飛来

今年もやはり飛来してくれた このアサギマダラたちは 去年立ち寄ってくれたものたちの 次の世代の蝶だろう そしてこの蝶たちはまた フジバカマの蜜を吸って 遥か南西諸島まで渡ってゆく アサギマダラ(タテハチョウ科) フジバカマ(キク科) 今やほぼ絶滅し…

コスモス

なぜこのように撮れるのかというと、ここは手前から奥へごくわずか傾斜になっていて、後ろは少し空いて林になっている。ちょうどひな人形の飾り段のような感じと言えばわかりやすいか。 それほど多くの人が来るわけではなく、というかほとんど人は来ない。 …

ツリフネソウ

ずいぶんと少なくなったような感じがする 少し山に入り 水気の多いところには いたるところで群生していたように思うが もしかすると鹿によるものかもしれない ひさびさに谷沿いの群生地に出逢った ミゾソバとともに林床をおおっている すぐ近くに ひっそり…

ヒガンバナ

昨年に比べるといくぶん遅めに咲きだしたのかもしれない。 十月に入った今も盛んに咲いている。 ヒガンバナ(ヒガンバナ科) 今年も湖岸の群生地は多くの人が訪れるようになり 他のインスタ映えスポットと同じようになってきた感がある。 湖西にはけっこうた…

アキアカネ 乱舞

このような赤トンボの乱舞を見られたことがあるだろうか? ちょうど今の時期に高い山で過ごしていたアカネトンボが里に降りてきて飛び交うようで、山麓などで時折このような光景に出逢う事がある。 農家の友人がいつか有機不耕起栽培をしているととんでもな…

秋の野草 ①

秋分も過ぎいよいよ秋本番になってきた。 秋の野草も一気に咲きだし野辺を彩るようになり 散策がもっとも気持ちのよい季節である。 農道や畦道を歩いて目についた いわゆる野の花々をあげてみる。 とりあえず ① としたが、いつ ② が出せるかはわからない。 …

あかずながむ

かなり強い台風の直撃ということで どこにも出掛けられず Memoriesを・・ 愚かな話かもしれないが・・・ 西行法師や良寛さんが月を飽きずに眺めた・・ とのくだりで思い出したことがある ノイバラ(バラ科) どの世代の人たちまで習われたのかは知らないが …

萩 芒 葛

萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花 秋の七草だが このうち初めの三種 ハギ ススキ クズは 野草というイメージではなく灌木や空き地一面に広がる多年草 あるいは他の植物に覆いかぶさるつる植物で 後者とは少し異なる ハギは灌木だが秋にふ…

十六夜 ②

月の出がこれだけ感動するものとは知らなかった・・ また、月の出だけでなく中空に昇ってからも見飽きるということがない。 西行法師や良寛さんが月を見て飽きなかったというのが少しはわかったような気がする。 太陽は日の出や日没は誰しも感動的で、また思…

十六夜 ①

残念ながら昨夜はほとんど曇りではっきりと名月を見ることができなかった。 幾分東の空に雲が残っているものの、今日は大丈夫だろうと夕方に湖岸に行ってみて、 月が出てくるまでは不安なものだったが・・・ 月の出がこれだけ感動するものだとは思わなかった…

センニンソウ

至る所でセンニンソウの花が目立ち始めた マメ科のクズやフジなどと比べれば控えめなツル植物だが 花の密度がすごく、一気に存在感が出る センニンソウ(キンポウゲ科) 赤は ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科) 赤は ヤマハギ(マメ科) これは琵琶湖では…

ノゲイトウ

おかしな言い方かもしれないが・・ 時折、園芸種かと思えるような野草に出逢うことがある。 ノゲイトウもその一つで、群生しているのを見ると 誰かが植えたのかと思ってしまう 熱帯アジア、インドに自生するが やはり セロシア という名の園芸種として流通し…

葉月

前線がかかり続け、あまり夏らしくなかった夏 熱波で作物もまともにできない国々も多いと聞くのでまだましかもしれないが やはり四季は四季らしくあってほしい なんとか夏らしい風景を集めてみた 湖岸夕景 内湖より 海津大崎より この後すぐ遥か対岸から河川…

ワンド

川や湖岸の一部が突出して岸を囲い込むようになった地形を ワンド と呼ぶ 琵琶湖最北部に 月出のワンド と昔から呼んでいる所があり、古い言葉なのだろう 少し調べてみると 淀川の人工堤によって岸にできた地形をワンドと呼んだのが初めで 湾処の字をあてる …

夏の花 秋の花

いつもなら夏の盛りのこの時期には一度は信州などの高地に行ってゆっくり花々を見たり、森や湿原を歩いたりする。 ところが昨年も今年もなぜか夏に 困った人? の波のピークが来ていて、仕方なく近くのできるだけ涼しそうな場所を選んで歩いたりしている。 先…

瓜割の滝 盛夏

暑い日が続く 水を汲みがてら冷気の漂う谷で涼むのがいちばんである 映像と音で少しは涼めるものかどうか www.youtube.com 瓜割の滝は若狭、いわゆる嶺南にある この前の洪水のため いまだに嶺北の福井とは、まともに交通が復旧していない

高時川氾濫

よく取り上げてきた高時川(姉川に対する妹川) 先週の木曜の朝に、普通に中流の河川敷で過ごしていたが、 翌日の朝には氾濫が起こり、完全に水没してしまい、全流域の至る所で被害が出てしまった。 多分木曜のことだったと思うが 東北の山形、福島及び新潟…

ぶるーいんぱるす

すぐ近くに自衛隊の饗庭野(あいばの)演習場がある。 戦後、演習場になってから70周年ということで、プルーインパルスが来て展示飛行が行われた。 普段のテーマでもなんでもないが、やはり実物を見ると迫力のあるもので、折角の機会なので初めて航空機な…

三年ぶりの素朴な花火大会

祇園祭などと同じで、各地の行事もなんとか三年ぶりにというところが多いのではないかと思う。例によって15分しかない素朴な花火大会もやっと今年は見ることができた。情勢を考えて15分にしたのではなく、毎年もとから15分の花火大会である。 生まれ育…

オーシャンブルー

初めて見かけたのは四国を歩いていた時だったと思う。 あまりにも豪華で、園芸種かとも思ったが、完全に野生化した状態だったので自生のはずである。ただ、種子ができないとあるから、元は誰かが植えたものだったのだろうか。 琉球アサガオ、ノアサガオ、あ…

湖岸にて

梅雨末期の激しい雨と捉えた方がよい 気候が異常なのであって、気象庁に文句を言う気は全くないが・・ 久々に晴れ間が見えたので、湖岸に行ってみると何ヶ所かの花園に出逢った オニユリ(ユリ科) 誰かが植えたわけではない 葉の付け根の ムカゴ によって栄…

林道歩き ②

渓流をはなれてから斜面を登って行く箇所 ヤブデマリ(レンプクソウ科) エゴノキ(エゴノキ科) エゴノキの実には毒がある カラスザンショウ(ミカン科) キレハノブドウ(ブドウ科) ノブドウ(ブドウ科) と ボタンヅル(キンポウゲ科) ノリウツギ(アジ…

林道歩き ①

この林道は山上のキャンプ、宿泊施設に通じているのだが、 よく取り上げている新緑や紅葉の天狗岩 カキツバタやレンゲツツジの群落がある平池(だいらいけ) にも通じている 集落からしばらくは渓流沿いになっていて その後山の斜面に沿って登り やがて尾根…

京都府立植物園 夏

久々の植物園 花々は端境期にあたるが、京都は時期を選んで来てはいない それでもいろいろ見て廻れるのがありがたい ルリタマアザミ(キク科) 日本に自生するヒゴタイと同じ仲間だろうが まぁきれいなものである・・・ イヌゴマ(シソ科) エゾミソハギ(ミ…

瓜割の滝 夏 植物

平地ではほとんど野草の開花が見られなくなるこの時期でも、ここではたくさんの花に出逢える。もともと川沿いという場所は植生が豊かなところだが、加えて大量の湧水のために谷一帯の気温、湿度が安定しているためだろう 近年、天候が不安定になり気温、雨量…

アゲハチョウ

湖岸を歩いているとアゲハチョウが飛び回っていた 砂地の塩分でもとっているのか、あまり逃げようともしない おかげで鮮やかな色彩をゆっくりと見ることができた キアゲハ(アゲハチョウ科) アオスジアゲハ(アゲハチョウ科) 並んでとまっている

ネムノキ

これほど早い異常な梅雨明けにもかかわらず 例年のようにネムノキの花が目立つ季節になった ネムノキは湖岸やバイパスの土手などにアカメガシワやヌルデなどとともによく生えている ということは、わりと荒地や貧栄養の土地に真っ先に生えてくる木々の一つか…

ユクノキ

早春の白いタムシバの花や、五月の黄金色のシイノキの花など、花が咲いて初めてこれだけの樹々があったのかと驚くことがよくあるが、いつもいろいろなところを廻っていながら、この山の斜面にこれだけのユクノキが咲き誇るのを知らなかった。 数年に一度しか…

深緑と白花

春には黄色の花が多く、秋には青色の花が多い 初夏からの季節には白花が多くなる・・・ というのを聞いたことがある 春や秋がどうなのかわからないが 初夏にあたる季節に 白花が多くなるのは 確かに言えそうに思える もちろんアジサイの青や ネムノキの赤や …

ムクロジ

通りかかった神社の樹々が見事だったので、集落のはずれにある小さな神社だったが立ち寄ってみた。 いきなり、入口の鳥居のそばに大きなムクロジが生えていて、ちょうど実がいっぱい落ちていた。奥にもさらに二本の大きなムクロジが生えていて、古木のケヤキ…