遠くに初詣に行くことはまずないのだが
初詣に関わらず 奈良に行ってみようということになって
昔三輪山を遥拝したと聞く鳥見山の等彌神社を詣ってから
まず大神神社にと思っていたが
あまりにも奈良のことを知らなさすぎた
昨春に行って広大な駐車場を知ってはいたが
あらゆる方面からの渋滞で
その参道に近づくことすらできない
すぐに諦めて
葛城山麓のいくつかの神社へ詣ることにした
正月三日である
伏見稲荷が混雑するのは知っていたが
大神神社 恐るべし・・
翌日 前日に通りかかった 當麻寺と
以前何度か行ったことがある 薬師寺を
お詣りした
三日は神社
四日は仏閣である
當麻寺(たいまでら)
前日に通りかかっただけなのだが
名前はよく聞いていたし
多くの国宝があるとのことで
初めて訪れた
右 本堂(国宝)
左 金堂(国宝)
奥の院より 右 鐘楼門
中央 西塔(国宝)
左奥 東塔(国宝)
国宝だらけの建築物が見える圧巻の光景
双塔伽藍で両塔とも現存しているのは全国でここのみ
奥の院 右 御影堂
左 阿弥陀堂
本堂 内に当麻曼荼羅逗子(国宝)
浄土庭園
鐘楼(国宝)日本最古
東塔(国宝)
西塔(国宝)
西塔
鐘楼門
カシワ(ブナ科)
中将姫
本尊の当麻曼荼羅を織った中将姫
この寺と深く関わる伝説の姫
ナギ(マキ科)
神社でよく見かける ナギ の木だが
かなりの大木に育っていた
ボタン(キンポウゲ科)
いわゆる冬牡丹
それにしてもよくこの時期に
これほど多くの国宝に指定された建築物をもつ寺社仏閣があるのだろうか
奈良時代からの歴史の古い寺院とはいえ
驚くばかりである
なお
なぜ 當麻寺 の名を
さらに後ろに聳える 二上山 を
よく覚えているのか思い出してみると
司馬遼太郎さんの文章だった
司馬さんは幼少期をこの付近で過ごしておられる