京都散策 ③

1月3日  初詣も兼ねて京都東山を散策。最近のオーバーツーリズム状態の京都を知っているので人混みの中を覚悟して行ったが、銀閣寺以外はほとんど人もまばらで、ゆったりとした時間を過ごせた。また、一部西洋人を見かけた他はあれほどいるはずの外国旅行者も少なく、かえってお正月に主要観光地以外であれば落ち着いてまわれるように思える。考えてみれば、わざわざ旅行に正月料金を払ってまで来る人は少ないかもしれない。

 

哲学の道

御覧の通り人は少ない

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蹴上駅から南禅寺に通じる昔からよく通っていた煉瓦造りのトンネルだが、ねじりまんぼ と言うらしい。上を重量のあるインクラインを通すため、レンガをねじって積み、強度を増した。

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レンガがねじれている
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琵琶湖疎水の土木技師を務めた田邉朔郎

東京の工部大学校を卒業したばかりのものがこのような難事業をやり遂げるという…

明治の人には頭が下がる
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インクライン

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疎水の船着場

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疎水の水が集められてすごい勢いで流れていく

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インクラインのすぐそばに疎水の発電所への配管がある。

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インクラインの上端に船溜りがあって、ここから琵琶湖へ、あるいは琵琶湖からの水運が通じている

ただその船溜りとは別に、上記の発電所への配管へ疎水の水が一気に流れ下るところがあって、その水量に驚いた

おそらく発電所で利用された水は、その後動物園の横の水路を通って鴨川に流れ込んでいるのだろう

千年の都が東京に移り、活力を失っていた京都に

琵琶湖を利用した水運と水道と電力、さらには市電の施設等によって再び都市発展のきっかけになったようだ

 

 

セキショウ(ショウブ科)

セキショウだろうと思うが、水路にたくさん生えていた

セキショウはショウブ(ハナショウブとは全く異なる)に似た植物

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南禅寺 三門

石川五右衛門で有名な門

かなり大きい
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法堂(はっとう)

いわゆる本堂
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天井の龍
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ヤブツバキ(ツバキ科)の大木

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マユミの仲間だが植栽されていてわからない

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ハッサク(ミカン科)だろう

所々で見かけた
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哲学の道
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吉田山遠望
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カナメモチ(バラ科
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ナンテン(メギ科)

植栽で増えたと思うが、群生している
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法然院

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ハラン(キジカクシ科)
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センリョウ(センリョウ科)
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マンリョウサクラソウ科 ヤブコウジ科)

改めて確認してセンリョウとマンリョウが全く別の科だとは気付かなかった
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今回訪れた中でもっともよかったのは法然院

人もそれほど多くなく、境内も落ち着いていて

ゆったりと時間を過ごせる

なんとここは拝観料を取られていない

本来 お寺というものはそうあるべきだろうと思う

哲学の道から少しはずれて山側へ登ったところにあるが

以前 歴史小説法然上人が黒谷とか鹿ヶ谷で念仏布教を始めたと読んだが

それがどこなのか、知りたかったので訪れてみた
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銀閣

銀閣寺は正式には慈照寺という

同じように金閣寺鹿苑寺という

 

向月台
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銀沙灘
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国宝 東求堂 
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ラカンマキ(マキ科)

イヌマキの変種

庭園によく使われる

このマキは 千代の槇 といい樹齢五百年以上

つまり足利義政がここを造営した頃からある
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お茶の井の奥にもともとの自然石だろう

見事な岩があった

もしこれが組み上げたものであったらとんでもないすごいものだと思うが

かなりの急斜面に露出した岩だろうと思う
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お茶の井
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展望台より
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吉田山
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国宝 観音殿(銀閣

有名なこの建物は観音殿という

金閣寺のものは舎利殿という
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京都のすぐそばに生まれ育ったが、銀閣寺に行くのは初めてである

ああ…これか と いろいろ見てまわったが、建築様式だけでも、床の間や畳の間取りや

その他今では当たり前に思っている生活様式の大本になっているのだろう

すごいものではある
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京大前の進々堂

残念ながら正月で閉まっていた

正しい営業の姿ではある

少し気になって調べてみたが

今までこの進々堂は京都に多くの店構えをもつ進々堂のひとつと思っていたが

この店は違うような気がしてきた

名前は同じだがここは独立した店だと思う

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出町柳より大文字山
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