濃尾平野に三川公園というところが二ヶ所ある
と思っていたら 調べてみると三ヶ所あった
三派川地区 中央水郷地帯 河口地区の三ヶ所で
正確には 木曽三川公園といい
国営の公園である
三川(さんせん)というのは
これら大きな河川は近畿から東へ行くときは
必ず渡る川で
濃尾平野を形作ってきたこれら河川の大きさにはいつも驚く
このうち三派川地区というのは
川島SAがあり その周辺を指す
いつも高山や上高地などに行くときの行き帰りに
寄ることはよくあった
そのSAに隣接して公園らしきものがあるのは知っていたが
飛騨や信州に出かけるときに
あえて立ち寄ることはなく
どんなところかも知らなかった
今回もここが目的で出かけたわけはないが
時間の余裕があったので初めて訪れてみたら
なんのことはない
私にとっては魅力的な生態自然植物園のようなところだった
木曽川水園(河川環境楽園)という名がついている
大滝
大滝の少し下流
大滝の上流
垂水の沢
ここまでの画像をみられて何か気付かれるだろうか
高速走行時に周囲をサッとみている限りでは
初め垂水の沢というところから回り込んで
大滝に出たのだが
ふっと思ったのは
これらの岩は本物かということである
ただ触ってみても 少し叩いてみても
大滝の前の大きな岩に乗ってみても
もう一つよくわからない
ただ もしこれらの地形が本物ならば
これらの地形も昔から少しは有名だっただろう
そう思っていてももう一つはっきりしないくらい
岩は判別がつき難い
さらに下流へゆき 観察窓
という表記の水中を観察できる場所に至ってやっと確信が持てた
人造岩である!
水族館のように 実際の川の下の水中を観察できる場所
おそらく左奥の大きな岩は人造の岩で
川沿いの岩は日本庭園のように自然石を組んだものなのだろう
この写真の岩はすべて人造だが
ただこの岩の上に立っても触ってみても
よくわからなかった
それくらいよくできている
数多くの山野草が植栽されている
時期的にほとんど花は終わっていたがフジバカマは咲いていた
フジバカマ(キク科)
キキョウ(キキョウ科)
ちょうど秋の七草が植栽されている場所があったが
さすがに花の時期は過ぎていた
代表的なたいていのものは植えられてある
エビネ や セツブンソウ や ユリ や 貴重なものは監視カメラ付きで・・・
ホウジャク(スズメガ科)
コセンダングサ(キク科)
ヒトリシズカ(センリョウ科)
ムクノキ(アサ科)
実がたくさん付いている
アキニレ(ニレ科)
コナラ(ブナ科)
エノキ(アサ科)
カツラ(カツラ科)
チドリノキ(ムクロジ科)
そうは見えないだろうが この木はカエデの仲間に入る
コカナダモ(トチカガミ科)
以下は2021年10月の画像・・・
以下は 上記の三派川地区よりずっと下流の 中央水郷地区 と呼ばれる
まさに 三川が並行して流れる河口に近い部分にあるところからの眺め
昔習ったいわゆる 輪中 と呼ばれる地域にあたる
左から
奥が伊勢湾
中央より少し右奥に 名古屋市街地中心部が見える
名古屋市街地中心部
実際はかなり遠い
北東方向 中央のアーチ(ツインアーチ138)が見えるところが上記の 三派川 地区
実際はかなり遠い
写真ではわからないと思うが
このような大河が三本合流しているスケールを目の当たりにすると
普段見ない光景なので驚いてしまう
琵琶湖は広いではないかと言われるかもしれないが
それとはまた違った広がりというか
さすが濃尾平野は広いと感じる
昔から 戦国時代を収めていった武将がすべて愛知から出ているのがなぜかと思っていたが
このことと関係しているのではないかとすら思える
武家政治の時代を作った武将というのは
平清盛だけは違うか?