竹の秋

 

竹の秋・・という言葉がある

毎年五月になると 竹の葉は黄葉し落葉するが

この時期をさしていう言葉にあたる

 

そのことは知っていたが

実際はどういう変化なのかほぼ一月ごとに

竹林の様子を記録してみた

 

 

ほぼ一月ごとの竹林の様子だが

黄葉が徐々に新緑に変わってゆくのがわかる

手前が竹林 おそらく

モウソウチク(イネ科)で

後ろの山は夏緑樹のナラやクヌギなど

 

 

4月17日

 

5月22日

 

6月29日

 

みてわかる通り

黄葉して落葉するとはいえ

一般の落葉樹のように冬にすべて葉を落としてしまうようなことはない

 

ということは落葉する時点ですでに新葉が出てきて置き換わるということになる

もちろん今年に筍から芽吹いたものは

徐々に伸びて新しい仲間に加わるが

四、五年ほどで枯れてゆく

といってももちろん地下でつながっており

全体として竹林は生長してゆく

 

何か生命というものがどういうものか考えさせられるような気がする

 

竹林は数十年から百年ほどで枯れ

その時に初めて花を咲かせるが

地域によっていっせいに花を咲かせたりするという

どういう仕組みになっているのか

 

昨年の梅雨にとりあげた ユクノキ(マメ科)だが

jiroviolet.hatenablog.com

四、五年に一度と聞いていたが

やはり昨年が当たり年だったようで

あれほど山の斜面一面に咲いていたものが

今年は一本すらも咲いていない

どうやっていっせいに咲くようなことができるのか

不思議に思う

もしかすると 来年に咲こう・・・

と連絡しあっているのかもしれない

 

 

 

 

 

今年は例に漏れず 他の植物の芽吹きや開花と同じく

早くから黄葉が始まっているが

竹の秋

例年ならほぼ五月くらいの感じがする

 

この竹林の全体はこのような感じ

田圃があって近づけない