2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ナヨクサフジ

10年ほど前か、山中の集落近くの川の土手で初めてこのクサフジを見て以来、好きな野草の一つである。ヨーロッパからの帰化種でなんということもない野草だが、この周辺ではどこにでもあるというものではなかった。ナヨというのは弱、つまり弱草藤らしいが、…

賤ケ岳

しずがたけ…と読む。柴田勝家と羽柴秀吉との七本槍の戦いで有名な山だが、小谷城なり、姉川の合戦なり湖北は戦場地が多い。 昼から少しと登ってみたら想いもかけず快晴にて、遠方まで見晴らしよく、滋賀県中が見渡せた。 琵琶湖最北部 および葛籠尾崎 左端は…

キンラン

ちょうど春の連休の頃から咲き出すからか、散歩の人に気付かれて掘り起こされたり、あるいは食性の変わってしまった鹿に食べられたりしてずいぶんと減ったキンランも、よく探してみるとけっこう残っている。一般の人に対しては、キンポウゲがカムフラージュ…

植物群落

以前から、一面のコマクサ群落…というような使い方をしていたが、生態学の定義では、群落とは…一定の地域に相互に関連を持って生育している異種の植物の集まり… となる。群生…という言葉を使った方がいいのかもしれない。 ノウルシ(トウダイグサ科) ハマダ…

Spring ephemeral

春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称。 いつも春になると、すがすがしい気持ちでこれらの花々に出逢うが、足るを知るというか、潔さに感心してしまう。 カタクリ(ユリ科) トキワイカリソウ(メギ科) イチリンソウ(…

春の琵琶湖岸

琵琶湖岸では四季を通して木々や草花の芽吹きや開花、結実、紅葉などが見られ、変化に富んでいて飽きない。 アカメヤナギ(ヤナギ科)とハマダイコン(アブラナ科) ノウルシ(トウダイグサ科) 葛籠尾崎より 琵琶湖最北端の塩津湾

高時川源流

滋賀の最北端を流れる高時川は別名、妹川ともよばれ、同じく湖北の姉川と合流して琵琶湖へ流れ込む。上流には日本海要素と呼ばれる、雪に適応した多くの植物が分布している。 ユキツバキ(ツバキ科) ヒトリシズカ(センリョウ科) ハルトラノオ(タデ科) …

Indiansummer2

最高峰グランドティートン峰 4197mを中心としたティートン山脈はアメリカの国立公 園の中で最も美しい景観と言われます。五十年以上ティートンの麓に住んでこられた老女がこん なことを言っておられます。 「私はヨーロッパのアルプスも見たし、ヒマラヤにも…