ヤマアジサイ

 

各地でアジサイの話題を聞く季節のなったが、一般に植栽される 手毬咲きアジサイ は日本の野生アジサイシーボルトなどが持ち帰り、西洋で品種改良して園芸科したものにあたる

関東から西にかけて分布するヤマアジサイに対して北陸から東北、北海道に分布するエゾアジサイ伊豆半島などに分布するガクアジサイなどの他に 

タマアジサイ、装飾花のないコアジサイ、蔓性のツルアジサイなどがあり、ウツギで取り上げたノリウツギもこの仲間に入る

 

よく言われるアジサイの花の色だが

酸性土壌で青 中性で紫 アルカリ性で赤 と言われる

実際に栽培して花色を変化させることも可能なようだが

野生のアジサイを見ていると PH

 だけではあるまいと思える

アルミニウム含量、水分、りん酸含有量なども関係するようだが

同じ場所で完全に色が異なっているものを見ると

多分個体の特性もあるように思う

 

ヤマアジサイアジサイ科)

ほぼ同じ場所で花色が異なっている

 

 

 

中央の両性花は宝石を散りばめたような見事さ

これが見られるので手毬咲きよりも魅力的に思える

 

 

 

 

エゾアジサイアジサイ科)

ヤマアジサイの変種にあたる

葉が大きく鋸歯が荒い

 

アジサイは色変わりしやすいということで

公家は好んだが武家は好まなかったとのこと

ただ行ったことはないが

武家の本拠地たる鎌倉が

アジサイで有名になっているというのも面白い