弱い雨や曇りがちの日が続いていたが、この日のみを狙ったように快晴の日になった
昨年と同じく 月の出を湖岸から眺めたが
やはり素晴らしいものだ
ある意味で 感動ものである
山の端から月が出てくるだけのことだが
経験して見るとわかる
十六夜 や 立ち待ち月 居待ち月 寝待ち月 などの言葉があるはずである
どこか山の端や 林越しに
あるいは海や 街のビルからでもいいかもしれない
もちろん中空に高く澄み渡る月もよいが
月の出はまた独特のよさがある
だいたいの位置は予想がついたが
ほとんど伊吹山の頂上付近から出てくるのには驚いた
仲秋があるのなら
仲春もあるのかと調べたら
ある・・・
仲秋は旧暦八月を指すらしく 初秋(文月) 仲秋(葉月) 晩秋(長月) の真ん中
仲春は旧暦二月を指すらしく 初春(睦月) 仲春(如月) 晩春(弥生) の真ん中
中秋 は 仲秋(旧暦八月) の中の十五夜を指す言葉らしく
それゆえ正確には 中秋の名月 と言う言い方の方が正しい
月の出前の 夕映え
いつもながら湖面を渡る道のような
湖岸からの月のよさだが
はたして この湖面の光の筋を表す言葉があってもよさそうに思うが
よくわからない
波光 月波 水無月・・・ などとあるが
もう一つしっくりこない
水月 はよく禅などであげられる実体のないもののたとえで
水面に映った丸い月を指すのだろうし・・
俳句を嗜んでいる人などは知っておられるかもしれない
なお
その場所を選んだわけではないが
月の出を見た場所は
いつも私が エノキ三兄弟 と呼んでいる
エノキが三本並んで生えている場所にあたる
写真を見ればわかると思うが
月はほぼ伊吹山から出てきているが
まさにその手前に 竹生島がある
さらにこの湖岸の真西には 日置神社 という神社がある
友人に聞いたのだが
何か レイライン とか言うらしく
東への延長には 富士山があるとか
西への延長には 出雲大社があるとか
伊吹山の頂上から 日が昇るらしく
先日の 秋分の日 には
他府県からの人もたくさん来ていて
数十名の人が日の出を観に来ていたそうである
曇っていてきれいには見えなかったようだが・・・