京都府立植物園 植物

 

この時期は特に桜園が目につき、また人も多く集まるが

各所に特徴的なものも見られた

 

品種名は見ていない

同じ箇所につく花でも花色が異なっている

 

 

オオシマザクラバラ科

オオシマザクラは日本固有の野生種である

オオシマは伊豆大島だが、関東以南の海岸沿いに分布する

各地に植えられている

 

ミドリザクラ(バラ科

マメザクラの一種とのことで花柄や萼片が緑色を帯びる

 

 

リキュウバイ(バラ科

利休梅だが江戸時代に作り出されたもので利休はこの花を知らない

茶花に用いられるのでこの名がついた

 

タチバナ(ミカン科)

左近の桜 右近の橘 のタチバナである

一般の温州みかんに比べてかなり小さい

 

カラタチ(ミカン科)

垣根に用いられるので歌の歌詞にもあるが

カラタチバナ から来ている

花はまだ蕾だった

 

 

フタバアオイウマノスズクサ科)

葵祭に用いられるフタバアオイである

徳川家の家紋は三つ葉葵だが

ミツバアオイなどという植物はない

 

ショカッサイ(アブラナ科

諸葛亮孔明が北伐時に五丈原で兵士に栽培させたとされる

オオアラセイトウ ムラサキハナナ ともいう

 

ブナ(ブナ科)

ブナの芽吹き

 

京都府立植物園は開設されてちょうど今年で100周年とのことだが

全国初の公立植物園である

京都という街は伝統的なイメージが強いが

(もちろん伝統文化の中心と言ってもいいが)

新しいことに挑んでゆくというか

私が知っているだけでも 全国初の小学校開設 とか

全国初の市電開設 とか

かなり革新的な面を持っている

 

794ウグイス平安遷都 以来千年の都だった街であるが

簡単に千年続いたわけではなく

幾度も戦乱に焼かれ

権力者が代わり

ついには遷都によって天皇も皇居へ移り

それら幾度もの危機を乗り越えてきている

 

武家政権が江戸へ移り天皇と公家がいるだけ

になっても角倉了以という商人が

私財をはたいて 保津川 の開削

さらには 高瀬川の 開削を行なっている

これらによって経済がずいぶんと発達した

 

明治になって天皇も皇居へ移っても

田辺朔郎が若干23歳で琵琶湖疏水を開削し

さらには 水力発電所を蹴上に開設して電力を生み出し

市電を走らせ 街を甦らせている

 

ただの街ではない

今の日本が見習うべきなのかとも思える

ただし、いずれの時も簡単にはできないことを成し遂げ

さらには、教育に力を注いできている

 

私は 京都府民 京都市民ではない