天狗岩

毎年、季節ごとに箱館山には行っているが、今年はすっかり行けなかった。植物調査の機会があったので、仲間と行ってみたが、夏の日照りや暑さ、その後の残暑の厳しさにかかわらず、ほぼ同じ時期に紅葉していた。

 

 

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天狗岩というのはこの岩を指す。

下には川が流れており、上までの比高は200mくらいはあるかと思う。
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天気も良く、ちょうど同伴の人と天狗岩の名前の由来(天狗と名のつく場所はイヌワシの生息していた場所を指す。天狗岩とか天狗の森とか)を話していたその時に、上空にクマタカが現れて、しばらく上空を舞ってくれた。しっかりした望遠レンズを持っていなかったのは残念だが、なんとか鷹班はわかるかと思う。

やはり鷲鷹は勇壮な飛び方をする。

 

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ツルウメモドキニシキギ科)

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キハダ(ミカン科)
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タデ科

10月の下旬、ソバの花が満開になる頃に、タデ科の花もいっせいに咲き出す。意識して見てみるとたくさんの種類があるもので、一般の秋の花々よりも少し遅れて咲き、ほとんどは湿った土地に群生している。

 

ミゾソバタデ科

この花の色をみていると、蕎麦に赤蕎麦の品種があるのが納得できる

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群生すると見事なところがある
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ノコンギク(キク科)とミゾソバタデ科

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ソバ(タデ科

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ソバとオオイヌタデ
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ソバとチカラシバ
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ソバとオオイヌタデ
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オオイヌタデタデ科

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サクラタデ(タデ科

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シロバナサクラタデ(タデ科

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アキノウナギツカミ(タデ科

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イシミカワタデ科
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ママコノシリヌグイタデ科

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シャクチリソバ(タデ科

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イタドリ(タデ科

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ボントクタデ(タデ科

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ハナタデ(タデ科
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イヌタデタデ科

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イヌタデミゾソバ
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白糸の滝 軽井沢

 

規模は小さいが、富士山麓の白糸の滝と同じように地層の境目からきれいに流れ落ちる様子は同じで、こちらの方は繊細な感じがする。むしろ、規模が小さい分、周囲は木々に覆われ、渓流沿いの植生は豊かなように思えた。

 

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MVI 7247

 

白糸の滝 の前段にある滝

この滝も見事なものだ

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上をケヤキやカツラが覆っている
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MVI 7258


滝周辺はこんな感じ

やはりここも外国語が多い

 

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シロヨメナ(キク科)

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このアザミはわからない

アズマヤマアザミ(キク科)か?
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シラネセンキュウ(セリ科)
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ダイコンソウ(バラ科
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ナギナタコウジュ(シソ科)

駐車場の壁面にびっしりと生えていたが、これだけいっせいに咲くのは初めて見た

まさか植栽ではないだろうに
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龍返しの滝

 

白糸の滝から軽井沢の街の方へ少し降りていったところに

龍返しの滝  がある

道路から二十分ほど歩くが、平坦な広い山道は気持ちよく、植生も豊かで、春や秋の適期にくればさぞかし楽しい道かと思える。ただ、こちらの滝は白糸の滝の雑踏と異なり、帰りに1組の年配の方が、歩いてこられただけだった。聞いてみると、白糸の滝よりさらに上から歩いてこられたとのこと。たしかに、道も整備されて気持ちの良い森の中の散策ができそうだ。

 

龍返しの滝

直瀑だが両側の岩壁に覆われて奥まったところにある。

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MVI 7305

 

整備された歩きやすい道

右に行くと龍返しの滝

左に行くと白糸の滝に行く

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サワシバ(カバノキ科)

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ヤブレガサ(キク科)
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イワタバコ(イワタバコ科)
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軽井沢のヤマアカガエル
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かなり大きめの枯れ葉が落ちていたので何の木かと思い

上を見上げてみると
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かなり上にこれか?

と思える木があるものの…しばらく考えてわかった

木だと思うからわからないので

 

ヤマブドウブドウ科

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マツムシソウマツムシソウ科)

道の駅の土手にいっぱい咲いていた

植栽のものが増えたのかもしれない

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志賀高原⑤ 田の原湿原

四十八池と呼ばれる棚田状の湿地があるらしく、比べたことはないが、志賀高原の中では最も大きな湿原かもしれない。国道のすぐそばにあり、近くの木戸池まで遊歩道があるようだ。きれいなシラカンバの林があり、また、この周辺のカラマツはほぼ自生とのことで、数百年を経るものがある。

 

 

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右奥は笠ヶ岳
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ラカンバ(カバノキ科)

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カラマツ(マツ科)

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レンゲツツジツツジ科)
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木戸池

田の原湿原のすぐ近くにある
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平床大噴泉

規模は小さく、比べ物にならないが、イエローストーンのオールドフェイスフルを思い出した。
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蓮池のニホンザル
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ゴマナ(キク科)
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ワレモコウ(バラ科
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志賀高原④ 雷滝

 

 

信州の中でも紅葉の名所として知られる松川渓谷は、麓から志賀高原笠ヶ岳に通じていて、中腹に雷滝と名付けられた大きな滝がある。落差30m、裏見の滝と呼ばれる通り、滝の内側の岩がえぐれていて通ることができ、さらに下にまわって全体を眺めることができる。

ただ、例年ならそれなりにみられる渓谷の紅葉は、まだほとんど色づいていなかった。

 

 


MVI 7038

 

普通は縦に動画を撮ることはないが、超広角のレンズを使っても入りきらず、やむなく参考に縦の動画をあげてみる。樹々の大きさでおよその規模はわかるかもしれない。


MVI 7059

 

裏見の滝と呼ばれる通り、滝の裏を通って回り込むことができる。


MVI 7069

 

 

 

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裏側から
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ヒトツバカエデ(カエデ科)

これでも立派なカエデである

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志賀高原③ 渋峠

 

 

奥中央は日光白根山、その右に男体山

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志賀高原を通る国道の、いや日本全土の国道の最高地点、渋峠

ここはアルプスや北信五岳、浅間山八ヶ岳、さらには上越の山々の絶好の展望台で、天気にさえ恵まれれば富士山まで見える。夕方に通りかかってあまりにもきれいに見渡せたので、翌朝早くにもう一度行ってみて驚いた…朝日が見渡せる上州側の道路は車がビッシリと並んでおり、三脚とカメラの列だった。

こういう時に、割り込んでなんとしても…という積極性は持ち合わせていないので、北アルプス側の方へ移動し、朝日が昇ってしばらくしてから行ってみたら、随分と少なくなっていた。

 

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中央  槍穂高連峰  左  乗鞍岳

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後立山連峰  右から  白馬三山  唐松岳  五竜岳  鹿島槍ヶ岳  爺ガ岳
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白馬三山  夕

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白馬三山  朝

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後立山連峰

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左より  爺ガ岳  中央  鹿島槍ヶ岳  右  五竜岳

爺ガ岳の奥に立山  

鹿島槍ヶ岳のすぐ右に剣岳
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左  鹿島槍ヶ岳

右  五竜岳
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穂高連峰

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赤城山

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奥  榛名山

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奥に富士山
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奥  浅間山

手前  草津白根山

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八ヶ岳連峰

連峰の左端  赤岳

連峰の右端  蓼科山
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芳ヶ平  草津温泉の上にある湿原

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笠ヶ岳

志賀高原の中心の山

右は妙高山

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北信五岳

左  高妻山  黒姫山

妙高山
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北アルプス
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草津白根山  湯釜

本白根山は道路の反対側

もちろん入山規制

駐停車禁止

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目立つ独特の場所だと思っていたらやはり名がついていた

殺生河原
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オシラビソ(マツ科)

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コメツガ(マツ科)
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ダケカンバ(カバノキ科)
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志賀高原② 雑魚川 大滝

ざっこがわ  の  おおぜん  と読む

 

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カヤノ平からの道は奥志賀高原への道と、秘境として有名な秋山郷への道とに分かれる。分岐を少し秋山郷へ降りた所に大滝の表示があって以前から訪れたいと思っていた。車を止めてから二、三十分か、けっこう降って行かねばならないが、大滝というだけあって落差25mの立派な滝があり、また途中の植生も秋山郷と同じく豊かなもので、機会があればまた9月頃か、川沿いのコースを歩いてみたいと思う。

 

 

落差は25mほど

この地点からしかみることができない

www.youtube.com

www.youtube.com

 

オオカメノキ(レンプクソウ科)

この木はカヤノ平のブナ林にも多かった

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ヤマウルシ(ウルシ科)
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ミズナラ(ブナ科)

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ヒトツバカエデ(カエデ科)
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シナノキシナノキ科、アオイ科

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シラネセンキュウ(セリ科)

なお、ドブ池周辺でも見かけたので、シラネというのはこの近くの草津白根山なのか、日光白根山なのか

調べてみたら日光の方だった

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二十分ほど降って、歩いて行くと、ようやく雑魚川が見えてくる

紅葉はまだまだだが、あと一二週間で見事な景観になるかと思う

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滑床というか岩盤の川床も多いようで、地質的にグリーンタフと記されていた
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大滝の上にある滝

からしか見えない
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志賀高原① カヤノ平

もう三十年近くになるか、家族でブナ林がきれいだということで、野沢温泉からカヤノ平まで行き、山小屋風の施設に泊まった。広い広間に自分たち家族だけで泊まり、夕食は鍋をもらったのを覚えている。翌日に、よければブナ林を歩いて奥へ行ったところに、「ドブ池」というきれいな湿原がありますよと聞いて、行ってみると、ドブという名前にはそぐわない、廻りを林に囲まれた花だらけの素晴らしい湿原があった。ほかに人は誰もいず、八月の下旬だったが、アザミやトリカブトなどの多くの花、それにミズギクが一面に咲いていた。

カヤノ平は標高千五百mくらいのところを切り開いた気持ちの良い山間の放牧地だが、その後、キャンプ場やビジターセンターもでき、最近では自然探勝ツアーのコースにカヤノ平北ドブ池とあったりするようになった。

今は花の時期も過ぎてしまったが、紅葉のブナ林を歩くのもいいかと思って訪れたものの、ほとんど紅葉は進んでおらず、聞いてみると、例年はこの時期なのですが…とのこと。やはりここも今年の異常な残暑のためかと思える。

ただ、やはりここのブナ林を歩くのは気持ちがいい。幾分草紅葉の進んだ湿原は、花は全て終わっているものの、ゆっくりと穏やかな時間が過ごせた。

 

北ドブ池

今は北ドブ湿原と記されてあった

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小さな東屋が昔からある
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湿原の周囲にはブナだけでなく、シラカンバやダケカンバが林を作っているところがある
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湿原入り口

木道が一本ある

この右にも湿原があるがそちらには行けない
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カヤノ平

所々にミズナラやカバノキの古木が残る

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ミズナラ(ブナ科)の老木
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ラカンバ(カバノキ科)

ラカンバの樹皮には枝が落ちた時の黒い模様が残る
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カラマツ(マツ科)
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手前がダケカンバ(カバノキ科)

右奥がシラカンバ(カバノキ科)

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カヤノ平周辺図
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ブナ林の中の広い遊歩道
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ブナ(ブナ科)

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ブナの門
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手前の葉はコシアブラウコギ科
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トチノキムクロジ科)
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マユミ(ニシキギ科)
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樹皮が黒っぽく見えるがシラカンバの古木
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湿原周辺の樹々の紅葉
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ラカンバの遊歩道

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ダケカンバ(カバノキ科)
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オオバクロモジ(クスノキ科
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ハウチワカエデ(カエデ科)
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葉先が枯れているが

カジノキ(カエデ科)だと思う
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マユミ(ニシキギ科)
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ツタウルシ(ウルシ科)
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この印象的なブナは何年経ってもよく覚えていた
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ヤマウルシ(ウルシ科)

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エゾアジサイアジサイ科)
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ブナ林の中の遊歩道が交錯する地点
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イワガラミ(アジサイ科)
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ブナ林の中におそらく古木が倒れたのだろう、大きな空間ができていた。
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ハリギリ(ウコギ科
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シナノキシナノキ科、アオイ科

樹皮から繊維が取れ、信州に多く産したことから、信濃の名のもとになった木
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桂浜

先日のヒガンバナに続いて満開の桂浜

例年に比べて1週間ほどの遅れての満開かと思う

 

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ヨメナ(キク科)とヒガンバナ

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ヒガンバナヒガンバナ科

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奥の島影は竹生島
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シロバナサクラタデ(タデ科

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先日とりあげた白花のヒガンバナとは異なる個体が

かなり離れたところにあった

先日の白花は残念ながら誰かに抜かれてしまっていた

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このように少し離れたところにポツンと出てくる
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この前のものも周囲とは少し離れたところにポツンと2本出てきていた

今回のものは3本

掘り起こすことはできないが、おそらく球根が3つあると思う

この前引用したように、白花は二倍体のヒガンバナと黄色のショウキズイセンの自然交雑体…

とある…  が、どうもそのようには思えない

そもそも一般のヒガンバナは三倍体で種子はできないとされるが、ほんとうにそうなのか!

球根の栄養生殖のみで、つまりクローンばかりで増えているのか?

また、周囲にショウキズイセンがあるようにも思えない

一度、今回の花がほぼ咲き終わった段階で、種子ができていないか確かめてみようと思う

 

 

 

ギンモクセイ

十年ほどになるか、キンモクセイはどこにでもあるからと、ギンモクセイを植えておいたが、いっこうに花が咲く気配もなく、日当たりや土壌もよいわけではなく背を越す程度にはなっていた。それが数日前から例のキンモクセイの香りがしてきて、やっと花が咲いているのに気付いた。

やはり秋はこの香りがいい。おそらくこれから毎年秋になるとこの香りを楽しめることと思う。

ただ、それにしても、いい加減に残暑はやめてほしい。

 

ギンモクセイ(モクセイ科)

 

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花はキンモクセイのオレンジに対して、

白またはクリーム色

この白い花を見てヒイラギの花を思い出したが、

やはり同じモクセイ科モクセイ属

ただ香りは強くはなかったと思う

 

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キンモクセイはギンモクセイの変種とのこと

残念ながら、香りはキンモクセイの方が強く

花もキンモクセイのようにたくさんつかない

ただギンモクセイは秋以外にも開花することがあるようだ

ヒガンバナ

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「暑さ寒さも彼岸まで」…昔の人はすごいなぁ…と感心するが、十数年前にその言い伝えが崩れた時はほんとうに驚いた。近年では春分を過ぎても厳しい寒さが続き、秋分を過ぎても残暑が続く。春と秋が短くなり、夏と冬が長くなってきたような気がする。

毎年、秋のお彼岸に律儀に開花してきたヒガンバナも、今年はさすがに残暑の影響か、開花が遅れていて、未だ蕾のものも多い。秋らしくなって、墓廻りや、田の畦に急に咲き出す紅色は、ちょうど季節の変わり目にあたってきたように思うが、残念な限りだ。

以前からヒガンバナの開花要因は考えていたが、おそらく温度だろうと推定しただけで、詳しく知らなかった。

今回調べてみると、以下の説明があった。

 

1.  ヒガンバナは普通9月中・下旬に開花し、開花後に葉を地上に展開させ、翌年の5月中・下旬に葉が枯死し、夏を越します。一方、球根内での花芽の分化・発達についてみますと、花芽分化は葉が生育中の4月下旬に始まります。葉が枯れた後の6月中旬に雌ずい形成期、8月下旬に花粉形成期と発達して、9月中・旬に開花します。

2.冬期、最低20℃程度の加温室で栽培すると夏にも葉を展開させて常緑性になります。しかし、このような条件下では、花芽は分化しません。このことから、ヒガンバナの花芽分化には低温遭遇を必要とし、低温はバーナリゼーションとして作用しているようです。

3.花芽分化および雌ずい形成までの発育適温は25~30℃付近にありますが、分化・発育の可能な温度範囲は10~30℃で広いことから、自然条件下では温度が上昇に向かう4月下旬から花芽分化が始まるようです。

4.雌ずい形成期に達すると、それまでの発育を促した高温(25~30℃)ではかかえって発育が抑制され、適温は20℃付近に低下します。自然環境下での開花が9月中・下旬になることや関東での開花が関西より10日ほど早くなるのは、この発育適温の低下によるものといえます。

5.以上のように、ヒガンバナは温度(特に地温)を感じて花芽の分化および発達が進行しているようです。また、花芽分化に対して低温はバーナリゼーションとして作用しているようです。

 

森 源治郎(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)

 

ヒガンバナヒガンバナ科

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桂浜のヒガンバナ

 

ここのヒガンバナの群生も、SNSのためか、数年前から多くの人が訪れるようになった。ヒガンバナの鱗茎には毒性があるが、水でよく晒すと抜くことができる。それゆえにヒガンバナは救荒食や、あるいはモグラなどを防ぐ意味で昔から田の畦に植えられた。琵琶湖岸にある桂浜のものは、やはり以前の田の名残か、あるいは琵琶湖岸に流れ着いたかのどちらかだろう。ここのヒガンバナは樹々の下で群生しているが、彼岸過ぎから来春まで葉を展開するため、落葉後の光を受けることができ、また冬の積雪も湖岸には比較的少ない。

 

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一株だけ白花の個体があった。以前、福井の三方でも見たことがあるが、調べてみると

ヒガンバナと黄色の鍾馗水仙の自然交雑による・・とある。

・・が周囲に鍾馗水仙も見あたらず、通常は鱗茎で増えることを考えるとよくわからない。ただ、この白花は周囲とは少し離れて一株(二本だが)だけあった。

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ヨメナ(キク科)

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ヒガンバナの群生地を歩いていると、大きなサヤが落ちていた。もとの木はと、見てみると羽状複葉。

 

・・・サイカチの木があった。

湖岸にサイカチがあるのは知っていたが、湖西で気付いたのは初めてかと思う。昔からサヤをお湯や水につけてシャボン(石鹸の代わり)に使われた木で、東北などには古木が多いと聞く。

 

イカチ(マメ科

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雨あがり

雨が上がって、気温が下がり、ひさびさに秋らしい空気の中を歩いてみた。やはり、秋の花は、残暑の中より、秋らしいひんやりとした空気の中が似合う。

 

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山の麓にはまだ水蒸気が立ち昇っている
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アブラススキ(イネ科)

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アキノノゲシ(キク科)
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オオイヌタデタデ科

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ダイズ畑に群生するオオイヌタデ
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手前はソバ、奥がオオイヌタデ

共にタデ科

何故かソバ畑には侵入していない
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カラムシ(イラクサ科)

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昔から繊維をとった植物
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手間はヤマグワ

奥がカラムシ
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セイタカアワダチソウ(キク科)

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この植物もこれくらいで終わっておけば嫌われないだろうに
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チョウジタデアカバナ科

これから真っ赤に紅葉していく
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ヤブツルアズキマメ科
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オグルマ(キク科)

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ヤマハギマメ科

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イシミカワタデ科

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ゴンズイ(ミツバウツギ科)
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ヤマボクチ(キク科)
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アキノウナギツカミ(タデ科
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スズメウリ(ウリ科)

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つる植物ばかりからまっているので見てみると

スズメウリ、アオツヅラフジ、ノブドウセンニンソウが覆っていた

もとの木はなにかと見てみたら、ガマズミだった
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京都府立植物園 初秋

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昨年のちょうどこの時期に訪れているが、直前の台風のために園内はひどいことになっていた。倒れた木や枝は片付けられ、一見わかりにくくなっているが、よく見ると至る所の大木が倒れている。

百年を越えるヒマラヤスギの大木が倒れたところには写真が掲示されてあって、その歴史と過去の災害、これからの植物園の姿勢が書かれてあった。昭和9年の室戸台風に続いて翌年に京都大水害、平成29年の台風21号と翌年の平成30年の台風21号とあるが、以前と異なり、50年に一度の…かつて経験したことがないような…等、気象庁も表現を工夫せざるを得ないような台風や水害が毎年のようにどこにでも起こるようになってきた。歴史のある貴重な樹々が失われただけでなく、自然が人間に警鐘を与えているのだろう。

 

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台風で倒れたヒマラヤスギの大木
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太い枝が折れたヒマラヤスギ
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クスノキクスノキ科)の並木

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ここのクスノキは幸い一部を除いて被害はなかったようで、代表的な景観は保たれている

右奥に小さく結婚アルバムの撮影に来ている人がいるが

ここは近頃のインスタグラムの対象にはなっていないのだろうか?

あまりそういった人に出会った覚えがない
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カラマツソウ(キンポウゲ科

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シモバシラ(シソ科)

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ノダケ(セリ科)
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ヤブタバコ(キク科)

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シロバナサクラタデ(タデ科

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ツリフネソウ(ツリフネソウ科)
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ナンテンハギ(マメ科

フタバハギとも
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フジバカマ(キク科)

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ミヤギノハギマメ科
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タヌキマメ(マメ科

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ミズトラノオ(シソ科)
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ワレモコウ(バラ科

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ススキ(イネ科)
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低い木だがナギの木をみつけた

ナギ(マキ科)

針葉樹である

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カクレミノ(ウコギ科
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コウヤマキコウヤマキ科)

…だと思う
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シュロ(ヤシ科)
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アレチヌスビトハギ(マメ科

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クサギ(シソ科)

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ノシラン(キジカクシ科)

野  紫蘭  だと、なんとなく思っていたが

熨斗  蘭  だった

花の先端がアワビを乾燥させた熨斗に似ているところから

海岸性の植物
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スズムシバナ(キツネノマゴ科)

たくさんあるが、残念ながらほとんどの花は枯れていた

37、8度とか、異常な暑さのせいかと思う

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キバナアキギリ(シソ科)

昔、三つ峠で野生を見たことがある
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ナンブアザミ(キク科)

南部と東北の名がつくが、近畿にも分布する

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オオバミズオジギソウ(マメ科

植物の適応はすごいなぁ…と思う
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ヤブラン(キジカクシ科)

クスノキ並木の林床にあった
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シオン(キク科)
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ガガブタ(ミツガシワ科)
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シュメイギク(キンポウゲ科

キブネギク(貴船菊)ともいう

キク科ではない
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パパイア(パパイア科)

大温室の前に数本ある

温室の前にあるので意識しないが

よく考えてみるとこの熱帯植物は路地で実をつけている

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ちょうどクリーム色の花が咲いていた

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中秋

 

 

昨日は秋らしい空になったが、今日(9/13)はもうひとつすっきりしない。

ただ、あれほどの残暑が昨日から一変してくれたのはありがたい。月というのは、晴れた空だけでなく、澄んだ空気で観るものかもしれない。

 

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満月自体は明日(9/14)のようだ

中秋というのは初秋、晩秋に対するが、なぜこの時期が中秋なのか

昔は123月が春、456月が夏、789月が秋、101112月が冬  というとらえ方だった

もちろん旧暦なので今の暦では234月が春、567月が夏、8910月が秋、11121月が冬  ということになる

それゆえこの時期が中秋になるのはわかるが、迎春という言葉からわかる通り、旧暦の1月、今の2月が春としてとらえられていたのはわかっても、旧暦の7月、今の8月が秋という感覚はもうひとつわからない。ただ、たしかに、立秋は例年8月の上旬だが...

三月ごとに季節をわりあてると、今の感覚なら、

345月が春、678月が夏、91011月が秋、1212月が冬になるかと思う

もしかすると、昔の人に比べて、現代人の感覚が鈍ってきているか、あるいは、昔に比べて、気候自体がいくぶん変化してきているか、どちらかかもしれない

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以下のススキ(イネ科)は昨年のもの

 

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以下の雲は昨日(9/12)のもの

 

うろこ雲(巻層雲)

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白い花はニラ(ヒガンバナ科
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左下の山は小谷山
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今やっと涼しくなったとはいえ、おそらくまた残暑が戻るかもしれない

今年の夏は盆までの日照りと高温、その後の前線の停滞、そして残暑があり、やはり夏らしい夏でもなかったように思える

ただ、樹々の実はたわわに実るものが多かった

もっとも、高山のブナやナラがどうなのかは、今年は登れていないのでわからないが

 

クリ(ブナ科)

野生のシバグリ
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アオハダ(モチノキ科)

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ウワミズザクラ(バラ科

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ウワミズザクラの実は小さいが、割った中の白い部分は

杏仁豆腐の香りがする
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永平寺 追記

友人の曹洞宗僧侶に、訪れた永平寺の正門、および山門に示されている書について教わったので紹介しておく

 

正門

 

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杓底一残水  しゃくていのいちざんすい

汲流千億人  ながれをくむせんおくのひと

熊沢泰禅禅師の書

道元禅師が永平寺に住されたとき、毎朝門前を流れる谷川の水を汲んで仏前に供えられたが、柄杓の底に残ったわずかな水でも捨てずに下流の人のためにつつましやかに谷川に戻された。その徳を偲んでの言葉。

川に架かる橋の名も「半杓橋」といい、いずれもわずかな水でも大切に、そまつにしてはいけないとの教えに基ずく。禅では物を大切にし、人の目につかないところで人としてなすべき行いをする「陰徳を積む」修行を重んじる。

 

 

山門の聯(れん)に書かれている言葉

 

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右側  【家庭厳峻  不容陸老従真門入】
かていげんしゅん りくろうのしんもんよりいるをゆるさず

 

右側=永平寺という家庭は、仏祖の家訓に厳しく従う。
どのような社会的地位のある人でも仏を求める心が無ければ、この門より入ることは許さない。

 

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左側  【鎖鑰放閑  遮莫善財進一歩来】
さやくほうかん、さもあらばあれ、ぜんざいのいっぽをすすめきたるに

 

左側=そうであるが、この山門は鍵はかからず扉もない、入り口は常に解き放れている、善財童子のような道心があればいつでも、その一歩を進めて入れるようになっている。