カワウ 朝の飛翔と漁

 

おびただしい数のカワウの飛翔に出会った

朝にマツヨイグサの撮影をしていただけである

気がつくと湖岸に沿って北から南へほとんど途切れることなく飛んでゆく

 

もともと琵琶湖のカワウは竹生島に巣を作っていた

さらにもとをたどると愛知県の知多半島だったかに生息していたものが追い払われて移り住んで来たと聞く

 

湖岸に沿って北から飛んでくるので

おそらく 海津方面の湖岸か

海津大崎の裏山か

いずれにしても湖からそう離れていない木立に

集団で営巣しているのだろう

 

以前は竹生島の北側一面に営巣し

あまりにも増え続けて

糞によって営巣していた

シイやタブの木が枯れてゆき

島の北半分が剥き出しに近くなって行ったため

散弾で追い払われた過去がある

 

 

 

 

 

 

 

それにしても何百羽・・

千の位に届くのではないかと思えるくらい

次々と南を目指して飛んでゆく

圧巻といえば 圧巻である

 

後半の集団での狩はそのまま撮ってあるが 漁と呼んでもよいのではないかと思える

集団の初めの着水地点は内湖からの流れ出しがある場所で

おそらく鮎が密集しているところだろう

時折翼を湖面に打ちつけて脅しながら

湖岸に沿って北から南へかなりの速さで集団で追い詰めてゆく

 


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このあと 湖西には安曇川を始め

知内川 百瀬川 石田川 鵜川 など

魚影の多い河川が数多くある

それらの河川や 湖への河口に行くのだろう

 

 

マツヨイグサアカバナ科

これは植栽ではなく自生しているもの



この朝の飛翔を見てから数日後
公的な放送で安曇川にて散弾射撃を行う旨連絡があった
予想はついていたが集団で鮎を狩りまくり
かなりの被害になっていたのだろう

 

鹿や猿や熊や

そしてこのカワウにせよ

昔は考えられなかったことが頻繁に起こっている

 

一言で言えば生態系のバランスが崩れてきているのだが

最近私にもようやく原因がわかってきたように思う

ナラ枯れ鳥インフルも さらに異常気象も

そしてコロナも原因は同じだろう