比叡山 ②八王子山 植物

 

 

日吉大社の奥宮への登山道を時間をかけて登り

そこから奥にほぼ水平な道(行者道)へ

さらに大宮谷に降りて林道を戻ってきている

 

比叡山には種々の植物が分布しているが

古くからの 神域 境内のため

照葉樹も多く

ちょうど落葉、芽吹きの時期にあたり

色彩が豊かだった

 

コジイ(ブナ科)

いわゆるシイの木

 

白っぽく見えるのが新芽と花

遠目には黄金色に光って見える

この時期は遠目にも一目瞭然

 

 

イチイガシ(ブナ科)

イチイガシはほぼ木肌でわかるが

ちょうど今は落葉の時期なので樹下を見れば確実にわかる

 

クスノキクスノキ科

少し丸くなっているのがクスノキの葉

樟脳の匂いでもわかる




サカキ(モッコク科)

神社の奥宮であるからというわけでもないと思うが

サカキが多かった

 

シキミ(マツブサ科)

香りを嗅げばすぐにわかる

一応毒草である

 

ヒノキ(ヒノキ科)

全山にヒノキが多い

この木肌を見ると樹皮を 檜皮葺き に用いるために剥いだ後だろう

そう言えば根本中堂を改修中だったように思う

 

アカシデ(カバノキ科)

 

イロハモミジ(ムクロジ科)

 

ヤブニッケイクスノキ科

 

モミ(マツ科)

比叡山には モミ も多い

 

 

イタヤカエデ(ムクロジ科)

 

コアジサイアジサイ科)

間も無く開花する

 

ヒイラギ(モクセイ科)

 

アセビツツジ科)

馬酔木とも書く毒草

 

カラスザンショウ(ミカン科)

 

照葉樹の林冠

それぞれの木々がお互いを超えて侵略していっていないのがわかる

生物の社会に競争はあるが 適者生存 とか 弱肉強食 などというものはない

人間の捉え方ひとつである

 

なお イチイガシ だが

県内でこれほどの大木 あるいは群生は見たことがなかった

その意味でも思い切って訪ねてみた甲斐があった

ありがたいことに

幾分の不調はあったものの なんとか体調は大丈夫だった