昨年からまともな積雪がなく、ありがたいには違いないがこんな年も珍しい。
と思っていると、いきなり最強寒波とのことで各地にかなり混乱が生じたようだが、
どちらかというと湖西はいつも通りの積雪で済んだ。
ただたしかに気温は低く、一日中氷点下の日も何日かあった。
例年通り・・
景色は白一色に一変した。
一気に雪景色となって、素晴らしい景観も多く観られたので、いくつかに分けてあげてみる。
ハンノキ(カバノキ科)
ハンノキ(カバノキ科)
昨年からまともな積雪がなく、ありがたいには違いないがこんな年も珍しい。
と思っていると、いきなり最強寒波とのことで各地にかなり混乱が生じたようだが、
どちらかというと湖西はいつも通りの積雪で済んだ。
ただたしかに気温は低く、一日中氷点下の日も何日かあった。
例年通り・・
景色は白一色に一変した。
一気に雪景色となって、素晴らしい景観も多く観られたので、いくつかに分けてあげてみる。
ハンノキ(カバノキ科)
ハンノキ(カバノキ科)
この日(13日)の朝も湖北へ出掛けがてら、あまりもの景観に到着はかなり遅れてしまったが、そんなことはまったく気にならぬ光景を見ることができた。
彦根気象台によると、放射冷却で発生する霧とは異なり、上空に温かく湿った空気が流れ込み、風が弱かったことから、湖上で霧が発生しやすい条件が整ったとみられる・・とのこと
たしかに10mほどの高さの土手からなるバイパスより琵琶湖側にしか濃霧は発生しておらず、湖面から生じているように見えた。
県南部でも比叡山上から見ると高層ビルの上部が見えているだけですっぽりと全域が霧に覆われていたようで、この時期には珍しいようだ。
どこかと思うような光景だが
普通の耕作地が霧一つでこんなふうになる
この日は漁に出ておられてもきれいだったろう
これが湖面から霧が発生する現場
早朝には一面を埋めていたかと思える
薄い霧が湖面を覆っている
この方向で見るとよくわかる
少し盆地になった場所
以下は昼からのものだが・・
場所と方向によっては沖の景観が見えない
海津大崎から湖西の湖岸と山々
11日の夕景に続いて・・・
12日の朝は至る所に霜が降り、雪かと思えるほど真っ白になっていた。
もともとこの一月の中旬に積雪がないなどというのが珍しいのだが、特にこの11日からの数日間は例年には見られない気象が続いたように思う。
ちょうど12日、13日と続いて湖北に行く用があり、少し早めに出かけただけで思いもかけない光景に出逢うことになった。
日の出
伊吹山黎明
上の日の出を撮った後、湖岸に向かったが、これは間に合わぬとの判断で
途中の耕作地から伊吹山を撮っている
中央下部に竹生島 その下に湖面が少し見える
湖岸草地の霜
これは雪ではない
湖岸朝景
翌日にはさらなる景観に出逢うことになる
まだ明日に続く・・・
すっきりと晴れ渡り、穏やかな日があったので湖岸にて対岸の伊吹、鈴鹿山系を撮ってみた。
以前にもよく書いている通り、湖西からの対岸の夕景は東方向にあたり、夕焼けではなく、夕映えになるが、時によってはさまざまな色彩が混じって見事な時があり、それはむしろ冬に多い。
以下は11日の夕方の撮影だが、11日の朝から13日の朝にかけての三日間はこの時期にはあまり経験しないような天候で、すっきりと晴れ渡って、朝焼け、夕映えがきれいなばかりか、広範囲の朝霧が発生したり、かなりの霜が全面に降りたり、随所で見事というほかないような景観に出逢えた。
これは朝 10:15
おそらく湖北一帯は霧に包まれている
14:08
16:47
この頃から夕映えが始まる
赤、青、桃色が見られる
16:49
16:55
赤味が増してくる
16:56
赤味、紫を帯びてくる
手前の湖面に緑も残っている
16:58
橙色も
17:06
ほぼ紫に染まってくる
どれか一つの色合いを選べと言われたらこの時を選ぶ
17:08
17:11
だんだん色味が薄くなり、暗くなってゆく
これらは Jpeg 撮って出し と呼ばれる画像で、何も触っていない
伊吹山のみの変化を取り上げたが、同じ日の鈴鹿あるいは南方向を次にまとめてみる
四季の自然と植物・・・
このブログの副題だが 昨年の一年間に出逢った花々と自然をまとめてみた
ここでは都会の利便性はなく、冬は積雪に耐えねばならないが
昨今の社会情勢の中でこのような時間を持てたことは本当にありがたいと思う
分けずに一気に一年を通しているので少し長く 6分半ほどある
感覚的に 半分は湖西の 半分は湖北のものにあたる
残念ながら体調面から山登りはできないが
願わくば
今年はより多くの花々や自然に出逢えることを...
難しい漢字だが・・
比叡・・
この字は読める人が多いのではないかと思う
である
(以下 日吉大社についての 特に祭神についての説明は
わかりにくいと思うので随時とばして読まれるとよいかと
ただ 神々の関係がわかると面白いものではある)
今年の年始は今のところ積雪が少なくほんとうにありがたいが
元旦の朝以外は冷たい時雨やみぞればかりで
まともに初詣にいけなかった
このような時は南にゆくしかない
(天智天皇の近江神宮はいつもなぜかとんでもなく混むので避ける)
坂本の町の雰囲気がよいので
日吉大社に詣でることにした
おそらく全国各地の大きな寺社に行くよりは人混みもなく
遥かにゆったりと過ごせるが
ここは穴太積みで知られた石垣が
随所に見られるのですごく雰囲気がよい
穴太積みの石垣
穴太(あのう)という集落がこの門前町坂本のすぐ近くにある
大きな石鳥居のある参道の両脇を歩いてゆくが
里坊と呼ばれる延暦寺の僧侶の坂本での住居に沿って
延々と穴太積みの石垣が続く
参道脇の里坊の一つ
なだらかな参道の右奥に大宮川と呼ばれる川が流れ
そこに日吉大社があるが
神社の裏山は八王子山と呼ばれ
参道からでも二つの大きな社が並んでいるのがわかる
右が 牛尾宮 大山咋神荒魂(おおやまくいのかみのあらたま) 日枝山の地主神
東本宮本殿の祭神
左が 三宮宮 鴨玉依姫神荒魂(かもたまよりひめのかみのあらたま)大山咋神の妻
東本宮では樹下神社
賀茂別雷神(かもわけいかずちのかみ)の母
ここにおられる 大山咋神 ということになる
なお 鴨玉依姫神 は下鴨神社に 父(賀茂別雷神のおじいさん)と共に祀られている
ちなみに 以前取り上げたが 上賀茂神社 下鴨神社 の表記は 合流前の賀茂川 高野川と合流後の鴨川 から来ている
この二つの社の間奥に 金大厳(こがねのおおいわ)
と呼ばれるいわゆる磐座があり
この岩がいわゆる 日枝山 つまり 比叡山 のおおもとにあたる
初めて知った時
あぁ そうか!と思ったが
比叡(ひえい)山はもともと日枝(ひえ)山から来てきる
この金大厳に行きたいのだが残念ながら体調のことがあり登った事がない
ゆっくり時間をかけて登れば行けるかもしれないのでいつかはとは思う
後に平安時代だったか
日枝 を 日吉 に変え ひえ と呼んでいたが
最近では読みやすい ひよし になったようである
だから 全国の 日吉神社 日枝神社 山王神社 などのおおもとはここになる
(山王というのは大山咋神のこと)
境内の入り口の鳥居
早川神社
日吉大社特有の山王鳥居
神仏習合から来ている
今でも毎年一回天台座主が神社の行事に参加される
日吉三橋と呼ばれる大宮川にかかる最古の石橋
下流から 二宮橋・走井橋・大宮橋 の三橋で 豊臣秀吉が天正年間に寄進したと伝えられており、その後1669年に石橋に架け替えられた
それにしても350年ほど前のものになる
よくこれらの橋の上で時代劇などを撮っている
祇園岩
大威徳岩
このような霊石が随所にある
西本宮楼門
楼門の四隅に猿がいる
猿は日吉大社の守り神なので境内の至る所に猿にまつわるものがある
西本宮本殿(国宝)
大己貴神(おおなむちのかみ)つまり大国主神(おおくにぬしのかみ)の別名 を祀る
大国主神ならさすがに 東本宮の 大山咋神(日枝山の地主神)より格が上ということで
西本宮を大宮と呼ぶとあり
それで側を流れる川の名前が大宮川なのかぁ!
本殿わきのカツラ(カツラ科)の大木
四手が巻かれていた
宇佐宮本殿
全国に八幡宮がたくさんある
那須与一が扇の的を射る時に「南無八幡大菩薩 願わくば・・」というので
大分の宇佐八幡宮だった
八幡大菩薩・・・
確かに神(八幡宮)仏(菩薩)混合である
日本では神道と仏教が喧嘩せずに融合してきたのだろう
宇佐宮本殿の両脇に橘が植えてありちょうど果実がなっていた
タチバナ(ミカン科)
一般のミカンよりかなり小さい
どんな味なのかと思うが採るわけにはいかない
おそらくほとんどの人がこの実を採ることはないだろう
こうして日本の森は守られてきたように思う
白山神社本殿
忍耐(しんぼう)地蔵 とある
木の幹に挟まっておられるが たくさん花が供えられていた
金大厳(こがねのおおいわ)および
両脇にあるのが登れない時の 遥拝所
春の山王祭で上から 七体の神輿が降ろされる
東本宮楼門
東本宮樹下神社本殿
鴨玉依姫神が祭神
東本宮本殿(国宝)
大山咋神(日枝山の地主神)が祭神
タラヨウ(モチノキ科)
裏面に文字が書ける 多羅葉
ナギ(マキ科)
梛 広葉樹に見えるが 針葉樹 裸子植物
葉脈がイチョウのように縦に走っている
神社によく植えられている
夢妙幢岩
よい夢が叶うとのことらしい
猿岩
神猿(まさる)にまつわる岩
太閤桜
上記の各楼門および本殿すべて1570から1600年とかに建てられている
戦国時代である・・
信長が比叡山焼き討ちをおこなった後
秀吉などが寄進したということか?
ありがたいことに昨年と異なりほとんど積雪のない新年を迎えることができた。
雲の切れ目からではあるものの朝日を拝むこともできた。
ただ明日以降また冬型の気圧配置の予報が出ており、気を抜くことはできない。
生まれ育った街は積雪地帯ではなかったので、冬の積雪の大変さはそこに暮らしてみないとなかなかわからないことをよく知っている。このブログでは豪雪時の状況を取り上げることはしないが、昨年の冬の積雪の画像を昔の友人に送ったところ絶句していた。
昨年書いたかもしれないが、新潟の山間部の方が
「難儀をすると、それはもう春の芽吹きが素晴らしいのです」
と飾らずに言っておられたが 冬が大変な地方ほどそれは実感できると思う。
あと二月ほど・・・
今年も耐えて春を待つ期間を迎える。
願わくば災害のような異常気象だけは起こらぬように。
これは竹生島を昼前の時刻に撮ったものだが
朝夕でもないのに
湖面に幾分赤みがさしていた
そう言われればこの画像でも少しわかるのではないかと思う
ウメの画像、竹生島の画像とも元旦のものではない
Memories を用いている
明日はイエスキリストの生誕日とされる日だが
今日の夕方から明日の夕方までが降誕祭
いわゆるクリスマスで
今日の日没以降をイブといい
今晩はいわゆる前夜祭ではないらしい
つまりもうクリスマスである降誕祭に入っている
仏教で言えば 四月八日の花祭りがお釈迦様の生誕祭である
クリスマスに海外に行ったことはないが
西欧あるいはクリスチャンの人々はどんなふうに過ごしているのだろうか?
なにか家族単位で静かにイブの夜を過ごし
明日はもちろん教会に行き礼拝して静かに過ごすと聞いたこともある
ドイツの賑やかなクリスマスマーケットのことをよく聞くが
ほとんどが今日には終わっているとのこと
一度西欧の年末年始の雰囲気を見てみたいと思う
過去数年に撮った画像の中から
クリスマスのイメージのものを選んである
モミの木やヒイラギのような
クリスマスの風習で用いられるものを
選んでいるわけではない
3分半ほどある
たいした量ではないが 今年は今日が初雪になった
よいクリスマス そして新年を・・・
日本海側の各地で大雪のニュースを聞くが、ありがたいことに本来積雪の多い湖西、湖北にも今回はほとんど積もっていない。衛星画像で雲の流れを見ていると本来冬型による北西の季節風が西からの風に変わっていて、いつもなら若狭湾から関ヶ原に抜けるべき雪雲が中国山地や越前加賀、あるいは越後に直接ぶつかっていて大雪をもたらしている。ただ昨年も26日に一気に一日で1メートルの積雪となったから気が抜けない。
線状降水帯などという気象専門用語が一般化されて久しいが、日本海なんとか収束帯などというものも出てきた。新潟では今回の大雪で亡くなっている人も多いと聞く。積雪は仕方がないが一気に・・・というのだけはやめてほしいし・・
新しい気象専門用語もかんにんしてほしい。
さすがにこの時期になるとほとんどの木々が葉を落とし、色彩に欠けるようになってくる。
寂しい限りだが、一年で最も日が短くなる冬至というのは、逆に考えればこれ以上短くなることはなく、これから日が少しづつだが長くなってゆくということで、それこそポジティブに考えれば希望が出てくる日なのかもしれない。それゆえ世界各地にこの時期にお祭りが行われるようで、クリスマスももともとそこから始まってきたように聞いたことがある。
イロハモミジ(ムクロジ科)
冬至とは関係がないが・・・今日の写真です
最近では人物の瞳フォーカスのみならず、動物や乗り物やをAIを用いて正確に追い続けるカメラが出てきているようだが・・・
そんなカメラはなく・・
これはどうやって撮ってあると思いますか?
今年の秋の実りを集めてみた。
ムラサキシキブ(シソ科)
良い名をもらった植物の典型
色においては、このブドウを栽培種に改良すれば売れるだろうが
青や紫は虫の寄生によるもので、毒性はないかもしれないがまずいはずである
コバノガマズミ(レンプクソウ科)
ガマズミ(レンプクソウ科)
ハダカホオズキ(ナス科)
サルトリイバラ(サルトリイバラ科)
ちょうど時期的にもクリスマスの飾りにいいかもしれない
アオツヅラフジ(アオツヅラフジ科)
この後黒く熟すが毒性がある
ゴンズイ(ミツバウツギ科)
マユミ(ニシキギ科)
まさに真弓で しなやかなこの材から弓を作った
コマユミ(ニシキギ科)
ナンキンハゼ(トウダイグサ科)
白い実を見るとロウが取れるなぁと素人でもわかる
公園樹の実を野鳥が拡散して増えてきている
ノイバラ(バラ科)
ナナカマド(バラ科)
銀杏(ギンナン)
こうして見てくるとほとんどが赤い
野鳥の目につきやすいのだろうと思うが
黒い色の実もけっこうある
野鳥にとって赤い実は美味しくて
黒い実は後で仕方なく食べる
などと聞いたことがあるが・・・
今年の紅葉を振り返って・・・
ウリカエデ(ムクロジ科)
ウリハダカエデ(ムクロジ科)
基本的には 橙 になってゆく
なお ウリカエデ も ウリハダカエデ も樹皮が瓜のように緑がかるのでその名がある
アカシデ(カバノキ科)
もっとも紅葉の好きな木を一つあげよと言われたらこの木を選ぶ
赤 橙 黄 のグラデーションがきれいに紅葉するが
今年撮った画像にはあまり適当なものがない
コハウチワカエデ(ムクロジ科)
真紅に紅葉する木の代表
ダンコウバイ(クスノキ科)
良い香りがするので檀香梅の名がある
芽吹きは新芽に赤味がさすが紅葉は黄色
白く紅葉?する木の代表
アオハダ(モチノキ科)
もう一種 白く紅葉する木
ヤマウルシ(ウルシ科)
他の木々に先んじて赤くなる
コナラ(ブナ科)
高山にゆくにつれミズナラに変わる
高級家具に使うオークの木
薪に用いても良材になる
ウワミズザクラ(バラ科)
サクラの仲間は赤くなる
ケヤキ(ニレ科)
ケヤキは黄、茶、褐色いろいろに紅葉する
深緑はキヅタ(ウコギ科)
雑木林
赤 コハウチワカエデ(ムクロジ科)
黄 タカノツメ(ウコギ科)
淡黄 タカノツメ(ウコギ科)
緑と褐色はともに コナラ(ブナ科)