箱館山 秋

 

遅れはしたものの

今年も木々の そして山々の紅葉は訪れた

ただ 夏の暑さや乾燥で

多くの木々の葉は痛み

色づく以前に枯れたり 散ってしまったものもある

 

異常気象が増え かつてなかった規模の災害が起こるようになったが

木々や 山々や 森が

自然との関わりをもう一度見直すように

シグナルを さらに言えば 警告を出しているようにも思える

 

 

 


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三川公園

 

濃尾平野に三川公園というところが二ヶ所ある

と思っていたら 調べてみると三ヶ所あった

三派川地区 中央水郷地帯 河口地区の三ヶ所で

正確には 木曽三川公園といい

岐阜県 愛知県 三重県の三県にわたって設けられた

国営の公園である

三川(さんせん)というのは

揖斐川 長良川 木曽川 を指す

 

これら大きな河川は近畿から東へ行くときは

必ず渡る川で

関東平野を流れる利根川などもそうだろうが

濃尾平野を形作ってきたこれら河川の大きさにはいつも驚く

 

このうち三派川地区というのは

名神高速から東海北陸自動車道に入ってしばらくのところに

川島SAがあり その周辺を指す

いつも高山や上高地などに行くときの行き帰りに

寄ることはよくあった

 

そのSAに隣接して公園らしきものがあるのは知っていたが

飛騨や信州に出かけるときに

あえて立ち寄ることはなく

どんなところかも知らなかった

 

今回もここが目的で出かけたわけはないが

時間の余裕があったので初めて訪れてみたら

なんのことはない

私にとっては魅力的な生態自然植物園のようなところだった

木曽川水園(河川環境楽園)という名がついている

 

大滝 

大滝の少し下流

 

大滝の上流

垂水の沢

 

ここまでの画像をみられて何か気付かれるだろうか

ここは木曽川中流域に作られた公園なのだが

高速走行時に周囲をサッとみている限りでは

川辺林の発達した砂地が主体の木曽川の広大な中流域に見える

初め垂水の沢というところから回り込んで

大滝に出たのだが

ふっと思ったのは

これらの岩は本物かということである

ただ触ってみても 少し叩いてみても

大滝の前の大きな岩に乗ってみても

もう一つよくわからない

 

ただ もしこれらの地形が本物ならば

寝覚の床 という有名な景勝地木曽川上流にあるが

これらの地形も昔から少しは有名だっただろう

そう思っていてももう一つはっきりしないくらい

岩は判別がつき難い

 

さらに下流へゆき 観察窓

という表記の水中を観察できる場所に至ってやっと確信が持てた

 

人造岩である!

 

水族館のように 実際の川の下の水中を観察できる場所

 

おそらく左奥の大きな岩は人造の岩で

川沿いの岩は日本庭園のように自然石を組んだものなのだろう

 

この写真の岩はすべて人造だが

ただこの岩の上に立っても触ってみても

よくわからなかった

それくらいよくできている

 

数多くの山野草が植栽されている

時期的にほとんど花は終わっていたがフジバカマは咲いていた

フジバカマ(キク科)

 

キキョウ(キキョウ科)

ちょうど秋の七草が植栽されている場所があったが

さすがに花の時期は過ぎていた

ただ 一般の山野草は ラン科 キンポウゲ科 ユリ科 を初め

代表的なたいていのものは植えられてある

エビネ や セツブンソウ や ユリ や 貴重なものは監視カメラ付きで・・・

 

ホトトギスユリ科

 

ホウジャク(スズメガ科)

 

コセンダングサ(キク科)

 

キンミズヒキバラ科

 

ホウチャクソウイヌサフラン科)

 

ヒトリシズカ(センリョウ科)

 

ムクノキ(アサ科)

実がたくさん付いている

 

アキニレ(ニレ科)

 

コナラ(ブナ科)

 

エノキ(アサ科)

 

カツラ(カツラ科)

 

チドリノキ(ムクロジ科)

そうは見えないだろうが この木はカエデの仲間に入る

 

ホンシャクナゲツツジ科)

 

 

バイカモキンポウゲ科

コカナダモ(トチカガミ科)

 

 

 

 

以下は2021年10月の画像・・・

以下は 上記の三派川地区よりずっと下流の 中央水郷地区 と呼ばれる

まさに 三川が並行して流れる河口に近い部分にあるところからの眺め

昔習ったいわゆる 輪中 と呼ばれる地域にあたる

 

左から

木曽川 長良川 揖斐川

奥が伊勢湾

 

手前 長良川 奥 木曽川

中央より少し右奥に 名古屋市街地中心部が見える

 

名古屋市街地中心部

実際はかなり遠い

 

北東方向 中央のアーチ(ツインアーチ138)が見えるところが上記の 三派川 地区

実際はかなり遠い

 

写真ではわからないと思うが

このような大河が三本合流しているスケールを目の当たりにすると

普段見ない光景なので驚いてしまう

琵琶湖は広いではないかと言われるかもしれないが

それとはまた違った広がりというか

さすが濃尾平野は広いと感じる

 

昔から 戦国時代を収めていった武将がすべて愛知から出ているのがなぜかと思っていたが

このことと関係しているのではないかとすら思える

武家政治の時代を作った武将というのは

広大な濃尾平野関東平野の出身者ではないだろうか

平清盛だけは違うか?

タデの花のじゅうたん

 

秋も後半になってくると、

と言っても今年はほとんど前半がなかったようなものだが

野菊とタデ科の花々が目立つ季節になる

 

この時期に田の畦や休耕田を見て回ると

思いもかけないきれいな色彩に出逢うことがある

 

これら野の花々の多様性は

農耕の営みがあってこその宝物で

それらがなくなれば消えていってしまう

遠い昔から人と共生してきた花々である

 

赤 オオイヌタデタデ科

白 シロバナサクラタデ(タデ科

黄 セイタカアワダチソウ(キク科)

淡黄 コツブキンエノコロ(イネ科)

緑 ダイズ(マメ科

 

赤はオオイヌタデタデ科

このタデはいつもダイズ畑とセットのように生えている

 

赤 オオイヌタデタデ科

白 シロバナサクラタデ(タデ科

 

シロバナサクラタデ(タデ科


ミゾソバタデ科



これはタデではないが

ヨメナ(キク科)






 

コスモス

 

この夏の いやこの夏から秋だった日にかけての

異常な熱さで

多くの花々や木々が傷めつけられたが

一見弱々しいイメージのコスモスは

今年もなんとか咲いてくれていた

雨も少ない日が続いたが

地区の人が日々世話をされておられたのかもしれない

 

湖西にあるメタセコイア並木や

ヒガンバナ群生地あるいは

白髭神社の湖中鳥居のように

たくさんの人が押しかけるわけでもないが

おかげで毎年多くの花々を咲かせてくれ

ここではゆったりとした時間を過ごさせてもらえる

 

コスモス(キク科)

 

 


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スズメとハト

 

最近スズメが少なくなってきたという話を聞くが

この日は偶然目の前でスズメが水浴びをしてくれた

ほぼ同じ場所でほとんど逃げないキジバトに出逢った

 

やはりカメラはいつも身近に持っておくべきだ

いつもスマホで撮る若い人には当てはまらないが

 

キジバト(ハト科)

 

 


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長月

 

このまま秋になる保証はないが

とりあえずあの残暑とも言えぬ酷暑はいったん落ち着いた

昨年に続いてのこの異常な暑さは、何度かの台風崩れの雨や前線の通過のおかげで

大気が入れ替わって少しは収まってくれたように思う

昨年もどこかに書いていると思うが

願わくば人々が

喉元過ぎれば熱さ忘れる・・

ということにならぬように

なんとかせねば・・

とのきっかけになればと思う

 

長月を振り返って・・・

 

 

 

センニンソウキンポウゲ科

琵琶湖ではプランクトンは春と秋に増える

夏場はプランクトンの量は減るため

水は比較的澄んでいる

ただし富栄養化の進む南湖ではだめである

 

 

エノコログサ(イネ科)

コツブキンエノコロ(イネ科)

イシミカワタデ科

クズ(マメ科

タブノキクスノキ科

キセルアザミ(キク科)

ミソハギミソハギ科)

クロホオズキ(ナス科)

ゴマ(ゴマ科) 栽培種

 

Ley Line 伊吹山から竹生島を越えて

 

年に2回 春分秋分の日に

太陽は 伊吹山 の頂上から昇り

光の筋は 竹生島 を越えて

湖西の 王塚古墳 日置前神社

さらには 大山 出雲大社 へと伸びてゆく

 

はるか昔

縄文時代の人々が崇めていた光の筋である

 

 


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現代は・・

あまりにも自然を忘れ・・

自然から離れすぎた

 

 

なおこの日の日の出は

秋分の日の翌日のものである

それでもなお多くの人が他府県も含めて湖岸に詰めかけてきていた

前日の秋分の日は前線が通り過ぎて全国的に雨となり

今日は ようやくようやく 待ちに待った秋らしい日が訪れた

また暑さが戻らぬという保証はないが・・・

 

 

伊吹山三合目の現状と復活してきている植物

 

伊吹山ドライブウェイの通行と頂上周遊は可能だが

いわゆる表参道と呼ばれる登山道は崩壊のため登山禁止となっている

私自身はもとより体調面から山登りはできなくなって久しいが

伊吹山は頂上のお花畑だけでなく全山貴重な植物が生育している

いや 生育していた

 

以前から三合目までは作業用の林道が通じている

以前は通行できたが十数年前ほどになるか通行禁止になった

ただ今回は

伊吹山ユウスゲと貴重植物を守り育てる会 

の活動に協調させてもらい

今回三合目の現状を見る機会が得られた

 

 

中央下に六合目避難小屋が見えるので

五合目から八合目くらいの登山道が見えている

もちろんニホンジカの食害によって植生が崩壊したために土砂崩れが起こっているが

まだ緑に見えているところも残っているのはニホンジカの嫌う

レモンエゴマ(シソ科) と 毒性の強い コクサギ(ミカン科) ばかりだという

細い線は送電線

上の写真の右の斜面

土砂が流れた溝は深いところでは4、5メートルくらいはあるかもしれない

八合目くらいから上は雲がかかっている

鉄塔より左に見える崩落地は昔姉川地震で崩落したもの

三合目に流れ込んだ土砂が麓の集落に流れ落ちたため被害が出ないように重機で集めている

ものすごい量である

伊吹山自体が崩壊してきている

今は乾いているが雨が降れば泥沼のようになっているらしい

ニホンジカの足跡

三合目に流れ込んできた土砂を見上げて

もとよりユウスゲの群落があったところ

厳重な柵で囲われている

 

 

三合目自体も柵を設置していなければ植生は壊滅していただろう

上のユウスゲを守るための柵以外にも

網でできた柵を守り育てる会の人たちが毎年春に設置し秋に回収している

今回柵の中に入って見せてもらったが

ユウスゲだけでなくフウロソウの仲間やアザミ類など

本来の植生が徐々に回復してきている

ただススキが広がってきてはいるが

 

ハクサンフウロフウロソウ科

 

コオニユリユリ科

 

イブキトリカブトキンポウゲ科

ニホンジカトリカブトですら食べるようになってきている

鹿は増えすぎて食草を求めて必死なのだろう

頂上の花畑を守る網の柵は噛みちぎって入ってくるという

 

クサボタン(キンポウゲ科

 

ヤマハッカ(シソ科)

 

ヒメアザミ イブキヒメヤマアザミ(キク科)

 

ワレモコウ(バラ科

 

フジカンゾウマメ科

 

タムラソウ(キク科)

 

フタバハギ(マメ科

 

カワラナデシコナデシコ科)

 

オオバショウマ(キンポウゲ科

 

ノダケ(セリ科)

 

リュウノウギク(キク科)

 

冬は大雪のため、柵を設置、撤収し、

啓蒙のため毎月観察会を開催し

植生を確認し

地道な努力をしておられる

 

頂上の現状も以前紹介したが

これだけひどい状況を見て

以前訪れたイエローストン国立公園を思い浮かべた

絶滅したオオカミをカナダから移入して放し

徐々に本来の生態に戻ってきたという

周辺には牧場なども多く

国立公園の範囲から出たオオカミは射殺してよいという

 

伊吹山にオオカミは導入できないが

訓練された狩猟犬を使えばだめなのかと思う

頂上のみ あるいは 三合目周辺 と持ち場を決めて守らせればどうなのか

聞いてみられたそうだが 会議では野犬化するのが心配であるという・・・

それは自分が責任を取らねばならなくなった場合が

心配なだけなのではないかと思ったりするが・・・

人類は昔からネコやイヌと共に助け合って生きてきている

もちろん この異常な気候問題をはじめ

多くの課題が一気に出てきた現在

それだけで全て解決できるとは思わないが

 

ただ この夏に幾度かの大雨で麓の集落へ土砂が流れ落ちたために

県も市も動き出してきている

多くの人々も活動を通して伊吹山を守ろうとしている

 

私がブログやYouTubeに用いているロゴマークは犬ではない

イエローストンのオオカミである

 

仲秋

 

今年も湖岸へ行って名月を眺めた

中天にかかる名月も趣があってよいが

月の出はまた独特のよさがある

 

ただこの暑さばかりはそぐわしくない

本来 仲秋は

秋とみなされる 文月 葉月 長月

の真ん中 仲秋である葉月の

まさに真ん中 十五夜の中秋を愛でる行事だろうに

 

 

動画の速度を早めてある


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夕映の空

この異常な暑さにも関わらず

今年はあまり発達した積乱雲を見なかった

ここに来て盛夏とみまがうほどの暑さになり

ほぼ東方向から南方向までを覆い尽くすほどの雲に覆われた

 

この時期にこれほどの夕映えが見られるのが

いいことか悪いことかよくわからないが

見事な景観には違いなかった

 

大きな積乱雲がいくつも並び

その上に全体を覆い尽くすような雲が広がっていた

 

 

広角に写しているので感じにくいがかなり広範囲に広がっている

右上に月があるが 一番下の拡大した画像を見ればスケールがわかるかもしれない

 

上弦の月が南中していて この方向が南にあたる

いつも思うが このような発達した雲を見ていると吸い込まれそうになる

 

 


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朽木 トチノキの巨木

 

今から十五年ほど前、朽木(くつき)の山奥で

樹齢数百年のトチノキの巨木が業者によって切られていった

見かねた地元の有志が 巨木と水源の郷を守る会 を立ち上げ

県や業者、土地所有者に掛け合い

それ以上の伐採を止めることができた

当時の嘉田知事に直訴したという

 

朽木(くつき)というのは地名で

枯れ木という意味ではない

広大な森を擁し自然が豊かな湖西にある村である

 

トチノキムクロジ科)

 

 

右下に人がいる

 

左下に人がいる

 

 

幹周り 807cm

 

 

 

近くに生えている別のトチノキ

幹が中空だが これとてずいぶん大きい

 

 

トチの実

アクがあるが 木灰などでアク抜きをして食用となる

昔から山間部では貴重な食料のひとつ

 

近畿地方においてはブナは標高の高い尾根筋に生育していて

また昔は木材としての利用価値が少ないことから

比較的残ってきたように思えるが

このトチノキやカツラあるいはケヤキなどの木は渓流沿いや谷沿いに生えることが多く

また木材として利用価値が高いことから

切り出されてしまうことが多い

このトチノキなど 注連縄 を巻いておいてもいいような大木である

神様は伐採してはいけない

荒天の夕空

 

台風が近づいてきている湖岸からの夕景だが

風はほとんどなく、湖西の空は晴れていて

西の空には夕焼けも見られた

 

普段見たことのないロール状の雲が南北に伸び

東の空は赤みを帯びて湖面まで染めていた

 

伊吹鈴鹿山地の東側では豪雨なのかもしれず

きれいとばかり言っておれないが

見たことのない景観だった・・・

 

 

 

 


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この夕景を見ていた時

まだ友人のことは聞いてはいなかった・・

この日の夜に知らせを受けている

そんなことがあるのかもしれないと思う

知っているけれど知らない植物

 

薬用植物を見せてもらったので

いくつかを紹介する

 

コルクガシ(ブナ科)

コルクの原料のコルクガシだが地中海沿岸に生え、栽培される

疎水性、弾力性、防音性、耐菌性、防火性・・

自然の素材はすごい

日本ではアベマキの樹皮からコルクがとれるがやはり本家には劣る

 

タバコ(ナス科)

きれいなかわいい花だが短日植物の代表である

大きな葉で30センチ以上になり、もちろんニコチンを多く含む

今では専売でなくなり自己利用目的なら栽培できる

 

チョウセンアサガオ(ナス科)

華岡青洲が手術の麻酔薬の原料の一つとして用いたので有名な毒草

アサガオの名があるが、ナス科

エンジェルトランペット(キダチチョウセンアサガオ)の仲間

 

タデアイ(タデ科

藍染に用いるタデ

染料のインディゴを含むが ジーンズの染色のインディゴは別の植物から

傷ついたところはインディゴが出てくる

 

ムラサキ(ムラサキ科

最も高貴な色 紫の原料だが野生ではほぼ絶滅に近い

根(紫根)から染料をとる

 あかねさす 紫野ゆき標野ゆき

   野守は見ずや 君が袖ふる   額田王

染料の ムラサキ も アカネ も出てくる

学生時代 額田王 は男性の王だと思っていた

かような美人だとわかっていればもう少し勉強したろうに・・・

 

オランダキジカクシ(キジカクシ科)

植物が新しい分類体系(APG体系と呼ぶ)になってから

親しんでいたユリ科はたくさんの科に別れてしまった

スズランやギボウシ、オモト、アマドコロなどはキジカクシ科になってしまった

キジカクシとはなんぞや

と思っていたらアスパラガスだった

 

バジル(シソ科)

上記のキジカクシと同じく メボウキ がバジルの和名にあたる

バジルシードを知っておられるか 種は水につけると寒天状の物質に包まれ

目のゴミを取れることから メボウキ の名がある

寒天状物質はこんにゃくと同じで食べても消化吸収されない

 

キヌワタ(アオイ科

和綿に対して世界各地で栽培される綿

アメリカの南部で黒人が収穫していたのはこの綿

和綿に比べ ずいぶんと大きい

 

モロヘイア(アオイ科

和名は シマツナソ でジュート(麻)がとれるがツナソには劣る

麻には種類があり 

ジュート は黄麻(ツナソ)から

リネン は亜麻から

ヘンプ は大麻から

ラミー は苧麻(カラムシ)からとれる 

大麻は栽培すればすぐに捕まってしまうが・・・

ジュートがわからない人は 無印良品 のジュートバックを見てこられるといい

 

アマ(アマ科)

上記の リネン麻 がとれるが

年配の人は 亜麻色 という言葉を知っておられると思う

ただし 亜麻色は

このような色である

多くの方は栗毛色や茶褐色をイメージされていたのではないだろうか

 

ステビア(キク科)

天然甘味料で知られているが甘みを感じるだけで糖分ではない

 

バショウ(バショウ科)

松尾芭蕉のバショウだが

バナナと同じ仲間である

 

カカオ(アオイ科

チョコレートの原料だが幹生花といい幹に直接花がつく

 

バニラ(ラン科)

バニラシードをご存知だろうか

果実が熟して黒くなったものだが誰でも香りを嗅げばすぐにバニラだとわかる

バニラシード

 

 

 

琵琶湖岸 ハスの大群落

 

十年ほど前になるか

この湖岸にハスが広がり、花が咲き出した

年々広がっているように思える

今では多くの人が気付き 訪れるようになってきた

 

 

以前はここより少し南の早崎内湖(干拓ビオトープ)に

一面のハスが広がっていた

が、県の方針なのか重機が入り

今ではすっかりなくなってしまった

jiroviolet.hatenablog.com

 

もともと風光明媚なこの湖北の湖岸は

琵琶湖全体の中でも最も遠浅で

ハスの生育に適しているのだろう

冬になると浅瀬の藻を求めて

ハクチョウやガン、カモの仲間が集まるところでもある

 


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以前、これも十年ほど前になるか

南湖の烏丸半島の入江にハスの大群落があり

多くの人が訪れていたが

ある年、急になくなってしまった

大学教授をはじめ 湖中の泥の成分がどうのこうのといろいろと調べておられたようだが

私はいずれここもなくなってしまうと思う

ハスは種子でも増えるが いわゆる蓮根で増えてゆく

いわゆるクローンに近いし

いずれにしても遺伝的に多様性がないはずである

そういう場合はいつか消えてしまう