シマカンギク

 

近畿より西に分布する野菊で朝鮮、中国にも分布する

中国、九州地方では一般に見られるようだが、本県では絶滅危惧種に当たる

島寒菊の意味だが山麓などにも見られる

 

シマカンギク(キク科)

 

 

漢方で主に用いられるのがこの菊で、薬用のみでなく飲用(菊花茶)、食用にも用いられる

品種改良したものかもしれないが、そういえば刺身に添えてあったのはこの花のような気もする

 

現在の鑑賞菊は千五百年以上前に中国でこのシマカンギクとチョウセンノギクを交配したものをもとに改良してきたとのこと

鑑賞においても 利用面においても基幹となるキクであることがわかる

 

西洋ではまずバラをあげるだろうと思うが

日本では春のサクラと秋のキクが象徴的な花かと思う

そのおおもとにあたる植物と聞くと感慨深い