ちょうど琵琶湖の景観を取り上げたので 琵琶湖 について
もちろん日本においては最も大きな湖であるが
面積は 674 平方キロメートル
滋賀県の面積のほぼ 1/6 にあたる
貯水量は 275 億立方メートル
滋賀県に降る雨の 5年分 にあたり
淀川水系の人々が使う量の 10年分 以上になる
それゆえ 大阪や京都の方々が 琵琶湖しかないやん・・
というのに対して
水止めたろか!
ということになる
東西の幅が最も狭くなる堅田〜守山間が 1.35 kmで
ここに琵琶湖大橋が掛かっているが
これより南を 南湖
北を北湖 と呼んでおり
面積では 北湖は南湖のほぼ10倍
体積では 北湖は南湖のほぼ100倍ある
よく大津の湖岸や名神インターのSAから
広いなぁ・・と言われていることがあるが
見えている南湖は 10分の1 である
南湖の最深部は 8m で 平均深度は 4m
北湖の最深部は 104m で 平均深度は 40m
南湖はすごく浅い
よく驚かれるのは・・・
琵琶湖の断面を描いてみて・・と言うと
たいていの人は ちょうどお椀のような よくある池の断面のような絵を描く
北湖の東西幅が最長の所では 22.8km あるが
最も深い所でも 104m である
と言うことは 22800m に対して 104m
つまり断面図は 薄い薄い ちょうど雨の後に道路のくぼみにできる水たまりのような
あるいはそれ以上に薄い断面をしている
100m に対して 22400m だから深さに対して湖面の長さが224倍
1:224 の 断面図になるので
上の絵でも深すぎる
大きいから大丈夫・・と思っていると
取り返しのつかないことになる
幸い 湖国の人は高度経済成長の時のヘドロや赤潮などの経験をもとに
ある程度の環境意識を持てるようになってきた
「 Mother Lake 琵琶湖 預かっているのは滋賀県です 」
県庁の方が考えつかれたそうだが いいキャッチコピーだと思う
ただ、環境意識の向上と共に
革新県政が続いて
飛行場や新幹線の駅を もったいない・・ で 中止してきたが
北陸新幹線までなぜか湖国を避けて 京都の北山の山中を通るようになってしまった・・
京都市内の人は地下に大きなトンネルを掘るのだから反対するだろうに
きれいな水を届けているのになぁ・・・