Temple & Shrine

薬師寺

薬師寺は やはり あの見事な東塔に魅了されて 若い頃から何度か訪れている 法隆寺とともに 宮大工 西岡常一さん や 小川三夫さん のこともよく聞いた 若い頃にはすでに金堂は再建されていたが 回廊もなく 東塔のみの伽藍配置だったように思う 今では西塔が再…

當麻寺

遠くに初詣に行くことはまずないのだが 初詣に関わらず 奈良に行ってみようということになって 昔三輪山を遥拝したと聞く鳥見山の等彌神社を詣ってから まず大神神社にと思っていたが あまりにも奈良のことを知らなさすぎた 昨春に行って広大な駐車場を知っ…

Ley Line 伊吹山から竹生島を越えて

年に2回 春分と秋分の日に 太陽は 伊吹山 の頂上から昇り 光の筋は 竹生島 を越えて 湖西の 王塚古墳 日置前神社 さらには 大山 出雲大社 へと伸びてゆく はるか昔 縄文時代の人々が崇めていた光の筋である www.youtube.com 現代は・・ あまりにも自然を忘…

比叡山 ③大宮川 植物

一気に 比叡山 ① ② ③ をアップしている 以前からよく歩いていた大宮川沿いの林道だが 大宮川の名前の由来について 日吉大社には 大物主神(いわゆる大国主神)を祀る西本宮と 大山咋神を祀る東本宮があるが 流石の比叡の地主神である大山咋神も 出雲の大国主神…

比叡山 ②八王子山 植物

日吉大社の奥宮への登山道を時間をかけて登り そこから奥にほぼ水平な道(行者道)へ さらに大宮谷に降りて林道を戻ってきている 比叡山には種々の植物が分布しているが 古くからの 神域 境内のため 照葉樹も多く ちょうど落葉、芽吹きの時期にあたり 色彩が…

比叡山 ①金大巌(こがねのおおいわ)

比叡山としているが 日枝山(ひえのやま) もともとの比叡の山をとりあげている 以前から行きたいとは思っていたが 標高差200mくらいの急勾配を登ることになる 平地はある程度歩けるが 坂で負荷がかかると体調を崩してしまう ただ 奈良への旅である程度の…

葛城山麓

葛城山麓にあるいくつかの神社を訪ねてみたが ほとんど中腹と言ってよいくらいの所にある 南にはおそらく大峰山系 東には高取山などとその手前の丘陵 その少し北には畝傍山と大和盆地が見えていた 古代になぜこのような葛城山の中腹とも言える傾斜地に出雲か…

奈良 ② 山の辺の道 崇神天皇陵

新緑が鮮やかなのはその頃を狙って出かけたのだが うれしいことにところどころに桜が咲き残っていてくれた 時期的に カスミザクラが多かったと思うが なかには ヤマザクラもあったように思う 三輪神社から石上神宮まで歩いた中で 多くの優れた景観に出逢った…

奈良 ② 山の辺の道 神社

どこから歩き始めてもよいのだろうが、三輪神社(大神神社)からにした 神様の御魂(みたま)には 和魂(にぎみたま)と 荒魂(あらみたま) があるとされ さらに 和魂は 幸魂(さきみたま)と 奇魂(くしみたま)の二つの働きにわかれる 出雲の大国主命の …

天満宮

小さな天満宮だが、少しだけ梅林がある 京都の社寺や各地の有名な梅林にも行ってみたいが 人混みを避ける習慣がついてしまった 都の邸宅にあった 桜は 道真との別れを惜しんで枯れたという 梅は 有名な 東風吹かば匂いおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れ…

坂本城跡

城や石垣は好きなのでよく各地の史跡を訪れることはある とは言っても よく古墳や石棺などが発見されて大々的に説明会が行われているのを見かけるが 今回のような発掘調査現地説明会のようなものには行ったことはなかった 友人の誘いもあって初めて出掛けて…

アカガシとシラカシ

以前にも取り上げたかもしれないが 湖北地方には各集落に 野神(のがみ)の森 というものがあって 集落のはずれにあるところもあるが 集落内に驚くほどの大木があるところも多い 木之本町黒田には 黒田のアカガシ と呼ばれる野神があり この木は 新日本名木…

信州 ⑤ 諏訪大社

以前から信州の霧ヶ峰や八ヶ岳に行くことは多かったが 諏訪大社・・・は気にはかかるものの四社もあり 上社本宮 上社前宮 下社春宮 下社秋宮 はたしてどこへ詣ればよいのかわからずいつも通り過ぎていた 出雲大社の大国主神の国譲りの話にかかわり 次男の建…

日吉大社

難しい漢字だが・・ 比叡・・ この字は読める人が多いのではないかと思う 比叡山延暦寺の ひえい である (以下 日吉大社についての 特に祭神についての説明は わかりにくいと思うので随時とばして読まれるとよいかと ただ 神々の関係がわかると面白いもので…

クリスマス

明日はイエスキリストの生誕日とされる日だが 今日の夕方から明日の夕方までが降誕祭 いわゆるクリスマスで 今日の日没以降をイブといい 今晩はいわゆる前夜祭ではないらしい つまりもうクリスマスである降誕祭に入っている 仏教で言えば 四月八日の花祭りが…

地蔵菩薩 と 観音菩薩

湖北の田園風景の中に姿のいいエノキがあり、株元に小さな祠があった。 中を覗いてみると地蔵菩薩がおられるようで、よくみると後ろにも屋根に覆われた六地蔵が並んでおられる。 まぁ、雰囲気のよい場所で、昔は村の外れにこのようなお地蔵さんがたくさんお…

ツリフネソウ

ずいぶんと少なくなったような感じがする 少し山に入り 水気の多いところには いたるところで群生していたように思うが もしかすると鹿によるものかもしれない ひさびさに谷沿いの群生地に出逢った ミゾソバとともに林床をおおっている すぐ近くに ひっそり…

瓜割の滝 夏 植物

平地ではほとんど野草の開花が見られなくなるこの時期でも、ここではたくさんの花に出逢える。もともと川沿いという場所は植生が豊かなところだが、加えて大量の湧水のために谷一帯の気温、湿度が安定しているためだろう 近年、天候が不安定になり気温、雨量…

ムクロジ

通りかかった神社の樹々が見事だったので、集落のはずれにある小さな神社だったが立ち寄ってみた。 いきなり、入口の鳥居のそばに大きなムクロジが生えていて、ちょうど実がいっぱい落ちていた。奥にもさらに二本の大きなムクロジが生えていて、古木のケヤキ…

鶏足寺

湖東、湖北には山麓に、かつての大規模な寺院跡がたくさんある。本堂へ向かう参道沿いに平坦な土地がいくつも並んでいて、七堂伽藍や僧坊跡など、仏教関係の建造物が建っていたのだろう。以前とりあげた湖東三山も、あれだけ近くにあれほどの規模の寺院が建…

気 ⑦ 糺の森

最後に・・・ 下鴨神社 糺(ただす)の森 スイスからの女子留学生が、何年もの滞在後だろう 京都で最も好きなところはどこですか? と聞かれて、金閣寺でも、嵐山でもなく 糺の森・・・と答えたそうだ。 その話を聞いたとき、当たり前かも知れないが 日本人…

気 ④ 神倉神社

熊野三山はすべて詣でたことがある。 ただ、熊野本宮大社も熊野那智大社も熊野速玉大社もあれほど有名なところであるのに関わらず、気を感じたことはない。知らなかったが、本宮大社は明治の頃までは、今の小高い丘の上ではなく、川原の中洲にあったようで、…

葛川明王院

比良の西側、安曇川の上流部に、比叡山延暦寺の修験道場 葛川明王院がある 延暦寺の中核部からはかなりの距離がある www.youtube.com 明王院で撮影をしていると、数名のカメラを持った方がおられたので話してみると、少し早いですねぇ・・・と言われる。はぁ…

若狭 信主神社

よく取り上げている 瓜割の滝 へ行く途中の、若狭上中町の三宅という集落に、信主神社という神社があり、 以前、若狭の知人が神社の木を教えてほしいというので、訪れたことがある。 すごい古木が何本も生えていて、うっそうとした森になっている。神社はも…

龍安寺

京都のすぐ近くに生まれ育ったが、行きたいとは思いながら、いまだに行っていないところが多く、いまだに祇園祭も見たことがない。 ただ、伏見稲荷などは小さい頃毎年のようにお参りに行っていたし、嵐山などは、物心ついてから、なんや、ここを嵐山というの…

若狭一宮神社

神社が目的で出かけたのでもないが、近くまで行ってふっと、若狭姫神社…というのを聞いたことがあるのを思いだして訪れてみた。行ってみてわかったが、上社の若狭彦神社 と 下社の若狭姫神社 があり、両神社で若狭国一宮である。敦賀にある 気比神社 もずい…

酒波寺にて

今年はエドヒガンの開花が例年より早くなって彼岸過ぎ頃から咲き出したが、個体ごとのばらつきもみられる。酒波寺の行基桜は最も早く満開を迎えた。昔と違って多くの人に知られるようになり、年配のご夫婦や、小さな子供連れの家族などが来ていた。 少し異な…

京都散策 ③

1月3日 初詣も兼ねて京都東山を散策。最近のオーバーツーリズム状態の京都を知っているので人混みの中を覚悟して行ったが、銀閣寺以外はほとんど人もまばらで、ゆったりとした時間を過ごせた。また、一部西洋人を見かけた他はあれほどいるはずの外国旅行者…

京都散策②

糺の森 下鴨神社参道入口 下鴨神社 神木 シイ(ブナ科)だろう スダジイかコジイかわからない タラヨウ(モチノキ科) カナメモチ(バラ科) ネズミモチ(モクセイ科) 賀茂川 エノキ(ニレ科) 桜とともに等間隔で生えていたので植栽かと思う ここで気付い…