信州 ⑥ 尖石縄文遺跡

 

尖石縄文考古館というところがあったので少し寄ってみたが、なんと国宝を間近にふたつも目にすることができた

若狭にも縄文時代の博物館があり5000年前とか7000年前とかの縄文土器を間近にみたことはあるが、いつもながら私などには作れない素晴らしいものばかりなのでいつも感心してしまう

 

縄文土器の縄文(縄目模様)は 中の水に対する結界だと聞いたことがあるが

なるほどそうかもしれない

神社などのしめ縄に現在でも残っている

 

 

黒曜石の矢尻

このような精密な矢尻は作れない

 

諏訪湖周辺の遺跡の分布

なんと密度の高いことか

黒曜石も産して 縄文時代の大都会のようなところだろう

 

国宝 縄文のビーナス

間近で見ると迫力がある

 

国宝 仮面の女神

現在はあらゆるところでどんどんデザインが進んできているが

ぜんぜん負けていない

 

考古館で尖石遺跡というところはどこですかと聞いてみたが

なんのことはない 歩いてすぐのところだった

というか尖石遺跡のとなりに尖石縄文考古館を建てたということだった

多くの住居跡 土器等が出土したが 今は埋め戻されて芝生に覆われている

住居跡の復元

 

ここが尖石の名前の元となったところ

斜面を少し下ったところにある

尖石の後ろにカラマツが三本生えていた

昔から住民に 尖石様 と呼ばれてきた

頂上部が石器を作る砥石に使ったようで削れて凹んでいる