初夏 湖岸

 

湖岸の緑地・・というかある程度整備されて手の入れられた湖岸の草地などは定期的に草刈りが行われている

ときにはよくこの季節に取り上げているマツヨイグサの見事な群生地も 花の盛りにいっせいに刈り取られたりしている

砂地が多く栄養に乏しいこれらの湖岸だが、なにしろ日当たりはよい

それゆえやはり帰化植物が多いのだが、よく空き地で見かけるセイタカアワダチソウヒメオドリコソウヒメジョオンなどの一般に空き地や土手などでよく見かける植物とはまた異なった花々が生育している

 

 

アメリカフウロフウロソウ科

 

キキョウソウ(キキョウ科)

 

カラスムギ(イネ科)

 

ハマヒルガオヒルガオ科)

本来は海岸性の植物

琵琶湖岸は気候が似ているので入り込んできたと考えられている

 

マンテマ(ナデシコ科)

江戸時代に観賞用に海外から入ってきた花

きれいな花だが湖岸を散歩している人でも

ほとんどの人は十センチほどのこの花に気付いていないと思う

 

淡桃色のものもある

以前白花を見かけたことがあるが今回は見つからなかった

 

 

コバンソウ(イネ科)

風情のある撮り方をしているが

たいていは群生していやほど生えている

 

ムラサキカタバミカタバミ科

南アメリカ原産

観賞用に江戸時代に導入されたのはマンテマと同じ

 

マツヨイグサアカバナ科

 

ヒルザキツキミソウアカバナ科

 

これは湖岸に限ったものではないが・・・

カラスノエンドウは正式にはヤハズノエンドウというが

役に立たないとかありふれているとかいう場合に

植物名に イヌ とか カラス とかをよくつける

ただ、この姿を見ると別の意味でカラスを用いたようにも思える

カラスノエンドウマメ科

 

ホタルブクロ(キキョウ科)

これは帰化種ではない

初夏の風情が感じられる花

やはり在来のものは いくぶん人の手の入らない場所に生育している