どこから歩き始めてもよいのだろうが、三輪神社(大神神社)からにした
神様の御魂(みたま)には 和魂(にぎみたま)と 荒魂(あらみたま) があるとされ
さらに 和魂は 幸魂(さきみたま)と 奇魂(くしみたま)の二つの働きにわかれる
出雲の大国主命の 和魂 を 大物主神 の名で三輪山に鎮めたとされ
要するに出雲の大国主命の魂を祀ってある
奈良は大和であり
大和朝廷の発祥、本拠地のはずである
なぜ国譲りをしたという出雲の神が大和の中央に祀ってあるのか?
歴史をよくご存知の方はわかっておられるのかもしれないが・・・
今回の奈良行きでは
出雲系の神社を巡っている
朝早く東の方から神神社へ向かうべく 桜井の街へ向かっていると
いきなり道路表記に 「出雲」 の地名が出てきたのには驚いた
早朝だったのでやはりすがすがしい
大鳥居
奥に見えるのが 三輪山
参道
拝殿
もちろん許可なく登れない
三輪神社のすぐ北にある
大物主神の荒魂を祀ってある
薬井戸
万病に効くという薬水が湧き出ている
一杯は飲んだが・・・
石上(いそのかみ)神宮
今回の終着点の神社
奥に見えるのは拝殿だが ここはさらに奥に本殿があり
七支刀 と呼ばれる刀が御神体とのこと
この境内には闘鶏なのか鶏なのか
放し飼いにされている
ずいぶんと昔に 出雲大社(いずもおおやしろ とよむ)には行ったことがあるが
出雲にせよ 松江にせよ 東の方に見える圧倒的な山は
伯耆大山 である
大国主命 が出雲にいた頃に やはり大山は神の山だったろうと思う
のちに何らかの事情で大和に移り住んだとすれば
朝日の昇る東の山は 三輪山 だったのではないだろうか
よく山へ登っていた経験から
思いつきで言っているだけである
やはり 三輪山には磐座もあるらしく
何らかの魂がこもっているのだろう
ただ
富士山 白山 立山 などだけでなく
各地の山々は昔からそこに棲む人々に大きな影響を与えてきただろうとは思う
若い頃 よく山へ登っていた頃に
なぜ山へ登るのか?
とのよくある問いに
「そこの神がおわすから・・・」
と答えた人がいたが
日本人の答えの正解だろう
なお 山の辺の道を歩きながら
三輪山 というのは 御和山 なのではないだろうか・・・
などと考えたりしていた
三輪神社の近くに 美和 の森 というのがあって
たくさんの桜が植えられてあった
美和の森
耳成山が少し見える
和食とか和服とかいう
和というのはこの国を表すのだが
和というのは 出雲の国を中心とした頃の名前なのではないだろうか?
とか考えながら歩いていた
やまとは 大和 と表す
なぜだろう?