梅雨明け頃にネムノキやノリウツギなどの花が咲いて、秋まで植物は一休みの感はあるが、考えてみるとこの暑い最中に咲く花もあるもので、このクサギの花は正に盛夏に咲いている。
お世辞にも良い匂いとは言えない匂いがするのでこの名(臭木)があるが、春の若芽は茹でると匂いが消えて山菜になると言うし、何よりこの花の香りは素晴らしい。よく言えばジャスミンのような香りがする。
時折大きな規模で群生しているところがある。
クサギ(シソ科)
以前はクマツヅラ科に入れられていたが、香りのせいでもないと思うが現在ではシソ科に入っている
花の香りの意味はわかるが、果たして昆虫たちにとって葉の匂いは意味があるのかどうか。
確かにあまりクサギの葉が食べられているのは見たことがないようにも思うが。