Weekly Photo

梅雨の花 ①木本

なにも好き好んでこの時期に咲かずとも・・・ とは思うが 植物はゴールデンウィークやお盆に集中するようなことはしない 寒さや乾燥などの悪条件さえなければ全体としてまんべんなく開花時期を迎えている まだ寒々しい時期に開花するものもあれば この雨の多…

ヤマアジサイ

各地でアジサイの話題を聞く季節のなったが、一般に植栽される 手毬咲きアジサイ は日本の野生アジサイをシーボルトなどが持ち帰り、西洋で品種改良して園芸科したものにあたる 関東から西にかけて分布するヤマアジサイに対して北陸から東北、北海道に分布す…

ジギタリス

数年前から山中の河原や道路沿いの斜面に咲いていたので不思議に思っていたが 各地で広がっているようなことを聞く そう言えばずいぶんと前に信州の山道で見かけたことがあるような気もする 植物の生育する場所を野と山とに分けるとすると 帰化植物は野にお…

初夏 湖岸

湖岸の緑地・・というかある程度整備されて手の入れられた湖岸の草地などは定期的に草刈りが行われている ときにはよくこの季節に取り上げているマツヨイグサの見事な群生地も 花の盛りにいっせいに刈り取られたりしている 砂地が多く栄養に乏しいこれらの湖…

カワウ 朝の飛翔と漁

おびただしい数のカワウの飛翔に出会った 朝にマツヨイグサの撮影をしていただけである 気がつくと湖岸に沿って北から南へほとんど途切れることなく飛んでゆく もともと琵琶湖のカワウは竹生島に巣を作っていた さらにもとをたどると愛知県の知多半島だった…

フジ

連休中はできるだけ外出しないようにしているが 一日だけ いつも通り湖北の方へ出掛けた 朝早くにも関わらずいつもどころではない車の多さで 帰って来れるのだろうか? と湖北に向かいながら少し心配になった 昼過ぎには早い目に帰ろうとしたのだが やはり …

キリ

今年はずいぶんと早く 四月の下旬から咲き出していたが 毎年 五月に入って目立つ青といえば フジとキリだろう 目立つ色をしている上に 花自体が大きい 以前はゴマノハグサ科という オオイヌノフグリやムラサキサギゴケと同じ仲間に入っていたが キリ科になっ…

春 散策

もう何年も前から山へは登れなくなったので 自宅近くを散策するか 車で目的地まで行って散策するか 自転車で散策するか 車で林道などを通りながらその都度停めては歩くか そんなことをしている 今年はさすがに少し遠出をしたいとは思う 山麓の散策である ア…

ズミ

ズミ というとあまり響きはよくないかもしれないが ずいぶんと感じのよい花である コナシという言い方の方が響きがよいかもしれず 上高地の小梨平が有名なので聞かれたことがあるかもしれない ただ小梨平のものは近縁のエゾノコリンゴで リンゴ栽培の台木と…

ヤマザクラ と カスミザクラ

山麓での桜がひと通り咲き終わった頃、箱館山の林道を登るともう一度桜の開花に出逢える。 ただ連休の頃までは林道の状態も悪く、落石や倒木などで通れないことも多いうえに、 昨年までは三年間ほど淡海湖(人造の溜池)の改修のため通行禁止になっていた。 …

湖面

今年の春は忙しい。 何もかも一気に芽吹き、開花し、色づいてくる。 春は一週間どころか一日で様相が変化することが多いが 今年の春はそれを全体に前にずらせて圧縮している そのためとりあげてゆく事象も遅れ遅れになっている。 四月いっぱいくらいまでは、…

湖北春景

余呉川の土手以外は目的として行っていない 通りがかりに黄色が目立つ 初めの3枚は植栽された菜の花 インスタ風に撮ってみたら娘に好評だった画像 通りがかりの菜の花畑だが かなり広い 何反(たん)の単位ではない 何町(ちょう)の単位の広さに広がってい…

マメザクラ

林の中で他に先駆けて咲き出す桜がある マメザクラ よく知られたマンサク(マンサク科)やダンコウバイ(クスノキ科)と 競うように色彩をもたらしてくれる キンキマメザクラ(バラ科) 花の大きさはソメイヨシノの半分くらい 樹高はせいぜい4、5メートル…

ネコヤナギ

「春は名のみの風の寒さや」 早春賦は長野県の大町から安曇野にかけての情景だという ただ今年の早春は例年以上に暖かい日が続いている 桜の開花も早まるだろう ネコヤナギ(ヤナギ科) スプリングエフェメラルをよくとりあげてきたが この花も早春というイ…

一番スミレ

毎春初めて開花しているスミレに出逢うと、それを一番スミレ・・・ と呼んでいるが 今年はヒメスミレだった 田の畦の縁というか 水が溜まっている近くに咲いていたが すぐ近くに水路があるからかもしれない ヒメスミレ(スミレ科) スギナ(トクサ科) 「ツ…

フラサバソウ

覚えにくそうな名前がついているにも関わらず 覚えてしまっている植物がある このフラサバソウもそのひとつで ヨーロッパ原産の帰化植物だが 明治の初めにフランスの植物学者である フランシェ と サバティエ が長崎で発見して その日本での発見者の名前にち…

セツブンソウ

昨年はいつだったのかと振り返ってみると、三月の十九日にアップしていて撮影日を調べてみると十六日だった。 半月早い。 というよりも昨年が豪雪のために開花が遅れたということだと思う。 時折、雪の中からセツブンソウが開花している画像をみかけるが、雪…

姉川 冬

姉川の上流部へ冬には行ったことがない。 降雪後の山肌はきれいだろうが、そんな日でもなくどんよりと曇っただけの朝だったが、時間が空いたので行ってみたところ、驚いたことがあった。 上流部の姉川ダムが凍っていた・・・ ダム湖表面全面凍結・・ しかも…

濃霧の朝

この日(13日)の朝も湖北へ出掛けがてら、あまりもの景観に到着はかなり遅れてしまったが、そんなことはまったく気にならぬ光景を見ることができた。 彦根気象台によると、放射冷却で発生する霧とは異なり、上空に温かく湿った空気が流れ込み、風が弱かった…

伊吹山黎明

11日の夕景に続いて・・・ 12日の朝は至る所に霜が降り、雪かと思えるほど真っ白になっていた。 もともとこの一月の中旬に積雪がないなどというのが珍しいのだが、特にこの11日からの数日間は例年には見られない気象が続いたように思う。 ちょうど12…

湖岸夕景

昨日の伊吹山夕景に続いて 同時刻の鈴鹿、湖南方向の夕映え、夕焼け 左 霊仙山 右 御池岳 霊仙山 左 雨乞岳 中央 綿向山 繖山(きぬがさやま) 佐々木六角氏居城のあった山 すぐ近くに信長の築いた安土城跡がある 長命寺山 手前の暗い部分は安曇川平野部 比…

伊吹山夕景

すっきりと晴れ渡り、穏やかな日があったので湖岸にて対岸の伊吹、鈴鹿山系を撮ってみた。 以前にもよく書いている通り、湖西からの対岸の夕景は東方向にあたり、夕焼けではなく、夕映えになるが、時によってはさまざまな色彩が混じって見事な時があり、それ…

冬至

日本海側の各地で大雪のニュースを聞くが、ありがたいことに本来積雪の多い湖西、湖北にも今回はほとんど積もっていない。衛星画像で雲の流れを見ていると本来冬型による北西の季節風が西からの風に変わっていて、いつもなら若狭湾から関ヶ原に抜けるべき雪…

ユキミバナ

ユキミバナ・・ 初夏から雪の降る季節まで咲き続けるのでこの名がある サルスベリが百日紅でほぼ三月だが それを上回る 瓜割の滝に向かう山道の杉林の林床にびっしりと生えているが 気温は十度にも届かず さすがにこの時期にはぽつんぽつんとしか咲いていな…

圧巻 イロハモミジ

公園樹の紅葉において イロハモミジのみ 紅葉のばらつきがあるが・・ としていたが もう一度訪れてみると圧巻の紅葉だった この木はかなり太い大木で 四方に幹を伸ばしていて 少し丘のように盛り上がったところに生えている ここは雪の多いところなのだがよ…

シマカンギク

近畿より西に分布する野菊で朝鮮、中国にも分布する 中国、九州地方では一般に見られるようだが、本県では絶滅危惧種に当たる 島寒菊の意味だが山麓などにも見られる シマカンギク(キク科) 漢方で主に用いられるのがこの菊で、薬用のみでなく飲用(菊花茶…

飛来

今年もやはり飛来してくれた このアサギマダラたちは 去年立ち寄ってくれたものたちの 次の世代の蝶だろう そしてこの蝶たちはまた フジバカマの蜜を吸って 遥か南西諸島まで渡ってゆく アサギマダラ(タテハチョウ科) フジバカマ(キク科) 今やほぼ絶滅し…

コスモス

なぜこのように撮れるのかというと、ここは手前から奥へごくわずか傾斜になっていて、後ろは少し空いて林になっている。ちょうどひな人形の飾り段のような感じと言えばわかりやすいか。 それほど多くの人が来るわけではなく、というかほとんど人は来ない。 …

琵琶湖夕景 (カテゴリーについて)

ブログというものは時間系列に従って記録するしかないと思っていた。自然や出逢った植物などを日記のように記録している面があり、それはそれでちょうどよい。ただ最近、このブログにはカテゴリーという機能があるのに気付いて、少しはホームページ風に今ま…

クリスマス

車で通り過ぎて、幸いほとんど交通量のない道だったので少しバックしてみると、エビヅルとセンニンソウが絡んでほんとうにあざやかな色彩になっていた。 よくわからないが、たぶんエビヅルに、後でセンニンソウが絡んだのかと思う。 エビヅル(ブドウ科) セ…