御泉水の御がなぜつくのかわからないと書いていたが
やっとわかった
気付かなかったが、テラスの近くに御柱
(諏訪大社に使われた後、里帰りしたもの)
があり、その近くにこのような説明があるらしい
御泉水物語
富士山と八ヶ岳が濛々と煙を出していた頃のことです
ある時、二つの山が日本一の背比べをしたところ八ヶ岳の方が高いことがわかりました
これに怒った富士山が八ヶ岳を蹴飛ばしたので、八ヶ岳は崩れ落ちて富士山よりも低くなってしまいました
このことを聞いた八ヶ岳の妻の蓼科山(女の神山)は、夫の身を想い悲しんで涙を流しました
その涙が溜まり女神湖(赤沼の池)になったということです
愛する人を想うその清らかな涙は、今も蓼科山の中腹から湧き出し、『御泉水』と呼ばれています
八ヶ岳 野辺山より
赤岳
富士山と八ヶ岳が背比べをして・・・という話は以前聞いたことがある
上の写真でもわかる通り、また八ヶ岳の山麓を廻っているとわかるが、八ヶ岳は広大な裾野を持っている
今でも最高峰赤岳の標高は2899mある
富士山に蹴られたというが、会津磐梯山と同じように爆裂噴火による山体崩壊を起こしたとすれば、裾野を伸ばしていったイメージから判断すれば確かに富士山を超えていただろう
以前聞いた富士山と八ヶ岳の喧嘩の話ではオチがあって・・
八ヶ岳の名前は
奴が高え!
から来たと・・・
関西では言わない言い回しではあるが・・・
何にしても 御泉水 が納得できた
伝説や古くからの言い伝え あるいは神話などが
架空の話に見えて
本当のことを伝えていることがある
たしかに八ヶ岳はとんでもない高い山だったと聞いたことがある
御泉水 の湧出
左下から
手前から奥の方へ流れ出て行く
左 蓼科山
中央より右 南八ヶ岳