この前セツブンソウを見に行ったおり、一株だけ明らかにつぼみの黄色い個体があった。
葉の着く様子はセツブンソウと似ているが、セツブンソウのようには切れ込んでいない。近くに行く機会があったのでもう一度行ってみると・・・
キバナセツブンソウ(キンポウゲ科)
ちょうどフクジュソウのミニ版のような花だが葉の形態が異なる。ミスミソウやスハマソウの花と似ているがこれも葉が全く異なる。
キバナセツブンソウだった。
ヨーロッパ原産のものでヨウシュセツブンソウともいう。
ということは明らかに植栽の個体である。
ここは伊吹山麓の寺の伽藍の跡地で、元から生育してはいたが、住職のかたがタネを巻いて増やしておられる。
アメリカには黄色のカタクリがあるのは知っていたが、こんなものがあるとは知らなかった。
また、以前からセツブンソウを虫媒している昆虫は何なのかと疑問に思っていたが、偶然に犯人の一人を見つけた。
左上をアップすると・・・
ジョウカイボンなどの甲虫の仲間に見えるが、足に花粉をつけており、花粉を食べているように見える。他にも虫媒している昆虫はいるのだろうが、やはりこのような気温の低い時期でも活動し出している。
偶然にも今日は 啓蟄 だった。
残念ながら気温が低くて葉が展開していなかった。