Landscapes

余呉湖 雪景色

滋賀には湖が二つあると言われても知っている人は少ないかと思う。 琵琶湖の北に隣接してある余呉湖。 周囲7キロの小さな湖だが、多くの伝説があり、また賤ヶ岳の合戦など歴史の舞台となった場でもある。 県の最北部にあるが、ここをさらに北にゆくと県でも…

湖岸夕景

湖西は平野部の幅が狭く、山が迫っていることがあって、夕景がきれいなことは稀で、かわりに琵琶湖越しの伊吹、鈴鹿山地から昇る朝日は見事なことが多い。 逆に湖北や湖東からは琵琶湖越しの夕景がきれいで、感動する様な情景に出会うことも多い。 ただ、朝…

湖岸雪化粧

今年は厳しい寒波が何度か訪れるが、二度目の積雪は幸いに量が少なく、後にきれいに晴れ上がった日があった。 海津大崎の裏山の東山だが、サロベツ原野から見た利尻島かと思えるほどきれいに化粧している 実際に行ったことはないが・・・ ヨシ原とヤナギやハ…

カンザキハナナと比良山

もうずいぶんと前から春先の菜の花の鑑賞地、撮影地として知られた所だが、極寒のこの時期からほぼ満開を迎えていた。ちょうど琵琶湖越しに雪化粧した比良山との取り合わせがきれいで、毎年多くの人が訪れる。 守山市今浜町第一なぎさ公園 琵琶湖大橋東岸北 …

厳寒の朝

厳寒の朝 2021年の元旦は雪の朝になった。 まともには出歩くことができないので、過去の画像になるが、朝の景観をまとめてみた。 鈴鹿、霊仙山からの日の出 左は伊吹山 大津湖岸より 左奥 伊吹山 右奥 霊仙山 海津大崎 東山 以下の二枚は普通の田園地帯 …

初 雪

間も無く冬至を迎える。 昨年度は異常な年で、年を超えて翌年の二月上旬になってやっと初雪が降ったが、例年であれば、十二月に入ると初旬か中旬、まれに下旬までには初雪が降る。 比較的暖かい日々が続いていたが、今年はいきなり寒波がやってきた。 紅葉も…

湖北夕景

湖北の湖岸は夕景がきれいで、日本の夕日百選に選ばれている。琵琶湖を通して対岸の湖西の山並みに沈む夕日がきれいなのだが、湖岸が遠浅であり、ヤナギやハンノキが、あるいは竹生島の島影が景観に豊かさを添えている。 明治になるまでは太陰太陽暦(旧暦)…

ハロウィン満月

ハロウィン などという西洋の風習が知られるようになって久しいが、日本という国はそれがなんであれ、とにかく受け入れてしまうことが多いように思える。クリスマスイブやバレンタインデーなど、本来は一体何の日なのか知らない人も多いかもしれない。 若い…

ウユニ琵琶湖

湖岸にて 猛暑が日々続いているが、最近の大気は、春の霞がかかったような感じで山々もすっきりとは見渡せないことが多い。以前は夏の空はこのような感じではなかったように思うが、黄砂は来ていないし、やはり大陸からのPMのようなものの影響だろうか。 た…

湖北湖岸の景観

湖北の湖岸線、姉川河口から北部の尾上(おのえ)漁港にかけては、琵琶湖岸の中でももっとも遠浅の湖岸が続いており、景観が特に優れている。特に夕景時においては、琵琶湖を越えて対岸の山々に夕日が沈む姿が素晴らしく、以前から三脚を携えたカメラマンが…

早崎内湖のハス

かつて琵琶湖岸には数多くの内湖、入江があった。高度成長期に干拓が進み、その後湖周道路が通り、ずいぶんと景観が変わってしまった。たとえば、ずっと以前のことで言えば、有名な安土城や彦根城は、周囲を内湖や湿地に囲まれていたが、今はその面影がない…

稲風と麦浪と

稲風(いなせ)と麦浪(ばくろう)と 例年なら梅雨開けには高山や高原に涼みがてら、植物を目的に出かけるが、今年はいくつかの事情が重なって遠くへは行けなくなった。 平地では、夏に咲く花もほとんどあるまいと思っていたが、探してみると結構咲いている…

青空と夏雲と

もういつから青空というものを見ていなかったか? 気になったので、写真のフォルダーを確認してみると、6/29日に一部青空の写真があった。はっきりとはわからないがほぼ二週間ぶりに、幾分不安定ながらも7/16日に青空が戻ってきた。 二年前の西日本豪雨災害…

安曇川と安曇野

これだけ雨が続いては撮影どころかまともに外を歩くこともできない。いくら梅雨とはいえ、やはり異常気象のひとつかと思える。被災地は乾く暇もないだろう。 以下は直接、植物や自然と関係がないが… 梓川 上高地 大正池 ここ近江の地にあっては、安曇川を あ…

朽木溪谷

安曇川中流にある朽木溪谷。今はバイパスが通ったため旧道沿いからゆっくりと眺めることができる。道路沿いや川沿いには種々の植物が生育しており、季節ごとに花々を咲かせている。 朽木溪谷 ヤマアジサイ(アジサイ科) ムラサキシキブ(シソ科) いい名前…

瓜割の滝 梅雨

今年も昨年も、初夏から梅雨にかけては行きたいところに行けなかった。振り返ってみると頻繁に訪れている 瓜割の滝 にすら梅雨時には行っていない。 いつも通りゆっくりと滝までの道を歩いていくと、予報に反して時折小雨まじりの天気になってきたが、傘を差…

滝と渓谷②

こうして振り返ってみると、数多くの滝や渓谷を訪れている。植生を求めてということもあるが、やはりこの国は水の国、自然の豊かな国である。今回は植生を取り上げていないが、また渓流や溪谷ごとに植物を取り上げていきたい。 画像の乱れを修正しました 滝…

滝と渓谷①

今までに訪れた滝を集めてみた。 渓谷や滝は植生が豊かで、歩いていて楽しい。赤目四十八滝、宇津江四十八滝、菊池渓谷、田立の滝、御嶽山周辺の滝、奥入瀬渓流など、水の豊かな日本は至る所に渓流、渓谷があり、多くの滝がある。 昔から修験道で修行が行わ…

朝靄のカキツバタ 平池③

一週間ほどして再度平池を訪れてみると、朝早かったせいか朝靄(あさもや)が見られた。池の対岸の木々の樹冠を通して光が差し込んでくると間もなく、池の水面から朝靄が流れ出し、徐々にカキツバタが浮かび上がってくる。たくさんの野鳥の声と相まってなに…

カキツバタとレンゲツツジ 平池②

池の周囲にはカキツバタを引き立てるように多くの花が咲き出す。 youtu.be

カキツバタとレンゲツツジ 平池①

初夏の花にふさわしい・・と言ってもいいかと思う。平池(だいらいけ)のカキツバタは静寂な環境の中で、毎年みずみずしい花を咲かせる。今年は固定浮島の中のレンゲツツジが増えたように思え、初夏の紫と朱・・鮮烈な印象を受ける。 カキツバタとレンゲツツ…

初夏の湖岸にて

毎年5月下旬から6月にかけて、琵琶湖岸にマツヨイグサの群集が咲き広がるところがある。一面の花畑になっていて見事だが、誰が植えたものでもなく自然植生である。年によっては、6月に入ると花ごと刈り取られてしまうこともある。 マツヨイグサ(アカバナ…

天狗岩新緑

今年は桜の開花は比較的早かったものの、木々の芽吹きは遅れていたように思う。ようやく天狗岩の新緑も鮮やかになってきた。 天狗岩新緑

安曇川河口

ブログを始めて3年経った。 自然や植物の日々の記録、あるいは日記として気軽に続けることができる。 新しい機材を手に入れたので、試しに安曇川の河口部を撮ってみたが、思っていた以上に規模が大きく、川辺林、湖辺林も広がっており、また湖面の色がきれい…

姉川 妹川

湖北を流れる姉川は、姉川の合戦でその名をよく知られているが、この川は、妹川とも呼ばれる高時川と合流したのち琵琶湖に流れ込んでいく。姉川といい、妹川といい、きれいな響きのこれらの川の名は、日本の他の各地にもっとあってもよさそうに思えるが、川…

夫婦桜

近くの集落の墓地に夫婦桜と呼ばれるエドヒガンザクラの大木があり、名前のとおり二本の桜が、樹齢数百年を経て並んでいる。古木ではあるが、樹勢は強く、毎年見事な開花が見られ、何年かに一度、林床に生えるハマダイコンの開花と重なることがあり、見事な…

雨あがりのエドヒガンザクラ

エドヒガンザクラは 一分、二分咲きの淡紅色 から 徐々に淡桃色へ そして最後には白色になっていき、その頃には黄緑色の新葉が色づいてくる。彼岸を過ぎての雨は比較的暖かく、やはり今までの急に冷え込んでくる雨とは異なる。雨あがりのサクラは幾分花が閉…

初雪

例年なら、昨年の暮れに一二度は必ず降雪があるが、今年の冬は暖冬で年が明けてもさっぱり降る気配がなかった。冬に一度も積雪のないこともあるかと心配?していたら、立春を過ぎて急に積もった。ただ、この雪は湖西から南のほうにかけての降雪で、湖北には…

越前海岸

スイセンを見に行ったのではないが、所用で越前海岸を訪れた。この時期、越前海岸の崖沿いにニホンズイセンの群生が見られる。ラッパズイセンに対していかにも日本のスイセンというイメージが定着しているが、元は地中海に原生地があり、中国を経て伝わった…