Memories
植物に馴染みのない人でも聞いたことのある名前かもしれない スイカズラ・・・ 「 忍冬 」 と書いて スイカズラと読むが この姿を見れば納得できるのではないかと思う 初夏に 黄色と白のツートンの見栄えのする花を咲かせるが この冬の時期を経ての鮮やかさ…
四季の自然と植物・・・ このブログの副題だが 昨年の一年間に出逢った花々と自然をまとめてみた ここでは都会の利便性はなく、冬は積雪に耐えねばならないが 昨今の社会情勢の中でこのような時間を持てたことは本当にありがたいと思う 分けずに一気に一年を…
ありがたいことに昨年と異なりほとんど積雪のない新年を迎えることができた。 雲の切れ目からではあるものの朝日を拝むこともできた。 ただ明日以降また冬型の気圧配置の予報が出ており、気を抜くことはできない。 生まれ育った街は積雪地帯ではなかったので…
明日はイエスキリストの生誕日とされる日だが 今日の夕方から明日の夕方までが降誕祭 いわゆるクリスマスで 今日の日没以降をイブといい 今晩はいわゆる前夜祭ではないらしい つまりもうクリスマスである降誕祭に入っている 仏教で言えば 四月八日の花祭りが…
今年の秋の実りを集めてみた。 ムラサキシキブ(シソ科) 良い名をもらった植物の典型 ノブドウ(ブドウ科) 色においては、このブドウを栽培種に改良すれば売れるだろうが 青や紫は虫の寄生によるもので、毒性はないかもしれないがまずいはずである コバノ…
今年の紅葉を振り返って・・・ ウリカエデ(ムクロジ科) ウリハダカエデ(ムクロジ科) 基本的には 橙 になってゆく なお ウリカエデ も ウリハダカエデ も樹皮が瓜のように緑がかるのでその名がある アカシデ(カバノキ科) もっとも紅葉の好きな木を一つ…
昨年と同じく 例年よりも暖かい また本来の冷たい時雨がほとんどない晩秋だった それでも昨年と同じように雪はひたすら降り積もるだろうから これからは冬支度に忙しい日々を過ごすことになる 霜月を振り返って・・・ 竹生島(ちくぶしま) この辺りを奥琵琶…
かなり強い台風の直撃ということで どこにも出掛けられず Memoriesを・・ 愚かな話かもしれないが・・・ 西行法師や良寛さんが月を飽きずに眺めた・・ とのくだりで思い出したことがある ノイバラ(バラ科) どの世代の人たちまで習われたのかは知らないが …
春には黄色の花が多く、秋には青色の花が多い 初夏からの季節には白花が多くなる・・・ というのを聞いたことがある 春や秋がどうなのかわからないが 初夏にあたる季節に 白花が多くなるのは 確かに言えそうに思える もちろんアジサイの青や ネムノキの赤や …
いずれアヤメかカキツバタ・・・ 以前取り上げたことがあるが 開花に先んじて・・・ アヤメ(アヤメ科) 外花被片に網目模様(あやめ)がある 三種の中ではもっとも渇いた場所に咲く アヤメ 白花 カキツバタ(アヤメ科) 外花被片に白いスジの文様がある 三種の…
例年になく多雪になった今年は、琵琶湖岸や河川沿い以外にはまだまだ圧雪が残っていて、早春の花々の開花も、いつもより遅れるだろう。 残念ながら、三月に入ってもまだ Memories に頼らざるを得ない。 毎年まだ新緑も見られぬ頃から真っ先に開花するセツブ…
この色を ミルキーブルー(Milky Blue) と表現していいのかどうか。 ちょうど硫黄を含んだ温泉がこのような色をしていることがある。 ずいぶんと昔だが、カナディアンロッキーを流れる ボウリバー(Bow River)が この色をしていて、さらに光るように見えるの…
最後に・・・ 下鴨神社 糺(ただす)の森 スイスからの女子留学生が、何年もの滞在後だろう 京都で最も好きなところはどこですか? と聞かれて、金閣寺でも、嵐山でもなく 糺の森・・・と答えたそうだ。 その話を聞いたとき、当たり前かも知れないが 日本人…
これまでは誰が聞いても場所がわかりそうなところを上げてきたが、ここはかなりローカルな、知られていないところになる。 県の最北部、ほとんど若狭との県境に近いところに、山門(やまかど)湿原と呼ばれるところがあり、小規模ながらミツガシワなどの希少…
御嶽山には滝が多い。 西側の小坂というところから入るとたくさんの滝があり、中腹の濁河には緋の滝、材木滝などという大きなものある。 南面の山麓には、以前取り上げた田立の滝や付知峡、南東側には阿寺渓谷、柿其渓谷の滝など、大きな滝がいくらでもある…
熊野三山はすべて詣でたことがある。 ただ、熊野本宮大社も熊野那智大社も熊野速玉大社もあれほど有名なところであるのに関わらず、気を感じたことはない。知らなかったが、本宮大社は明治の頃までは、今の小高い丘の上ではなく、川原の中洲にあったようで、…
魔の山 谷川岳・・ などという言葉を聞いたことがあるが 谷川岳自体は比較的登りやすく、高山植物も多い魅力的な山だった 湖国からはあまりにもアプローチが遠すぎて、気軽に行けるところではないが 尾瀬 に行くときに必ず立ち寄っているので、二、三度訪れ…
二十歳の頃だったと思う。友人たちと乗鞍高原の民宿に数泊したが、当時はまだ自然や山などなにも知らず、民宿の食堂に、上高地の、たしか大正池のポスターが貼ってあったと思うがなんとも思わなかった。ある日、単独行動をしてきた友人がきれいなところだっ…
植物はほぼ活動を休止し、周辺の山野はほとんどが深い根雪に覆われ、 さらに人間活動まで自粛が続く今、 春までは Memories に頼らざるを得ない… 元気、活気、覇気、病気、根気、精気、人気、景気、勇気、意気、狂気、短気、陽気・・・ 気持、気分、気力、気…
湖岸はもとより、湖西の至る所から対岸の伊吹山は見える 以前から不思議に思っていたことだが 琵琶湖岸から見ると伊吹山は比較的小さく見えて 内陸から見ると大きく見える 内陸から見た場合、湖岸からの場合より距離が遠くなるのでむしろ小さくなるはずであ…
植物をよく知っている人なら、このブログは琵琶湖の湖西、湖北を取り上げていながら、なぜ伊吹山が出てこないのかと不思議に思われるかもしれない。 理由が三つほどある。 一つは昨今の自主規制や感染防止等のため、ここ数年は、野外といえど自由に行動でき…
四季の色 ① より続く・・・ 春 夏 秋 冬 のそれぞれに 青 朱 白 玄 をあて そこから 青春 朱夏 白秋 玄冬 という言葉が生まれてきている そしてそれらの言葉を人生の四季に例えて使われるようになった この話を若い人たちに話すと 驚いて、目を見開いて聞き…
四季をそれぞれ色で表現してみてというと、皆さまざまな色をあげる 春はピンクで、夏は青、秋は茶色で、冬は白とか・・・ 昔の人は 春は 緑 夏は 朱色 そして秋はなんと 白 さらに冬は 黒 で表現した 春の緑は昔は青と表した 青信号とか、目に青葉 とかの言…