坂本城跡

 

城や石垣は好きなのでよく各地の史跡を訪れることはある

とは言っても

よく古墳や石棺などが発見されて大々的に説明会が行われているのを見かけるが

今回のような発掘調査現地説明会のようなものには行ったことはなかった

友人の誘いもあって初めて出掛けてみたが

やはり現物を見るのは面白く興味深い

 

整理券とかをもらうのに寒い中をずいぶんと待ったが

吉野ヶ里遺跡とかキトラ古墳とかと違って

もう見ることはできないかもしれないと思うと

仕方ないかと思える

現地説明の方も

寒い中長い時間をお待ちいただき申し訳ありませんでした

とのこと

それにしてもやはりたくさんの人が集まるもので

今日だけで五六百人くらいになるかと思う

明日もそれ以上の人が集まるのだろう

 

あまりいつも取り上げる自然や植物のテーマとは異なるが

Temple & shrine  のカテゴリーとしてまとめてみる

 

これは以前からある石碑で

二の丸あたりになるのか坂本城の推定地

ほとんどが寺や住宅地、耕作地となっている

坂本の地名を知らずとも

明智光秀 は知っておられる方は多いだろう

坂本城についてはルイス・フロイス

「信長が安土山に建てたものにつぎ、この明智の城ほど有名なものは天下にない」

と記している

 

これが以前から発見されていた湖岸の渇水時にのみ現れる本丸付近の石垣の一部

今ちょうど渇水時なのでみることができる

 

 

これが今回発見された三の丸の堀に面した石垣とみられるもの

比叡山がそうなのだが花崗岩が積まれている

石垣の右側が堀

右下の四角い石は転用石

付近はほぼ住宅地で今回の調査も耕作地を住宅地に転用するにあたって

調査されたもの

船溜まりかと考えられるとのこと

 

井戸

 

四百年以上の土砂の堆積

 

なお歴史に詳しい人は 穴太(あのう)衆とか穴太積みとかいう言葉を知っておられるかもしれない

穴太の集落はここから真っ直ぐに数百メートル登った比叡山の麓にある

すぐそこである