ニホンザル

 

北限のサル・・・

下北半島に生育するニホンザルが北限の猿にあたる。

考えてみれば、ゴリラもチンパンジーもオランウータンもテナガザルも

その他小型の霊長類もほとんどは熱帯か亜熱帯に生息している。

海外からの人は珍しがって スノーモンキー と呼ぶらしい。

今年は予報通り雪の多い年になりそうだが、こんな冬でも冬眠はせずに冬を越す。

最近は人里に来て、畑の作物や果樹を、中には人家の軒や縁側などの食物を狙う輩もいる。

小さな畑で少しの野菜を育てているが、収穫期を見越して狙ってくる少数の離れ猿がいて、一生懸命になって育てたものを台無しにされると本当に腹が立つ。ニホンジカによる食害も酷かったので、小さな畑を囲い、丈夫な網を全面に貼っても、ニホンザルはなんと歯で噛みちぎってでも入る。被害に遭うと、本当にがっくりきて腹が立つ・・・

が、ある時思ったのだが

これは今の自分達の姿に似ていないか?

と、考えたら、少し腹が立たなくなった。

私たちの小さな頃は、みんながもっと貧しかった。食べ物や服も生活様式も・・

ものに関しては本当に驚くほど豊かになっている・・

ただ、異常な行動をする人間がどんどん増えてきた。

元に戻るわけにはいかないが、振り返って見る必要はあるような気がする。

 

 

ニホンザル(霊長目 オナガザル科 マカク属)

親子なのか、この猿は野生のマメガキを食べている

昔の穏やかな頃の自分達を見ているような気がする

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