スイセンを見に行ったのではないが、所用で越前海岸を訪れた。この時期、越前海岸の崖沿いにニホンズイセンの群生が見られる。ラッパズイセンに対していかにも日本のスイセンというイメージが定着しているが、元は地中海に原生地があり、中国を経て伝わったものらしい。ただ、越前や淡路島、長崎など、海岸沿いに群生地が見られるのは、中国から海流に流されてきたと聞いたことがある。
ニホンズイセン(ヒガンバナ科)
八重咲きがあった
わかりにくいかもしれないが、かなりの急な崖の上部、中部斜面に生えている。
海岸沿いの場所によっては人の手で植栽された場所もあるだろうが、このような急な崖に不稔性で種子のできない三倍体のスイセンがどうして増えているのか不思議に思う。
ウミネコの島
この時期に訪れるとセンダンの実がよく目立つ
琵琶湖沿いにも見られるが、海岸沿いの植物
センダン(センダン科)
センダンは双葉より芳し…のセンダンはビャクダン科の別の種、ビャクダンのこと
日本に生育するセンダンは楝(オウチ)とも呼ばれる
センダングサのセンダンは葉が似ていることから
白竜の滝
10mほどの直瀑だが海沿いの直線道路にあり、気をつけていないと見落としてしまう
もうアブラナが咲いている
敦賀湾を望む
左 岩籠山
右 野坂岳
中央の奥は三国山
左は敦賀半島
右は常神半島 奥に久須夜ヶ岳
野坂岳
越前海岸を北に移動してみると右端に常神半島の先端の御神島が見える