もうずいぶんと前から春先の菜の花の鑑賞地、撮影地として知られた所だが、極寒のこの時期からほぼ満開を迎えていた。ちょうど琵琶湖越しに雪化粧した比良山との取り合わせがきれいで、毎年多くの人が訪れる。
菜の花はもともとアブラナ(油菜)として採油のために栽培されてきたが、近年では食用や観賞用が増えてきている
以前紹介したセイヨウアブラナやセイヨウカラシナが野生化して広がっているがせいぜい三月から四月の開花になる
(検索欄で セイヨウアブラナ と検索すると記事が出てくる)
それにしてもこの時期にほぼ満開を迎えるというのはどうしたことかと不思議に思う
自生のフクジュソウやセツブンソウに対してこれら菜の花は地中海原産とある
そういえば同じ様な時期に咲き出すニホンズイセンも地中海原産で中国を経て日本に伝わったと聞く
地中海性気候は冬に幾分の降雨があり比較的温暖なことから、原生地の開花期がこの時期なのだろうと思うが、それにしても年が明ける前から咲き出しているのには驚く
カンザキハナナ 寒咲花菜 だが 極寒咲花菜 が適正かもしれない
湖岸より西岸を望む
左が比叡山 右が比良山
比良山 左側 中央 蓬莱山 (1174m)
比良山 右側 左奥の雪をかぶるのが最高峰 武奈ヶ岳(1214m)