冠山(かんむりやま)
岐阜 福井県境の山だが
容姿がすこぶる印象的な山で
烏帽子 というのか昔の冠
いわゆる衣冠束帯とかいう頃の冠の形をしている
昔 それこそ15年以上前になるが
よく友人たちと登った
姿がよい上に 展望もよく
さらに花々が豊かである
友人の登山の案内をした
冠山へ続く尾根を少し歩いただけで登ってはいない
もちろん登りたいが・・・
ピークに近づくにつれブナの純林が出てくる
霊峰白山
中央が 御前ヶ峰 右が 別山
途中の尾根からでもよく見えるところがあった
この日は雨の降る前で 風もあり かなり曇っていたが
遠望は効いた
やはり信仰の対象になるだけの威容がある
ブナ(ブナ科)
尾根を通してブナが多く ところどころ 大木 もある
絡んでいるのは
特徴的なブナの樹皮
ブナの花
これは雌花で受粉後にあたる
オオイタヤメイゲツ(ムクロジ科)
コミネカエデ(ムクロジ科)
ちょうど花が咲いていた
マルバマンサク(マンサク科)
アズキナシ(バラ科)
コハウチワカエデ(ムクロジ科)
花蕾が付いている
ウワミズザクラ(バラ科)
平地とほぼひと月ずれている
アカモノ(ツツジ科)
イワカガミ(イワウメ科)
エチゴキジムシロ(バラ科)
ヒガラ(シジュウカラ科)
そこまでゆっくりいってみたが
なくなっていた
そこに行くまでの登山道沿いにも
キジムシロやチゴユリなどが あるにはあるが ずいぶん減っていたので
おそらくなくなってしまったのだろう
もしかするとと そのことを予想しながら行ってはみたのだが
尾根が終わり冠山のピークに登り始めるところに
ハルリンドウがあったので友人に伝えておいたが
それは残っていたようだった