ヤマブキ

 

七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだになきぞ悲しき

 

古典の授業だったのか、国語の授業だったのか

とにかくほとんど聴いていなかった中で

このような歌や話は鮮やかに覚えている

 

太田道灌と山の中に住まう女性との話だが

 

なるほどなぁ・・

 

桜や薔薇でもそうだが

花弁というものはもともと蕊(しべ)が変化しているため

八重咲きのように、花弁が増えると生殖能力をなくしてしまって

種子ができない

 

この女性に教養があったのは確かだが

昔の人は 植物の基本的な知識を皆が知っていた

 

ヤマブキ(バラ科

 

 

これが八重咲きのヤマブキ

これは植栽のものだが、野生で八重咲きはある

 

 

 

小学生の頃、絵の具の色に ヤマブキ色 というのがあった

この色である

ヤマブキが花の名前ということも知らなかった