ウツギ

 

ウツギの花ももう終わりかけ 今年はずいぶんと早まった梅雨になった

初夏になると至る所にウツギの花が目立ち始めたが

灌木としては最も多い植物の一つにあたるだろう

土手や道路沿いの斜面や林の縁や

人が何らかの形で手を入れているところに適応しているのかもしれない

 

また

ウノハナ(卯の花)の別名でも知られるウツギだが

他にも 茎が空洞になるという特徴を持っているために

ウツギ(空木)という名の付く植物はかなり多く

種類は多岐にわたる

 

今まで見かけたウツギ(空木)の仲間を集めてみた

 

ウツギ(アジサイ科)

いわゆるウノハナでウツギの代表

 



 

 

ヒメウツギアジサイ科)

ウツギよりいくぶん深山、高山に生育する

花の白さが深い

 

 

タニウツギスイカズラ科)

日本海側のウツギ

ベニウツギとも呼ばれウツギの中ではもっともきれいと言われる

青はノダフジマメ科

 

タニウツギの白花

これをみると同じ白でもウツギより秀でるようにも思える

(個人の見解です)

 

 

 

 

ノリウツギアジサイ科)

紙をすく時に用いるのりとして用いるウツギ

樹皮を剥がすと粘るのがわかる

 

 

 

バイカウツギアジサイ科)

花弁は四片ではあるが梅の花に見えることから

たしかにこのウツギもきれいである

 

 

 

ミツバウツギ(ミツバウツギ科)

上記のアジサイ科やスイカズラ科に対してまったく異なる種類のウツギ

 

 

ツクバネウツギ(スイカズラ科)

がく片がツクバネ(羽根突きの羽)の形なのでこの名がある



コツクバネウツギ(スイカズラ科)

こちらのがく片は二枚

 

 

 

ガクウツギ(アジサイ科)

がく片が非常に特徴的な花

ミッキーマウスのウツギ

日本海側にはない

 

ヤブウツギ(スイカズラ科)

これも太平洋側のウツギ



 

コゴメウツギ(バラ科

これもアジサイ科やスイカズラ科とは全く異なるバラ科

1メートルくらいの低い木




 

 

フジウツギ(ゴマノハグサ科

園芸種はフサフジウツギあるいはブットレアと呼ばれるが

栽培されやすく野生化していることも多い

 

他にもあるが代表的なものを挙げた

フジウツギを除けば

ほとんどは初夏から夏にかけて開花するものが多い