湖北の湖岸にある早崎内湖では内湖全体を埋め尽くすほどのハスが花を咲き誇っている。内部の通路は立入禁止になっていて周囲からしか見ることはできないが、年々規模を増しているようで見ごたえがある。ただ、あまりに増えすぎると光を遮って水質を悪くするようで、ビオトープ管理の立場としては増殖を遮光シートなどで抑えているようである。
この早崎内湖の少し南に奥琵琶スポーツの森という施設があり、そこの池のハスがかなりの規模だったが、近年消滅してしまった。また、南湖の烏丸半島の大規模なハスも一部を除いてほとんどなくなっている。
消滅の原因として、土質の変化による粘土層の消失やメタンガス濃度の上昇およびハスが増えすぎたことによる土壌の酸欠などがあげられているが、一ヶ所だけでなく同時に同じことが各地に起こったのだろうか?
早崎内湖のハス
このような規模のビオトープが三箇所ある
後ろの山は山本山
後ろ左 小谷山 後ろ右 虎御前山
ひらいたひらいた なんの花がひらいた レンゲの花がひらいた ひらいたとおもったら いつのまにかつぼんだ
この歌がハスの花のことを歌っているとは知らなかった レンゲは畑のレンゲかと漠然ととらえていたが、蓮華である
ハスの花は早朝の開花と昼の閉花を3日繰り返し、4日目には花弁が落ちてしまう
写真の左のものは2日目 右のものは3日目だろう
現在の烏丸半島の様子
外来水草のオオバナミズキンバイ (アカバナ科)
外来種の除去
北東の一角のみわずかに残っている
2014年8月3日
後ろは三上山