2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

スミレサイシン

ほとんどのスミレは タチツボスミレ、コスミレ、シハイスミレ のように ・・・スミレの名前で呼ばれるが、スミレサイシンだけは逆になっている。 ウマノスズクサ科のウスバサイシンに葉が似ているために付けられた名前で、ウスバサイシンとは科も全く異なる…

ヤマエンゴサク

魅力的な花である。 よく見かけるムラサキケマンやミヤマキケマンと花のつくりが同じではあるが、エンゴサクは色の変化が混じり、また草丈もケマン類のように高く伸びない。 ただ、延胡索の名がある通り、漢方に用いられたのだろうが、ケシ科の毒草である。 …

キンキマメザクラ

最近は河津桜が有名になって、早ければ二月くらいから開花しているようだが、自然林の中にあってはキンキマメザクラが三月の上中旬頃に咲き始める。 一般のサクラとは異なり低木で4〜5mくらいまでにしかならず、落葉樹林の林片や樹林中にポツポツと目立つ…

キクザキイチゲ

アネモネの野生種・・といえば感じがわかるかもしれないが、カタクリやフクジュソウなどのようには一般に知られていない野草かもしれない。ここのキクザキイチゲは川沿いの竹林の中に生えていて、見にくる人はまずいないように思う。春の妖精(スプリングエ…

一番スミレ

毎年冬を越し、ようやく春の兆しが見えてきた頃に春の妖精(スプリングエフェメラル)と呼ばれる花たちに出逢える。ちょうど今は 早春賦 の歌詞にあるような時期にあたるが、そのような植物を探していると、あぁ咲いている という感じでスミレに出逢う。 今…

龍安寺

京都のすぐ近くに生まれ育ったが、行きたいとは思いながら、いまだに行っていないところが多く、いまだに祇園祭も見たことがない。 ただ、伏見稲荷などは小さい頃毎年のようにお参りに行っていたし、嵐山などは、物心ついてから、なんや、ここを嵐山というの…

キバナセツブンソウ

この前セツブンソウを見に行ったおり、一株だけ明らかにつぼみの黄色い個体があった。 葉の着く様子はセツブンソウと似ているが、セツブンソウのようには切れ込んでいない。近くに行く機会があったのでもう一度行ってみると・・・ キバナセツブンソウ(キン…