諏訪大社・・・は気にはかかるものの四社もあり
上社本宮 上社前宮
下社春宮 下社秋宮
はたしてどこへ詣ればよいのかわからずいつも通り過ぎていた
次男の建御名方神(タケミナカタノカミ)を祀っているとのことで
意を決して 上社本宮 に詣った
社務所におられた巫女さんに聞いたところ
四社とも同じ祭神なので
どこをお詣りされてもよい・・とのこと
弊拝殿
本殿ではない
祭典や神事を行う場所とのこと
ただ一般にはここで詣っている
諏訪大社本宮には本殿はないとのことで
いわゆる奥宮 守屋山 が祈りの対象なのだろう
これは正面の鳥居ではなく東側の鳥居
入口御門とありこの先の廊下が布橋
四脚門 本宮最古の建造物
左が弊拝殿だが、この門の正面奥に硯石と呼ばれる磐座がある
勅願殿
私事の祈祷を行う場所
一の御柱の後ろにある磐座
ちょうどこの時期なので 茅の輪くぐり があった
神楽殿
とんでもない大太鼓が二台据えてあった
すべてモミの木だという
二の御柱
三の御柱
この三の御柱は普通に大社を詣っていれば気付かない
帰りに東の鳥居の外に小さな川が流れていて、細い道があり
植物を見ながら少し遡っていったところで気付いた
後でわかったが小さな川は御手洗川というらしい
四の御柱
奥に見える
二の御柱横にある大欅
ケヤキ(ニレ科)
キササゲ(マメ科)
雷避けになるとのことで神社仏閣に植えられたとある
カツラ(カツラ科)
かつては広大な社領に数多くの建物があったらしく 以下はそこに生えていたもの
ムクノキ(アサ科)
スギ(ヒノキ科)
五本杉 とあったが 近くに坂上田村麻呂云々との説明があった
やはり諏訪の神は軍神だからか
大きな木だが マメ科には違いないがなんだろうと近づいてみたら
大きなマメの鞘がぶら下がっていた
中央奥が御神体の守屋山
欄干の角にジョウビタキがとまっている
冬鳥のジョウビタキがなぜ今ここにいるのかと思ったが
八ヶ岳周辺で繁殖が確認されているそうでそういった個体かもしれない
これは広角レンズで撮っている
すぐ近くなのだが 人懐っこくずっと欄干周辺にいてくれた
さて 途中で取り上げた有名な 御柱 だが
さすがにこれは調べてもわからない
いろんな説があるようだが
考古学や歴史の素人には何も言えない
ただわかったのは
何か近年では警察署や官公庁にまで立てるらしい
さらに先日偶然友人に誘われて加賀の那谷寺(なたでら)にいってみると
入り口に 御柱 があった
ここでは御柱が鳥居の役目を果たしている
確かに昔から神様のことを 柱 というが
諏訪大社で 御柱が 祈りの対象のようになっていたようにも思えない
わからずとも何百年何千年も続けてゆく
というのは大切なことのようにも思える
なお 祭神の 建御名方神(たけみなかたのかみ)だが
植物を学ばれた方は 南方熊楠(みなかたくまぐす)を知っておられるかもしれない
偶然かもしれないがこれもよくわからない