積雪が多く、多くの植物の開花、芽吹きが遅れている今年
そろそろ瓜割の滝でも早春の花々くらいは咲き出しているかと行ってみたら
なんのことはない すべて一斉に咲き出していた
水温が一定の大量の湧水が一年中流れ出て
この谷筋は 夏は涼しく、冬は暖かい
森も同じようにそういった環境の変化を和らげる力を持っているが
今更ながら感心する
この瓜割の滝一体は 寺や神社を含めた公園となっており
裏山との境界には獣害防止柵が巡らせてある
そのこともあって本来の植生がしっかりと残っていて
季節ごとに数多くの花々が咲く
ここほどではなくとも 本来各地の植生は
もっと豊かだったのだが
今では伊吹山のお花畑ですら残念な姿になってきてしまった
スミレサイシン(スミレ科)
ワサビ(アブラナ科)
モミジチャルメルソウ(ユキノシタ科)
チャルメルソウ(ユキノシタ科)
チャルメルとは中華の笛のこと
サンインシロカネソウ(キンポウゲ科)
ヤブニンジン(セリ科)
ショウジョウバカマ(メランチウム科)
ユリ科に分類されていたものを新分類体系で訳のわからぬ分類になった
DNAには逆らえない
トクワカソウ(イワウメ科)
いわゆるイワウチワだが日本海型のもの
花弁の色の鮮やかさには感心する
ヒメアオキ(ガリア科)
これも以前はミズキ科だったのだが・・・
クロモジ(クスノキ科)
スダジイ(ブナ科)
大師堂の前にある最も大きなシイの木
この辺りは海岸にも近いので照葉樹も混じる