Landscapes

朱夏 夏の花々

春は青春 夏は朱夏と表現されるが その言葉に合わせるように この時期には多くの朱色の花々が咲き出す もちろん朱夏はこれらの花々の色からつけられた言葉ではないが 朱色の花は 他の季節ではあまり見られない 多くはもともとユリ科に属していた花だが 新し…

夏 琵琶湖岸

やはりすっきりと晴れわたった日は少ないので 雨が上がってもどんよりとした曇りが多いが 琵琶湖岸に行ってみると意外と鮮やかな色彩に出逢うことがある 青と緑の対比というか 曇り空の下でも湖面が淡い水色に見える場所があった 普段は植物や風景を意識して…

安曇川

安曇川(あどがわ)とよむ 多くの人は あずみ川 と読むのではないだろうか 古代の海洋族の安曇族が九州から全国に移動し 信州の安曇野なり ここ湖西の安曇川なりに住み着いた 昔 司馬遼太郎さんが安曇川の地名を聞いて 「ほぅ ここにもありましたか」 と言われ…

ユクノキ

昨年は一本も咲かなかった 一昨年は全山雪かと思うほどに咲き誇った 今年はある程度は咲いている どういう風になっているのか 湖西のオグラス山に咲くタムシバでも同じようなことが起こる 柿などの隔年結果はよく知られている現象だが 果実の成長とともに翌…

高時川

二年前の夏の豪雨によって洪水を引き起こし 何ヶ所かの決壊と 河口部さらには琵琶湖全域へ大量の流木が流れついた この画像 映像は 上流部のものにあたるが さらにここより上の源流部に豊かな植生が残っている が・・・入れない 洪水が起こる数年前から源流…

冠山

冠山(かんむりやま) 岐阜 福井県境の山だが 容姿がすこぶる印象的な山で 烏帽子 というのか昔の冠 いわゆる衣冠束帯とかいう頃の冠の形をしている 昔 それこそ15年以上前になるが よく友人たちと登った 姿がよい上に 展望もよく さらに花々が豊かである …

照葉樹の森

五月は照葉樹にとっても 落葉と同時に 新葉展開 の時期にあたる ナラやサクラ、ケヤキなどの夏緑樹は落葉するが シイやカシ、ツバキなどの照葉樹は常緑である 常緑樹という言葉を鵜呑みにすると 一年中葉をつけているように思えるが そんなことはなく やはり…

比叡山 ①金大巌(こがねのおおいわ)

比叡山としているが 日枝山(ひえのやま) もともとの比叡の山をとりあげている 以前から行きたいとは思っていたが 標高差200mくらいの急勾配を登ることになる 平地はある程度歩けるが 坂で負荷がかかると体調を崩してしまう ただ 奈良への旅である程度の…

箱館山新緑

連休中はどこへも行かないようにしている ただ 足早に過ぎ去ってゆく春に感じたが 木々の新緑については 山麓ではすでに終わっていても 箱館山へ上がればまだ残っているだろうと 朝早くから行ってみた 数日前ならさらに多彩だったかもしれないが ほぼ新緑の…

卯月 湖岸春景

昨秋から続いていた渇水もほとんど解消され 見慣れた湖岸の景色の中で桜を見ることができた コロナ禍以来 多くの人が湖岸に訪れ憩うようになった 何かキャンプ場、あるいはグランピング場とかいう施設がやたらと増えてしまった もう登山はできないが 全国の…

奈良 ③ みたらい渓谷 風景

今でこそ道がついているが とんでもない山奥である すぐ近くに 洞川(どろがわ)温泉という 大峰山の修験道の行者が宿泊所としたところがあるが 昔はそこへゆくのも大変だったろう 奈良は山中の川の水がきれいで深みがある 周辺の川を含めて たしかに気持ち…

奈良 ② 山の辺の道 崇神天皇陵

新緑が鮮やかなのはその頃を狙って出かけたのだが うれしいことにところどころに桜が咲き残っていてくれた 時期的に カスミザクラが多かったと思うが なかには ヤマザクラもあったように思う 三輪神社から石上神宮まで歩いた中で 多くの優れた景観に出逢った…

奈良 ② 山の辺の道 風景

歩いているうちに気付いた あぁ ここは昔の 私たちが子供の頃の風景だと 景観条例・・とかいうものがあるのだろう また歩けばわかるが 至る所に古墳がある 下手に掘れない 道も付け替えられない 田も畑も昔の面影のままである いつの頃だったろう 農地が効率…

奈良 ① 赤目四十八滝 滝

久々に奈良を訪れたので数回に分けてアップする 吉野の桜やその他の桜も見たいが 人の多さが大変なので 渓谷の新緑と早春の植物 山の辺の道の新緑の景観と古墳や神社の歴史散策に絞って 赤目四十八滝 山の辺の道 みたらい渓谷 葛城山麓の神社 を訪れた 赤目…

朝 霧

朝から深い霧で、山肌に雲がかかるような景観が見られた このような日は幾分寒さも和らいで、しっとりとした風景が見られる ヤマエンゴサク(ケシ科) 兵庫県の明石のあたりに 朝霧 という名前の駅があったようにも思い 調べてみたらやはりあった ほぼ明石海…

雪景色 ②

なんのことはない 気温はまったく上がらず 午後も雪は降り続いた 護岸工事が進み ずいぶんと少なくなってきた川辺林だが 一気に雪化粧してくれた 日差しの違いでこれだけ変わる このケヤキの中央に道路が走っている

雪景色 ①

一月の下旬にまとまった積雪があったが、雪の少い年ですみそうである ありがたいことなのだが、そういえば今年は雪景色を撮っていなかった 今朝はちょうど 撮っておいてくださいね と言わんばかりの積雪になった ザゼンソウ(サトイモ科) やはりザゼンソウ…

奥の洲

私には 天の橋立 が連想されるが 若い人たちはまず モン・サン・ミシェル を思い浮かべるらしい 琵琶湖では昨秋から渇水が続き 湖岸線が沖合に引いて行く景観が各所で見られるようになった 以前にも時折取り上げている湖北の湖岸だが 琵琶湖岸の中でも最も遠…

冬の贈り物

これが何なのかはよくわからない ただ昨年から渇水が続いていて もとは内湖だったと思うが 公園の池として整備されているこの池もずいぶんと水が減っていた そしていきなりの積雪の後の姿である 水が干上がっていた池の底の土の色かとも思うし 何か藻類など…

伊吹鈴鹿夕景

この画像、動画も二日の夕刻のものになる 湖南からの帰りに湖岸に立ち寄ってみたのだが 湖面や東の空に様々な色が見られた ここの湖岸は少しトンネルっぽいところを抜けてゆくのだが 浜に出た途端に歓声を上げるほどだった 大袈裟に言えば 自然が語りかけて…

薄紫

この朝景は二日のものである それゆえ初日の出とは言わないが 一日は荒天だったので敢えて言えば この日が初日の出にあたるかもしれない 残念ながら対岸の山々には低いながら雲が掛かっており 山々からの日の出はみられなかったが その代わりというか 湖面上…

貫川内湖

貫川(ぬけがわ)内湖 と読む 琵琶湖沿岸にある内湖の一つだが この内湖は北湖と南湖に分かれており その間を 境川(貫川)という川が流れて琵琶湖へ注いでいる 百聞は一見に如かず・・・ かつて琵琶湖岸には数多くの内湖があった また今は上の写真のように…

晩秋の湖岸にて

すっかり紅葉も終わり ほとんどの木々は落葉した いよいよ強い寒波がきて雪景色に変わるだろう 少し前の今月上旬のものになる 毎年晩秋になると 湖岸のアカメヤナギに絡んだツタが見事な彩りを見せてくれる このヤナギにはナツヅタもフユヅタ(キヅタ)も絡…

気比の松原

今回の紅葉はウルシ科の植物に絞ってとりあげている 触れるとかぶれる方がいるのは当然だが 画像を見るだけでも嫌だという方がおられるかもしれない その場合はパスしていただきたい 残念ながら今年は紅葉の盛りの十一月に出かけることができなかった 以前も…

秋風

朝晩は冷え込み、時折時雨の天候となる 晩秋の時期にあたる かと思えば昼間は汗をかくほど暑くなる 残暑の時期の感じがする ようやくキンモクセイの香りがするようになったが 二週間遅れだという ところがイチョウの色付きはずいぶんと早い 今年ほど秋の訪れ…

仲秋

弱い雨や曇りがちの日が続いていたが、この日のみを狙ったように快晴の日になった 昨年と同じく 月の出を湖岸から眺めたが やはり素晴らしいものだ ある意味で 感動ものである 山の端から月が出てくるだけのことだが 経験して見るとわかる 十六夜 や 立ち待…

夏雲 Ⅱ

おそらく八月の下旬、九月に入ってもこの暑さは衰えないのだろうと思っていた ただ、雲を見ていると、積乱雲もあるのだが秋の雲も混じってきて複雑な空模様をしている ただ日中はすこぶる暑い この暑さの中でも 秋の花々も見かけるようになってきた 湖西では…

夏雲

あまりにも暑い日々が延々と続き 異常が平常になってきている 台風によって少しは変化があるかと期待したが 数日の曇りがちな日の後、まったく変わらぬ日々が戻ってきた 元気なのは 夏雲のみ 先月から撮り溜めていたものを集めてある 夏雲 www.youtube.com …

続 これでいいのだ! 素朴な花火大会

写真とともに動画も撮ってあったのだが、湖岸の砂地に三脚を立てたため画面が傾いていた 工夫すればなんとかなるもので、短くまとめてあるが いいところを抜き出しているわけではない 風の強い日だったので波の音が大きかったり ピントが合っていなかったり…

これでいいのだ!

今年も昨年に続いて十五分の、球数も少ない花火大会がおこなわれた たった十五分だがこれで 十分 いや 充分 である 十分は数量的なものを、充分は精神的なものに使うとある やはりこの場合は充分である 毎年 湖岸に座って見ているのだが近くに町営住宅や障害…