栂池のツガはツガやコメツガのことではなく、オオシラビソのことらしい。地元でオオシラビソをツガと呼んでいたそうで、池は湿地帯を指して言ったものだろう。オオシラビソはアオモリトドマツともいい、有名な蔵王の樹氷がこの木である。ちょうど今年はオオシラビソのマツボックリの当たり年らしく、青い大きな実をいっぱいにつけていた。
自然園の入り口は霧に覆われていて、ちょうど暑さしのぎにはいいものの、最奥部の展望台まで歩いても白馬岳の景観は見ることができなかった。ただ、しばらく休んでいると、大雪渓がうっすらと姿を現してくれ、また、展望地の少し手前の小雪渓でハクサンコザクラの群落にも出逢えた。
展望湿原より大雪渓
晴れた日の眺望は下のようなので、やはり大雪渓が見えていたようだ
綺麗に見える日には大雪渓を登る人が見えるそうだ
(栂池自然園トレッキングガイドより引用)
オオシラビソ(マツ科)
オオシラビソのマツボックリは一枚ずつ鱗片がはがれて落ちる
オニシモツケ(バラ科)
コウモリソウ(キク科)
ヒオウギアヤメ(アヤメ科)
普通のアヤメに比して内花被片(縦の花弁)が目立たない
オガラバナ(カエデ科)
クロツリバナ(マユミ科)
かと思うがわからない
ハクサンボウフウ(セリ科)
カラマツソウ(キンポウゲ科)
ミヤマカラマツ(キンポウゲ科)
ベニバナイチゴ(バラ科)
キヌガサソウ(シュロソウ科、メランチウム科)
ゴヨウイチゴ(バラ科)
ヒロハユキザサ(ユリ科)
ミドリユキザサともいうがこの花を見るとわかる
タケシマラン(ユリ科)
タケシマランは竹島でなしに竹縞
ハリブキ(ウコギ科)
イワイチョウ(ミツガシワ科)
モミジカラマツ(キンポウゲ科)
雪田後のコバイケイソウとモミジカラマツ
ワタスゲ(カヤツリグサ科)
この花はキスゲというが幾分オレンジがかっている
イワカガミ(イワウメ科)
オオレイジンソウ(キンポウゲ科)
オタカラコウ(キク科)
クロトウヒレン(キク科)
エゾノヨツバムグラ(アカネ科)
コバノイチヤクソウ(イチヤクソウ科)
タテヤマリンドウ(リンドウ科)
ゴゼンタチバナ(ミズキ科)
ミヤマツボスミレ)スミレ科)
浮島コースの表示があったので、この浮島のことかと思う
チングルマ(バラ科)
ダケカンバ(カバノキ科)
オガラバナ(カエデ科)
テガタチドリ(ラン科)
ハクサンチドリ(ラン科)