昨年はいつだったのかと振り返ってみると、三月の十九日にアップしていて撮影日を調べてみると十六日だった。
半月早い。
というよりも昨年が豪雪のために開花が遅れたということだと思う。
時折、雪の中からセツブンソウが開花している画像をみかけるが、雪から抜け出て開花するセツブンソウなどはなく、開花した後に降雪があり、すぐに行って撮影されたものだろう。
積雪の多い年は、ちょうど高山の雪田が溶けた後のお花畑と同じで、雪が溶けるまでは雪の下で耐えている。
セツブンソウ(キンポウゲ科)
白い花弁に見えるのが萼片
黄色の部分が退化した花弁
青の部分が雄蕊
中心の紫の部分が雌蕊
ウメ(バラ科)
とりあげているセツブンソウは前半は伊吹山麓のお寺の敷地
というかそれこそ奈良時代から開かれた寺院伽藍の跡地のようなところに開花していて
もちろん自生だが、お寺の方が手を入れて見守ってくださっている
後半は山麓の棚田のようなところに自生しているが
農家の方が見守ってこられたものである
ただ棚田の方は近年手が入れられずにススキなどが生えて少し荒れてきていた
おそらく人自体が減ってきているのだろう
棚田の片隅に趣のある梅が咲いていて
花数も少なく見栄えもしないのだが
なぜか惹かれる株があった
観賞用ではなく、昔からの梅を採るためのものだとは思うが・・・
なぜなのかはわからない
たたずまい…とでも言うのか
直にみると うわー いい梅だなぁ!
と思える