Landscapes

降 雪

今年は積雪がずいぶんと少ない いつか述べたようにいつもの冬の季節風 北西の季節風 が 西風に変わってきているように思う それゆえ 北陸や東北では大雪になっているところがあると聞く 時には1メートルを超える雪が降る湖西や湖北にとっては ありがたいこ…

初冬

いいのか悪いのか 今年も晩秋の時雨は少なく暖かい日が多かったように思える 高い山は雪化粧をするようになったが まだ里までは降りてきていない ただ北陸や東北では警報が出ているところもあるようで あれほど暑かった夏だが やはり冬は来る というか全体に…

山麓の紅葉2024

山麓の紅葉 としているが 今年は紅葉が全体に遅れ また場所によってばらついているように思える 毎年そうなのかもしれないが 平地では 湖畔や水辺のものは少し遅れ今が盛りかもしれない とりあえず 早めに紅葉したものを場所を限らず 集めてある YouTube と…

晩秋の湖岸夕景

例年ならこの晩秋の時期は冷たい雨が降り続く気持ちも沈みがちな季節だが、いいのか悪いのか最近は暖かく穏やかな日々が多くなった 本来瀬戸内や太平洋側の地域がこのような気候なのかもしれない 昼間にも冷たい雨が降ってはあがるのを繰り返すため、よく虹…

箱館山 秋

遅れはしたものの 今年も木々の そして山々の紅葉は訪れた ただ 夏の暑さや乾燥で 多くの木々の葉は痛み 色づく以前に枯れたり 散ってしまったものもある 異常気象が増え かつてなかった規模の災害が起こるようになったが 木々や 山々や 森が 自然との関わり…

三川公園

濃尾平野に三川公園というところが二ヶ所ある と思っていたら 調べてみると三ヶ所あった 三派川地区 中央水郷地帯 河口地区の三ヶ所で 正確には 木曽三川公園といい 岐阜県 愛知県 三重県の三県にわたって設けられた 国営の公園である 三川(さんせん)とい…

タデの花のじゅうたん

秋も後半になってくると、 と言っても今年はほとんど前半がなかったようなものだが 野菊とタデ科の花々が目立つ季節になる この時期に田の畦や休耕田を見て回ると 思いもかけないきれいな色彩に出逢うことがある これら野の花々の多様性は 農耕の営みがあっ…

コスモス

この夏の いやこの夏から秋だった日にかけての 異常な熱さで 多くの花々や木々が傷めつけられたが 一見弱々しいイメージのコスモスは 今年もなんとか咲いてくれていた 雨も少ない日が続いたが 地区の人が日々世話をされておられたのかもしれない 湖西にある…

Ley Line 伊吹山から竹生島を越えて

年に2回 春分と秋分の日に 太陽は 伊吹山 の頂上から昇り 光の筋は 竹生島 を越えて 湖西の 王塚古墳 日置前神社 さらには 大山 出雲大社 へと伸びてゆく はるか昔 縄文時代の人々が崇めていた光の筋である www.youtube.com 現代は・・ あまりにも自然を忘…

伊吹山三合目の現状と復活してきている植物

伊吹山ドライブウェイの通行と頂上周遊は可能だが いわゆる表参道と呼ばれる登山道は崩壊のため登山禁止となっている 私自身はもとより体調面から山登りはできなくなって久しいが 伊吹山は頂上のお花畑だけでなく全山貴重な植物が生育している いや 生育して…

仲秋

今年も湖岸へ行って名月を眺めた 中天にかかる名月も趣があってよいが 月の出はまた独特のよさがある ただこの暑さばかりはそぐわしくない 本来 仲秋は 秋とみなされる 文月 葉月 長月 の真ん中 仲秋である葉月の まさに真ん中 十五夜の中秋を愛でる行事だろ…

夕映の空

この異常な暑さにも関わらず 今年はあまり発達した積乱雲を見なかった ここに来て盛夏とみまがうほどの暑さになり ほぼ東方向から南方向までを覆い尽くすほどの雲に覆われた この時期にこれほどの夕映えが見られるのが いいことか悪いことかよくわからないが…

荒天の夕空

台風が近づいてきている湖岸からの夕景だが 風はほとんどなく、湖西の空は晴れていて 西の空には夕焼けも見られた 普段見たことのないロール状の雲が南北に伸び 東の空は赤みを帯びて湖面まで染めていた 伊吹鈴鹿山地の東側では豪雨なのかもしれず きれいと…

琵琶湖岸 ハスの大群落

十年ほど前になるか この湖岸にハスが広がり、花が咲き出した 年々広がっているように思える 今では多くの人が気付き 訪れるようになってきた 以前はここより少し南の早崎内湖(干拓地ビオトープ)に 一面のハスが広がっていた が、県の方針なのか重機が入り…

盛夏

猛暑、酷暑と呼ばれる異常な日々が続くのは当たり前になった 気象予報の暑さを示す表示として黄、橙、赤が使われてきたが 紫が使われだし、最近ではどす黒いえんじ色を見かけるようになった・・・ 立秋を過ぎて幾分和らいだようにも思うが 予報ではまだまだ…

棚田のハス

湖北にある集落の 奥まった谷間の棚田のハス畑 湖岸のハスはよくとりあげてきたが 栽培のものは小さな規模しか見たことがなかったので 近くに来た折に寄ってみた 3ヘクタール弱あるという ハス(ハス科) www.youtube.com

はてなブログ と YouTube と 

ブログを始めてずいぶんと年月が経った 振り返ってみると 2017/05/09 からなので7年と少しになる 最近はよく YouTube の動画で編集することが多い 数多くの植物を紹介したり 湖や山々などの広大な風景 あるいは 川や滝の流れなどを表現するには動画の方がよ…

稲風(いなせ)

稲風 と書いて いなせ と読む 田圃の稲の上を風が吹き渡る様を表す言葉だが 梅雨明けのこの時期がもっともみごとな頃かもしれない www.youtube.com 四年前に 稲風(いなせ)と麦浪(ばくろう)としてとりあげている jiroviolet.hatenablog.com 風や波や光や音…

朱夏 夏の花々

春は青春 夏は朱夏と表現されるが その言葉に合わせるように この時期には多くの朱色の花々が咲き出す もちろん朱夏はこれらの花々の色からつけられた言葉ではないが 朱色の花は 他の季節ではあまり見られない 多くはもともとユリ科に属していた花だが 新し…

夏 琵琶湖岸

やはりすっきりと晴れわたった日は少ないので 雨が上がってもどんよりとした曇りが多いが 琵琶湖岸に行ってみると意外と鮮やかな色彩に出逢うことがある 青と緑の対比というか 曇り空の下でも湖面が淡い水色に見える場所があった 普段は植物や風景を意識して…

安曇川

安曇川(あどがわ)とよむ 多くの人は あずみ川 と読むのではないだろうか 古代の海洋族の安曇族が九州から全国に移動し 信州の安曇野なり ここ湖西の安曇川なりに住み着いた 昔 司馬遼太郎さんが安曇川の地名を聞いて 「ほぅ ここにもありましたか」 と言われ…

ユクノキ

昨年は一本も咲かなかった 一昨年は全山雪かと思うほどに咲き誇った 今年はある程度は咲いている どういう風になっているのか 湖西のオグラス山に咲くタムシバでも同じようなことが起こる 柿などの隔年結果はよく知られている現象だが 果実の成長とともに翌…

高時川

二年前の夏の豪雨によって洪水を引き起こし 何ヶ所かの決壊と 河口部さらには琵琶湖全域へ大量の流木が流れついた この画像 映像は 上流部のものにあたるが さらにここより上の源流部に豊かな植生が残っている が・・・入れない 洪水が起こる数年前から源流…

冠山

冠山(かんむりやま) 岐阜 福井県境の山だが 容姿がすこぶる印象的な山で 烏帽子 というのか昔の冠 いわゆる衣冠束帯とかいう頃の冠の形をしている 昔 それこそ15年以上前になるが よく友人たちと登った 姿がよい上に 展望もよく さらに花々が豊かである …

照葉樹の森

五月は照葉樹にとっても 落葉と同時に 新葉展開 の時期にあたる ナラやサクラ、ケヤキなどの夏緑樹は落葉するが シイやカシ、ツバキなどの照葉樹は常緑である 常緑樹という言葉を鵜呑みにすると 一年中葉をつけているように思えるが そんなことはなく やはり…

比叡山 ①金大巌(こがねのおおいわ)

比叡山としているが 日枝山(ひえのやま) もともとの比叡の山をとりあげている 以前から行きたいとは思っていたが 標高差200mくらいの急勾配を登ることになる 平地はある程度歩けるが 坂で負荷がかかると体調を崩してしまう ただ 奈良への旅である程度の…

箱館山新緑

連休中はどこへも行かないようにしている ただ 足早に過ぎ去ってゆく春に感じたが 木々の新緑については 山麓ではすでに終わっていても 箱館山へ上がればまだ残っているだろうと 朝早くから行ってみた 数日前ならさらに多彩だったかもしれないが ほぼ新緑の…

卯月 湖岸春景

昨秋から続いていた渇水もほとんど解消され 見慣れた湖岸の景色の中で桜を見ることができた コロナ禍以来 多くの人が湖岸に訪れ憩うようになった 何かキャンプ場、あるいはグランピング場とかいう施設がやたらと増えてしまった もう登山はできないが 全国の…

奈良 ③ みたらい渓谷 風景

今でこそ道がついているが とんでもない山奥である すぐ近くに 洞川(どろがわ)温泉という 大峰山の修験道の行者が宿泊所としたところがあるが 昔はそこへゆくのも大変だったろう 奈良は山中の川の水がきれいで深みがある 周辺の川を含めて たしかに気持ち…

奈良 ② 山の辺の道 崇神天皇陵

新緑が鮮やかなのはその頃を狙って出かけたのだが うれしいことにところどころに桜が咲き残っていてくれた 時期的に カスミザクラが多かったと思うが なかには ヤマザクラもあったように思う 三輪神社から石上神宮まで歩いた中で 多くの優れた景観に出逢った…