2022-01-01から1年間の記事一覧

クリスマス

明日はイエスキリストの生誕日とされる日だが 今日の夕方から明日の夕方までが降誕祭 いわゆるクリスマスで 今日の日没以降をイブといい 今晩はいわゆる前夜祭ではないらしい つまりもうクリスマスである降誕祭に入っている 仏教で言えば 四月八日の花祭りが…

冬至

日本海側の各地で大雪のニュースを聞くが、ありがたいことに本来積雪の多い湖西、湖北にも今回はほとんど積もっていない。衛星画像で雲の流れを見ていると本来冬型による北西の季節風が西からの風に変わっていて、いつもなら若狭湾から関ヶ原に抜けるべき雪…

モン・サン・ミシェル

聖ミカエルの山・・・という意味らしい モンブラン(白い山)のモンと同じか 敦賀半島の水晶浜というところにきれいな形の岩があり 砂浜が伸びてつながっている 河川の位置や 海流などが関係するのだろうが 江ノ島などと同じで ミニ陸繋島(りくけいとう)の…

ユキミバナ

ユキミバナ・・ 初夏から雪の降る季節まで咲き続けるのでこの名がある サルスベリが百日紅でほぼ三月だが それを上回る 瓜割の滝に向かう山道の杉林の林床にびっしりと生えているが 気温は十度にも届かず さすがにこの時期にはぽつんぽつんとしか咲いていな…

霜月 ③ 実り

今年の秋の実りを集めてみた。 ムラサキシキブ(シソ科) 良い名をもらった植物の典型 ノブドウ(ブドウ科) 色においては、このブドウを栽培種に改良すれば売れるだろうが 青や紫は虫の寄生によるもので、毒性はないかもしれないがまずいはずである コバノ…

霜月 ② 紅葉

今年の紅葉を振り返って・・・ ウリカエデ(ムクロジ科) ウリハダカエデ(ムクロジ科) 基本的には 橙 になってゆく なお ウリカエデ も ウリハダカエデ も樹皮が瓜のように緑がかるのでその名がある アカシデ(カバノキ科) もっとも紅葉の好きな木を一つ…

霜月 ①

昨年と同じく 例年よりも暖かい また本来の冷たい時雨がほとんどない晩秋だった それでも昨年と同じように雪はひたすら降り積もるだろうから これからは冬支度に忙しい日々を過ごすことになる 霜月を振り返って・・・ 竹生島(ちくぶしま) この辺りを奥琵琶…

圧巻 イロハモミジ

公園樹の紅葉において イロハモミジのみ 紅葉のばらつきがあるが・・ としていたが もう一度訪れてみると圧巻の紅葉だった この木はかなり太い大木で 四方に幹を伸ばしていて 少し丘のように盛り上がったところに生えている ここは雪の多いところなのだがよ…

シマカンギク

近畿より西に分布する野菊で朝鮮、中国にも分布する 中国、九州地方では一般に見られるようだが、本県では絶滅危惧種に当たる 島寒菊の意味だが山麓などにも見られる シマカンギク(キク科) 漢方で主に用いられるのがこの菊で、薬用のみでなく飲用(菊花茶…

公園樹紅葉

湖北の湖岸にある公園の紅葉 たくさん植えてあるモミジだけは紅葉のばらつきがあったが 多くの木々で紅葉が進んできた 聞くところによると京都はとんでもない人の波だという 石の上にも三年・・・ わからぬでもないが イロハモミジ(ムクロジ科) ナツヅタ(…

伊吹山麓紅葉

姉川上流 伊吹山麓紅葉 紅葉の名所というのはたいてい山間の川の谷筋が多いように思う もちろん高山の山肌一面の紅葉ということもあるが そういったところは ブナやダケカンバやあるいはカラマツなどが純林に近い植生になることが多い もちろん純林の紅葉も…

色彩 2022秋

秋は一年のうちで春以上に最も色彩の豊かな季節かもしれない 紅葉に限らず今年の秋の色彩を集めてみた www.youtube.com

峠② おにゅう峠

若狭との県境に、以前は鯖街道(若狭から京都へ塩サバを運んだ道)として、また最近では雲海で有名になってしまった おにゅう峠 がある。 以前は峠の道にさしかかるとアスファルトが途切れて地道になっていたが、雲海で有名になったからか、若狭へ抜ける道も…

地蔵菩薩 と 観音菩薩

湖北の田園風景の中に姿のいいエノキがあり、株元に小さな祠があった。 中を覗いてみると地蔵菩薩がおられるようで、よくみると後ろにも屋根に覆われた六地蔵が並んでおられる。 まぁ、雰囲気のよい場所で、昔は村の外れにこのようなお地蔵さんがたくさんお…

峠① 鳥越峠

春は里から 秋は山から・・・ 紅葉の季節になってきたが まず標高の高い山々から色付き 徐々に里に降りてくる 日本海に近い湖西、湖北は 例年ならこの時期は時雨の時期となり 気温も低く気持ちも沈みがちな日々を送ることとなる ところが去年も そして今のと…

神無月

神話や古代史のことに詳しいわけではないが、全国の八百万の神が出雲へ集まったり、奈良の三輪神社のみならず全国各地の神社に大物主大神が祀られていることを考えると、よほど出雲の大国主神の影響が強かったのだろう。 まもなく各地に帰ってこられる。 東…

秋の野草 ④

秋の野草 ③ に続き 少し山麓あるいは山に少し入ったところの花々 ただし①②の 野の花 ③④の 山の花 に明確な区分はない いくぶん希少な種類もある センブリ(リンドウ科) 昔から薬用に用いられ、千回煮出してもまだ苦いことから千振りの名がある たしかに細い…

秋の野草 ③

野や里の花をとりあげた ① ② に対して 少し山麓あるいは山に入った花々を集めてみた ③と④にわける ただし時期は十月の初め頃から現在までのものになる ツリフネソウ(ツリフネソウ科) これは白花だがいくぶん赤味があり 完全な白花のようにも思えない アキ…

ユウガギク

野菊の盛りを迎えているが、毎年、出逢うと清々しく、爽やかな気持ちになる野菊がある。 ユウガギクである。 地域によってはわからないが、湖西や湖北ではどこにでもある野菊ではなく、かといって希少な稀(まれ)にしかみられないものでもない。 農耕地や野…

秋の野草 ②

すでに秋の花も終盤に差し掛かっている ①と重なるものもあるかもしれないが 主に野に咲く花々を集めた アキノエノコログサ(イネ科) ミゾソバ(タデ科) ボントクタデ(タデ科) サクラタデ(タデ科) チカラシバ(イネ科) サクラタデ(タデ科) オオイヌ…

蕎麦畑

早春のザゼンソウ 春のエドヒガンザクラ 初夏のカキツバタ 夏のマツヨイグサ 初秋のヒガンバナ そして秋のソバ・・・ 湖西には季節ごとに代表的な景観がいくつもある ソバ(タデ科) 赤いのは オオイヌタデ(タデ科) 雑草ではあるがきれいなものだ 黄緑はイ…

飛来

今年もやはり飛来してくれた このアサギマダラたちは 去年立ち寄ってくれたものたちの 次の世代の蝶だろう そしてこの蝶たちはまた フジバカマの蜜を吸って 遥か南西諸島まで渡ってゆく アサギマダラ(タテハチョウ科) フジバカマ(キク科) 今やほぼ絶滅し…

コスモス

なぜこのように撮れるのかというと、ここは手前から奥へごくわずか傾斜になっていて、後ろは少し空いて林になっている。ちょうどひな人形の飾り段のような感じと言えばわかりやすいか。 それほど多くの人が来るわけではなく、というかほとんど人は来ない。 …

ツリフネソウ

ずいぶんと少なくなったような感じがする 少し山に入り 水気の多いところには いたるところで群生していたように思うが もしかすると鹿によるものかもしれない ひさびさに谷沿いの群生地に出逢った ミゾソバとともに林床をおおっている すぐ近くに ひっそり…

ヒガンバナ

昨年に比べるといくぶん遅めに咲きだしたのかもしれない。 十月に入った今も盛んに咲いている。 ヒガンバナ(ヒガンバナ科) 今年も湖岸の群生地は多くの人が訪れるようになり 他のインスタ映えスポットと同じようになってきた感がある。 湖西にはけっこうた…

アキアカネ 乱舞

このような赤トンボの乱舞を見られたことがあるだろうか? ちょうど今の時期に高い山で過ごしていたアカネトンボが里に降りてきて飛び交うようで、山麓などで時折このような光景に出逢う事がある。 農家の友人がいつか有機不耕起栽培をしているととんでもな…

秋の野草 ①

秋分も過ぎいよいよ秋本番になってきた。 秋の野草も一気に咲きだし野辺を彩るようになり 散策がもっとも気持ちのよい季節である。 農道や畦道を歩いて目についた いわゆる野の花々をあげてみる。 とりあえず ① としたが、いつ ② が出せるかはわからない。 …

あかずながむ

かなり強い台風の直撃ということで どこにも出掛けられず Memoriesを・・ 愚かな話かもしれないが・・・ 西行法師や良寛さんが月を飽きずに眺めた・・ とのくだりで思い出したことがある ノイバラ(バラ科) どの世代の人たちまで習われたのかは知らないが …

萩 芒 葛

萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花 秋の七草だが このうち初めの三種 ハギ ススキ クズは 野草というイメージではなく灌木や空き地一面に広がる多年草 あるいは他の植物に覆いかぶさるつる植物で 後者とは少し異なる ハギは灌木だが秋にふ…

十六夜 ②

月の出がこれだけ感動するものとは知らなかった・・ また、月の出だけでなく中空に昇ってからも見飽きるということがない。 西行法師や良寛さんが月を見て飽きなかったというのが少しはわかったような気がする。 太陽は日の出や日没は誰しも感動的で、また思…