植物はほぼ活動を休止し、周辺の山野はほとんどが深い根雪に覆われ、
さらに人間活動まで自粛が続く今、
春までは Memories に頼らざるを得ない…
元気、活気、覇気、病気、根気、精気、人気、景気、勇気、意気、狂気、短気、陽気・・・
気持、気分、気力、気候、気象、気品、気質、気概、気合、気性、気配、気絶、気色・・・
などなど、 気 という字のつく言葉は何十、何百とあるだろう
今までにいろいろなところを訪れて、稀に、何ヵ所かでその 気 にあたるものを感じたことがある
最近、若い人たちは パワースポット という言葉をよく使うが
自分の経験からはもう一つ馴染めない
熊野や恐山など 霊場 という言葉はあるし
大きな岩などに 磐座 あるいは 岩倉 という言葉もある
また 霊木 あるいは 神木 ということもあるが
古来、なにか、そのような 気 を感じる場所を必ずしも、あるいは敢えて、名付けていないような気もする
今まで自分が訪れて 気 を感じたいくつかの場所を振り返ってみようと思うが
必ずしも、そこだけなのでなく、
当時の、私の 体調や 季節や 時間帯や 天候や
いろんなことが関わってきていただろうとは思う
Grand Teton
各ピークに Grand Teton Middle Teton South Teton などの名前がある
右端のピークは Mount Moran
まずは、このブログの第一回目に取り上げた
Grand Teton …
24才だったと思う
Jackson という街まで行き、当時そこからは交通機関がなかったので
ヒッチハイクで山の麓のキャンプ場があるジェニーレイクまで
丘の影から、ティートン山脈が姿を表した時
たぶん私は、無意識に手をあわせて拝んでいたように思う
こういうところがあるのか…
「ティートンをみて死ね」つまり 死ぬ前に一度はティートンをみておけ
という言い伝えを残したくらいで
その言葉はすぐに納得できた
また 第一回のブログで書いた通り
この山の麓に住んだ老人の言葉の通りである
標高約4200m
手前の台地で2000mほどの標高がある
今は 全米一美しい国立公園ということで
交通網や、施設や、ツアーなど 当時とは比べ物にならない
なお、年配の方なら・・・
「シェーン」という有名な西部劇の映画があったが、最後に
「シェーン カムバック!」という言葉と共にシェーンが去ってゆく場面の、
背後に映っているのが グランド ティートン である