ちょうど下鴨神社の話を取り上げたので
このブログのテーマとは関係がないが…
京都のすぐ近くで生まれ育ったが、関西の友人も知らないことが多かったので取り上げてみる
横に伸びる低い丘が吉田山
その奥が京都大学
さらに鴨川を越えて京都御所
京都の街はご存知の通り、碁盤の目のように東西南北に通りが走っているが
東西の通りの名を覚えるための歌がある
ちょうど子供たちの 数え歌、遊び歌 のような感じの歌である
まる たけ えびす に おし おいけ
あね さん ろっかく たこ にしき
丸太町 竹屋町 夷川 二条 押小路 御池
姉小路 三条 六角 蛸薬師 錦
後半の通り名は以下
なくなっていたり
一部が残っていたり
吸収されていたりする通りもある
四条 綾小路 仏光寺 高辻 松原 万寿寺 五条
雪駄屋町(楊梅) 鍵屋町 銭屋町(的場) 魚の棚 六条 三哲(塩小路)
七条 八条 九条 十条 東寺
チャラチャラというのは両方とも金属に関係する仕事だからだろう
最近は京都にはなかなか行けないが
以前は毎月京都の六角に行った帰りに
いろいろな通りを通って京都駅まで歩いて帰った
さすが千年の都で 至る所で歴史的な事象に出会う
親鸞聖人が亡くなったところ
応仁の乱の始まったところ
蛤御門
全国初の小学校…などなどいくらでもある
もし、京都を訪れることがあれば、歌を覚えておられるとよい
余談だが・・・
この歌に出てくる通りは中京区、下京区にあたるが、上京区が出てこないのは京都御所で通りが途切れているからかもしれない
あいまいな境界のようだが、上京区、中京区、下京区あたりをまとめて 洛中 というらしい
嵯峨は京都とちがうえ!
伏見は京都とちがうし!
半分冗談のこの言い方は 洛中 に対しての言い方になる
京都市には他に北区、右京区、左京区、西京区、南区、伏見区、山科区 がある
伏見区の友人は
あんたらそんなこと言うたら大阪行くとき通したげへんえ!
と言い返しているらしい。
仲のよい良い友人同士の話だろう
なお、洛中、洛外の あるいは上洛などという言い方をするときの 洛 は中国の 洛陽 から来ている
三国志を読んだ方は洛陽は知っておられると思う