2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

屏風ケ滝② 植物

やはり草本、木本とも花々には遅すぎたが、その代わり新緑がきれいに展開していた。 この渓流にはケンポナシが多い。また、イタヤカエデ、コハウチワカエデなどカエデの仲間やサワグルミも多かった。 カエデの仲間を ムクロジ科 と分類しているが、これはDNA…

屏風が滝① 滝

久しぶりに訪れてみたが、記録を見ると三年ぶりになる。その間の台風や大雨のためだろう、大きな木がけっこう倒れており、中には登山道を塞いでかなり歩きにくいところもあった。もともとこの滝への道は鉄の橋や石段などよく整備されているコースだが、最近…

静寂の湖

驚くばかりの早い時期の梅雨に入って間もなく、激しい降雨の合間に、琵琶湖は静寂の湖面を見せてくれた。 朝凪、夕凪は琵琶湖でもある。 ただ、昼間はあまり凪いでいることは少ないのだが、これは昼間の景観である。 www.youtube.com

高時川源流 ②植物

この源流域は植生が豊かで、歩いていて数多くの植物と出逢える。 ただ、県内ではもっとも降雪量が多く、春の訪れが平地より半月かひと月近く遅れることもあり、厳しい環境には違いない。伊吹山地のように地質が独特で植生が変化に富むわけでもないのに、これ…

高時川源流 ①風景

景観の優れた所はたくさんあるが、ここは植生の豊かさとともに景観が作られているところで、特に春や秋の植物の移り変わりとともに変化してゆく多様性に富んだ地域である。 川というものは血管のようなもので、流域に降った水を集め、下流域に恵みを運び、い…

姉川上流 新緑

山々の木々は、芽吹き、開花から、新緑そして深緑へと移り変わってゆく。サクラやコブシの開花は当然だが、この時期には、ナラの銀色や、イヌブナの黄緑色など新葉の芽吹きや深緑の色によって遠目にも木々が識別できるものも多い。褐色がかったものや、赤味…

キンラン

昨年に続いて、今年もたくさんのキンランが咲いてくれた。近くにクヌギやコナラの林があって、数年前から落ち葉をかき集めたりしていた。そのことが関係したのか、あるいは以前から生育していたものの気付かなかったのかは分からないが、年々増えてきたよう…

フジ

多くの木々が開花や芽吹き、紅葉などとともにそのありかを教えてくれることが多いが、フジも、今の時期には、至る所で目立つようになる。 特に植林地などでは管理が行き届かなくなってきていて、スギに巻きついて花ばかりが目立つようになっているものも多い…

ニホンアナグマ

ニホンアナグマ(イタチ科) www.youtube.com 散策の途中で出逢ったが、おそらくこちらには気付いていないだろう。以前にもアナグマを見かけたことはあるが、目が悪いのかほとんど警戒心がないような感じがする。 たぶんタヌキとよく似た行動習性をしている…

日本三鳴鳥

さえずりの綺麗な日本三鳴鳥は、ウグイス、オオルリ、そしてコマドリだが、コマドリは高山帯、亜高山帯に行かねば聞くことはできない。 恵まれたことに自宅のすぐ近くでウグイスとオオルリのさえずりを聴くことができるが、あと一種、コマドリに匹敵する綺麗…

巨木の森

野坂山地にある大谷山。 赤坂山とともに展望の良い山行が楽しめる山だが、山麓に大木の密生した場所がある。尾根近くまで登るとブナ林が広がるところがあるが、ここはそこに至るまでの夏緑樹の広かる林にあたる。幾分平坦になったところだが、なぜかそこだけ…