Four Seasons

冬至

日本海側の各地で大雪のニュースを聞くが、ありがたいことに本来積雪の多い湖西、湖北にも今回はほとんど積もっていない。衛星画像で雲の流れを見ていると本来冬型による北西の季節風が西からの風に変わっていて、いつもなら若狭湾から関ヶ原に抜けるべき雪…

霜月 ①

昨年と同じく 例年よりも暖かい また本来の冷たい時雨がほとんどない晩秋だった それでも昨年と同じように雪はひたすら降り積もるだろうから これからは冬支度に忙しい日々を過ごすことになる 霜月を振り返って・・・ 竹生島(ちくぶしま) この辺りを奥琵琶…

圧巻 イロハモミジ

公園樹の紅葉において イロハモミジのみ 紅葉のばらつきがあるが・・ としていたが もう一度訪れてみると圧巻の紅葉だった この木はかなり太い大木で 四方に幹を伸ばしていて 少し丘のように盛り上がったところに生えている ここは雪の多いところなのだがよ…

公園樹紅葉

湖北の湖岸にある公園の紅葉 たくさん植えてあるモミジだけは紅葉のばらつきがあったが 多くの木々で紅葉が進んできた 聞くところによると京都はとんでもない人の波だという 石の上にも三年・・・ わからぬでもないが イロハモミジ(ムクロジ科) ナツヅタ(…

伊吹山麓紅葉

姉川上流 伊吹山麓紅葉 紅葉の名所というのはたいてい山間の川の谷筋が多いように思う もちろん高山の山肌一面の紅葉ということもあるが そういったところは ブナやダケカンバやあるいはカラマツなどが純林に近い植生になることが多い もちろん純林の紅葉も…

色彩 2022秋

秋は一年のうちで春以上に最も色彩の豊かな季節かもしれない 紅葉に限らず今年の秋の色彩を集めてみた www.youtube.com

峠② おにゅう峠

若狭との県境に、以前は鯖街道(若狭から京都へ塩サバを運んだ道)として、また最近では雲海で有名になってしまった おにゅう峠 がある。 以前は峠の道にさしかかるとアスファルトが途切れて地道になっていたが、雲海で有名になったからか、若狭へ抜ける道も…

峠① 鳥越峠

春は里から 秋は山から・・・ 紅葉の季節になってきたが まず標高の高い山々から色付き 徐々に里に降りてくる 日本海に近い湖西、湖北は 例年ならこの時期は時雨の時期となり 気温も低く気持ちも沈みがちな日々を送ることとなる ところが去年も そして今のと…

神無月

神話や古代史のことに詳しいわけではないが、全国の八百万の神が出雲へ集まったり、奈良の三輪神社のみならず全国各地の神社に大物主大神が祀られていることを考えると、よほど出雲の大国主神の影響が強かったのだろう。 まもなく各地に帰ってこられる。 東…

秋の野草 ④

秋の野草 ③ に続き 少し山麓あるいは山に少し入ったところの花々 ただし①②の 野の花 ③④の 山の花 に明確な区分はない いくぶん希少な種類もある センブリ(リンドウ科) 昔から薬用に用いられ、千回煮出してもまだ苦いことから千振りの名がある たしかに細い…

秋の野草 ③

野や里の花をとりあげた ① ② に対して 少し山麓あるいは山に入った花々を集めてみた ③と④にわける ただし時期は十月の初め頃から現在までのものになる ツリフネソウ(ツリフネソウ科) これは白花だがいくぶん赤味があり 完全な白花のようにも思えない アキ…

蕎麦畑

早春のザゼンソウ 春のエドヒガンザクラ 初夏のカキツバタ 夏のマツヨイグサ 初秋のヒガンバナ そして秋のソバ・・・ 湖西には季節ごとに代表的な景観がいくつもある ソバ(タデ科) 赤いのは オオイヌタデ(タデ科) 雑草ではあるがきれいなものだ 黄緑はイ…

秋の野草 ①

秋分も過ぎいよいよ秋本番になってきた。 秋の野草も一気に咲きだし野辺を彩るようになり 散策がもっとも気持ちのよい季節である。 農道や畦道を歩いて目についた いわゆる野の花々をあげてみる。 とりあえず ① としたが、いつ ② が出せるかはわからない。 …

萩 芒 葛

萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花 秋の七草だが このうち初めの三種 ハギ ススキ クズは 野草というイメージではなく灌木や空き地一面に広がる多年草 あるいは他の植物に覆いかぶさるつる植物で 後者とは少し異なる ハギは灌木だが秋にふ…

十六夜 ②

月の出がこれだけ感動するものとは知らなかった・・ また、月の出だけでなく中空に昇ってからも見飽きるということがない。 西行法師や良寛さんが月を見て飽きなかったというのが少しはわかったような気がする。 太陽は日の出や日没は誰しも感動的で、また思…

十六夜 ①

残念ながら昨夜はほとんど曇りではっきりと名月を見ることができなかった。 幾分東の空に雲が残っているものの、今日は大丈夫だろうと夕方に湖岸に行ってみて、 月が出てくるまでは不安なものだったが・・・ 月の出がこれだけ感動するものだとは思わなかった…

夏の花 秋の花

いつもなら夏の盛りのこの時期には一度は信州などの高地に行ってゆっくり花々を見たり、森や湿原を歩いたりする。 ところが昨年も今年もなぜか夏に 困った人? の波のピークが来ていて、仕方なく近くのできるだけ涼しそうな場所を選んで歩いたりしている。 先…

三年ぶりの素朴な花火大会

祇園祭などと同じで、各地の行事もなんとか三年ぶりにというところが多いのではないかと思う。例によって15分しかない素朴な花火大会もやっと今年は見ることができた。情勢を考えて15分にしたのではなく、毎年もとから15分の花火大会である。 生まれ育…

深緑と白花

春には黄色の花が多く、秋には青色の花が多い 初夏からの季節には白花が多くなる・・・ というのを聞いたことがある 春や秋がどうなのかわからないが 初夏にあたる季節に 白花が多くなるのは 確かに言えそうに思える もちろんアジサイの青や ネムノキの赤や …

新緑

それにしても 緑色とはいえ なんと多彩な色のあるものか。 緑色の色素 クロロフィル だけでなく 赤、紫、黄などの色素も混じっていて さらに 葉の表面の繊毛 や 光の反射 等 さまざまな組み合わせで成り立っているのだろう これらに加えて 春には多くの木々…

卯月

平野部や山麓では 四月は一年のうちで最も変化が激しく忙しい季節にあたる あちらこちらで木々が芽吹き、開花し、新緑に色付き 野に山に 種々の花々が咲き競い 昆虫が 野鳥が 魚が 活動を本格的に始め 季節のありがたさが最も感じられる季節になった www.you…

多くの積雪があった冬だったが、桜の開花は少し遅れたくらいで立派に咲いてくれた。 順番はバラバラで エドヒガンザクラ(バラ科)と ヤマザクラ(バラ科)を取り上げている 個々の名前はつけていないが エドヒガンは開花時には花のみで、満開を過ぎると黄緑…

オグラス山のタムシバ

毎年四月の初旬に 比良山地の北端にあるオグラス山(蛇谷ケ峯 標高900m)の西側山麓一面に タムシバの花がいっせいに咲く www.youtube.com たぶん歌からかと思う コブシを知っている人は多いと思うが タムシバはあまり知られていない ほとんどそっくりだ…

瓜割の滝 春 ② 植物

積雪が多く、多くの植物の開花、芽吹きが遅れている今年 そろそろ瓜割の滝でも早春の花々くらいは咲き出しているかと行ってみたら なんのことはない すべて一斉に咲き出していた 水温が一定の大量の湧水が一年中流れ出て この谷筋は 夏は涼しく、冬は暖かい …

弥生

フキノトウやツクシ、もちろんスプリングエフェメラルも一週間から十日、雪に埋もれているものは半月ほど遅れているように感じる。 ただ、いろいろな人間社会の都合に関わらず、やはり季節は巡ってきてくれる。 いよいよ、毎週どころか、日々の変化が忙しい…

伊吹山麓 早春

あまりにも降雪の多かった今年 早春に開花する花々もずいぶんと例年より遅れている 里にはほとんど雪が見られなくなってきたが 山麓や谷沿いにはまだまだ雪が残っている ただ、木々も芽吹かず、山肌は白いままの山麓も 川の流れの勢いや、谷間に指す光の色は…

雨水

2022年は 2月19日(土)〜3月4日(金)が二十四節気の 雨水 にあたる。 雪が雨に変わるという季節だろうが、雪国では、今年ばかりはまだまだ一面の雪に埋もれている。今シーズンは十回の寒波が訪れたそうで、まだこれから降雪もありそうな予報も続…

四季の色 ②

四季の色 ① より続く・・・ 春 夏 秋 冬 のそれぞれに 青 朱 白 玄 をあて そこから 青春 朱夏 白秋 玄冬 という言葉が生まれてきている そしてそれらの言葉を人生の四季に例えて使われるようになった この話を若い人たちに話すと 驚いて、目を見開いて聞き…

四季の色 ①

四季をそれぞれ色で表現してみてというと、皆さまざまな色をあげる 春はピンクで、夏は青、秋は茶色で、冬は白とか・・・ 昔の人は 春は 緑 夏は 朱色 そして秋はなんと 白 さらに冬は 黒 で表現した 春の緑は昔は青と表した 青信号とか、目に青葉 とかの言…

初雪

ずいぶん暖かい日々が続いていたが、やはりいきなり寒波がやってきて、広範囲の降雪になった。昨年もちょうど十二月の中頃に降ってきたのを覚えている。 暖かい日々が続いていたが、一気に冷え込んで冬至を迎えることとなる。 www.youtube.com