Hiking

冠山

冠山(かんむりやま) 岐阜 福井県境の山だが 容姿がすこぶる印象的な山で 烏帽子 というのか昔の冠 いわゆる衣冠束帯とかいう頃の冠の形をしている 昔 それこそ15年以上前になるが よく友人たちと登った 姿がよい上に 展望もよく さらに花々が豊かである …

比叡山 ③大宮川 植物

一気に 比叡山 ① ② ③ をアップしている 以前からよく歩いていた大宮川沿いの林道だが 大宮川の名前の由来について 日吉大社には 大物主神(いわゆる大国主神)を祀る西本宮と 大山咋神を祀る東本宮があるが 流石の比叡の地主神である大山咋神も 出雲の大国主神…

比叡山 ②八王子山 植物

日吉大社の奥宮への登山道を時間をかけて登り そこから奥にほぼ水平な道(行者道)へ さらに大宮谷に降りて林道を戻ってきている 比叡山には種々の植物が分布しているが 古くからの 神域 境内のため 照葉樹も多く ちょうど落葉、芽吹きの時期にあたり 色彩が…

比叡山 ①金大巌(こがねのおおいわ)

比叡山としているが 日枝山(ひえのやま) もともとの比叡の山をとりあげている 以前から行きたいとは思っていたが 標高差200mくらいの急勾配を登ることになる 平地はある程度歩けるが 坂で負荷がかかると体調を崩してしまう ただ 奈良への旅である程度の…

奈良 ③ みたらい渓谷 植物

山中になってくるので 照葉樹の数は減り 夏緑樹が増えてくるため 紅葉の名所になっているのだろう 千メートルに満たない高度だが カヤやモミの針葉樹も見られる フデリンドウ(リンドウ科) 春に咲くリンドウ 5センチくらいの高さか よく見ていないと見落と…

奈良 ③ みたらい渓谷 風景

今でこそ道がついているが とんでもない山奥である すぐ近くに 洞川(どろがわ)温泉という 大峰山の修験道の行者が宿泊所としたところがあるが 昔はそこへゆくのも大変だったろう 奈良は山中の川の水がきれいで深みがある 周辺の川を含めて たしかに気持ち…

奈良 ② 山の辺の道 植物

木々が芽吹き 新葉が展開し 花々が咲き やはり新緑のこの時期はすがすがしい 花々を 新緑を見ながら また 古墳や あるいは神社を詣でながら歩くので 私には障害物競争をやっているようなもので なかなか先へ進めない 以下 樹木、道端の栽培のものも含めてか…

奈良 ② 山の辺の道 崇神天皇陵

新緑が鮮やかなのはその頃を狙って出かけたのだが うれしいことにところどころに桜が咲き残っていてくれた 時期的に カスミザクラが多かったと思うが なかには ヤマザクラもあったように思う 三輪神社から石上神宮まで歩いた中で 多くの優れた景観に出逢った…

奈良 ② 山の辺の道 風景

歩いているうちに気付いた あぁ ここは昔の 私たちが子供の頃の風景だと 景観条例・・とかいうものがあるのだろう また歩けばわかるが 至る所に古墳がある 下手に掘れない 道も付け替えられない 田も畑も昔の面影のままである いつの頃だったろう 農地が効率…

奈良 ② 山の辺の道 神社

どこから歩き始めてもよいのだろうが、三輪神社(大神神社)からにした 神様の御魂(みたま)には 和魂(にぎみたま)と 荒魂(あらみたま) があるとされ さらに 和魂は 幸魂(さきみたま)と 奇魂(くしみたま)の二つの働きにわかれる 出雲の大国主命の …

奈良 ①赤目四十八滝 植物

ずいぶんと前になるかもしれないが 以前訪れた時に シロバナのショウジョウバカマを見たのがよく印象に残っている ということは今回よりも早い時期に もしかすると吉野の桜と併せて訪れたのかもしれない ただ 木々の芽吹きは今回の方が鮮やかだったと思う カ…

奈良 ① 赤目四十八滝 滝

久々に奈良を訪れたので数回に分けてアップする 吉野の桜やその他の桜も見たいが 人の多さが大変なので 渓谷の新緑と早春の植物 山の辺の道の新緑の景観と古墳や神社の歴史散策に絞って 赤目四十八滝 山の辺の道 みたらい渓谷 葛城山麓の神社 を訪れた 赤目…

信州 ⑦ 白駒池

何かおかしいとは思いながら・・ 八ヶ岳白駒池を跳ばしていた あらためて・・ 八ヶ岳は夏沢峠を境にして 岩峰の目立つ南八ヶ岳と 針葉樹を中心とした森に覆われている北八ヶ岳に分かれる 男性っぽい南と 女性っぽい北に分かれ 御泉水のところでも出てきた蓼…

信州 ② 御泉水自然園

蓼科山の中腹から水が湧き出る地の園地なのだが なぜ 御 が付くのかわからないので 受付で聞いてみたり 少し調べたりしたがよくわからない また諏訪大社に関係したりするのだろうか ここは標高が1800m以上あり 下界は30度を超えていたようだが ここで…

信州 ① 八島ヶ原湿原

霧ヶ峰 というと ほとんどの人が知っている地名だろう たしかに霧が多いらしく 夏も涼しい ニッコウキスゲの似合う草原のイメージがあり ずいぶん得をした地名のひとつかと思う この広大な草原は 風衝草原 と聞いたことがあったが 調べてみると人の手による…

白山山麓 ③市ノ瀬園地

白山の石川県側の登山口を市ノ瀬というが ここからチブリ尾根、釈迦新道、さらに奥まった別当出会から砂防新道、観光新道といくつかの登山道に分かれている ここは手取川の源流部で 氾濫によってできた川原に ヤナギやハンノキ、カツラなどの林ができていて…

白山山麓 ②蛇谷自然園

白山白川郷ホワイトロード(昔は白山スーパー林道と言った)の料金所までに 中宮ビジターセンターというところがあり、その裏山に自然観察路がある 少し登ればあとは山を巻いている平坦な道なのでゆっくりゆけば今の自分でも歩くことができる 途中に小さなト…

虎御前山

湖北に虎御前山という標高224mの低い、南北に伸びた丘状の山がある。 (琵琶湖が標高85mほどあり、湖北の平野部ですでに100m近くある。) 北端のすぐ目の前に、歴史で有名な浅井家三代の小谷城跡があり、織田信長の小谷城攻めではここが砦、城となっ…

林道歩き

もう十年以上前から獣害がひどくなり、里の周囲には柵が設けられたが、普通に咲いていた山麓の花々はすっかり見られなくなってしまった。林道沿いに咲いていた植物も、トリカブトやハシリドコロなどの強い毒性のあるものか、キク科の植物以外はことごとく食…

京都府立植物園

半年ぶりに県境を越えた ほんとうに異常な日々を過ごしている 実は府立植物園、あるいは湖南、湖東の希望ヶ丘公園などを取り上げているときは 病院へ通っている それゆえ非常事態宣言などが出ていても不要不急の事象ではないので 県境を越えようが構わないの…

生水の郷

近くに、以前、写真家の今森光彦さんによって紹介され知られるようになった生水(しょうず)の郷がある。針江という集落を中心に霜降、深溝という集落にかけて、豊富な湧水が今でも生活に結びついている。敷地から湧水が自噴し、集落を網の目状に水路が通り…

屏風ケ滝② 植物

やはり草本、木本とも花々には遅すぎたが、その代わり新緑がきれいに展開していた。 この渓流にはケンポナシが多い。また、イタヤカエデ、コハウチワカエデなどカエデの仲間やサワグルミも多かった。 カエデの仲間を ムクロジ科 と分類しているが、これはDNA…

巨木の森

野坂山地にある大谷山。 赤坂山とともに展望の良い山行が楽しめる山だが、山麓に大木の密生した場所がある。尾根近くまで登るとブナ林が広がるところがあるが、ここはそこに至るまでの夏緑樹の広かる林にあたる。幾分平坦になったところだが、なぜかそこだけ…

気比の松原

松原に行こうとしたのではなく、通りかかっただけだが、あまりにもウルシの紅葉がきれいなのでゆっくりと歩いてまわった。もはや今年の紅葉は終わりだと思っていたところ、思いもかけず、きれいな光のもとで木々が輝いていた。紅葉する木々の中でもウルシの…

五色の滝

姉川ダムの近く、姉川の支流である 起し又川 を遡っていったところに五色の滝がある。裏磐梯の五色沼のように滝によって色が変わるわけではなく、また、水量も少ない渓流ではあるものの、植生は豊かで、カツラ、トチノキなどもあり、秋には紅葉が美しい。 た…

公園樹

今年は、遠くへ行けないのは残念だが、そのぶん近くの自然をゆっくりと見て廻った。紅葉の時期に入ってきたが、山麓や里山の林よりも、公園の木々は紅葉が進んでいる。木々の自生地が海外のものも多く、そのせいもあるかもしれないが、公園のカツラの木がほ…

京都散策 ③

1月3日 初詣も兼ねて京都東山を散策。最近のオーバーツーリズム状態の京都を知っているので人混みの中を覚悟して行ったが、銀閣寺以外はほとんど人もまばらで、ゆったりとした時間を過ごせた。また、一部西洋人を見かけた他はあれほどいるはずの外国旅行者…

京都散策②

糺の森 下鴨神社参道入口 下鴨神社 神木 シイ(ブナ科)だろう スダジイかコジイかわからない タラヨウ(モチノキ科) カナメモチ(バラ科) ネズミモチ(モクセイ科) 賀茂川 エノキ(ニレ科) 桜とともに等間隔で生えていたので植栽かと思う ここで気付い…

京都散策①

朝はずいぶんと冷え込んだが、昼になると天気はよくなり、もう紅葉は遅いだろうと思いながらも、京都の街をを散策した。地下鉄烏丸線の今出川駅を降りるとすぐに同志社大学で、構内を抜けて御所の北側に入り、東に向かって歩いて紅葉を楽しんだ後で、今出川…