水無月

 

京都から始まった風習だろう

どこまでおこなわれている風習かは知らないが

一年の半分が過ぎようとしているこの時に

穢れ払いと無病息災を願って 茅の輪をくぐり 水無月を食べる

 

今年は一月下旬にとんでもない寒波が来たが

それ以降は 考えられないほどの災害は起きていない

これからの梅雨末期の洪水と 夏から秋の台風が心配になる

 

コロナも収まったような風潮だが

まだまだ安心できるところまでは至っていない

公式発表だけでも全世界で688万人の死者がでた

この三、四年間は後の歴史に残るだろう

 

平安京ができる前の京都は広大な湿地であり

山城 は 山背 で 奈良から見ると山の向こうの未開の土地だった

秦氏賀茂氏の協力で治水工事をおこない平安京ができたが

それでも初めは災害や疫病が頻繁に起こったという

 

祇園祭も上賀茂下鴨神社清水寺も東寺も比叡山

都の安寧のため 国の平安のためだろう

しかもそれを維持してきた

 

いまそれだけ皆が祈り そのための費用も費やしているかというと

心許ない

 

皆に不安はある

けれど京都は以前のように人で溢れかえってきている

 

 


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