのこと…

志賀高原④ 雷滝

信州の中でも紅葉の名所として知られる松川渓谷は、麓から志賀高原の笠ヶ岳に通じていて、中腹に雷滝と名付けられた大きな滝がある。落差30m、裏見の滝と呼ばれる通り、滝の内側の岩がえぐれていて通ることができ、さらに下にまわって全体を眺めることがで…

志賀高原③ 渋峠

奥中央は日光白根山、その右に男体山 志賀高原を通る国道の、いや日本全土の国道の最高地点、渋峠。 ここはアルプスや北信五岳、浅間山、八ヶ岳、さらには上越の山々の絶好の展望台で、天気にさえ恵まれれば富士山まで見える。夕方に通りかかってあまりにも…

志賀高原② 雑魚川 大滝

ざっこがわ の おおぜん と読む カヤノ平からの道は奥志賀高原への道と、秘境として有名な秋山郷への道とに分かれる。分岐を少し秋山郷へ降りた所に大滝の表示があって以前から訪れたいと思っていた。車を止めてから二、三十分か、けっこう降って行かねばな…

志賀高原① カヤノ平

もう三十年近くになるか、家族でブナ林がきれいだということで、野沢温泉からカヤノ平まで行き、山小屋風の施設に泊まった。広い広間に自分たち家族だけで泊まり、夕食は鍋をもらったのを覚えている。翌日に、よければブナ林を歩いて奥へ行ったところに、「…

桂浜

先日のヒガンバナに続いて満開の桂浜 例年に比べて1週間ほどの遅れての満開かと思う ヨメナ(キク科)とヒガンバナ ヒガンバナ(ヒガンバナ科) 奥の島影は竹生島 シロバナサクラタデ(タデ科) 先日とりあげた白花のヒガンバナとは異なる個体が かなり離れ…